農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

迷い

2014年05月13日 | 就農関連
きなこです。

今日は、とても暑い丹波です。
昨日は、雨がたっぷり降ってくれたおかげで、畑の野菜たちもしっかり水分補給して、そして今日の日差しで
ぐんと大きくなることでしょう

突然ですが、岡山県勝山市に「タルマーリー」というパン屋さんがあります。
もちろん、きなこも数日前までは知らなかったパン屋さんなのですが。

先日図書館に行ったときに、ふと目に留まった本
そのタイトルが 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)
田舎という言葉にも、パン屋という言葉にも、腐るという言葉にもアンテナが引っかかってしまったきなこ。
経済の本なんて、あんまり好きではないけれど、ちょっと読んでみようかな~と。

で、これがとても面白かったんです。
天然菌の酒種でパンを作り、マルクス経済にのっとって小商いを田舎でする、という生き方をされている。
詳しい内容は、もし興味があれば読んでみてくださいね。
経済学なんて読んだだけで寝てしまいそうなきなこでも、納得しながら読めた、読みやすい本です。
もちろん、経済学だけでなく、著者の生き方について書かれている本なので、同じく田舎で農業で独立して生きていこうとしている
きなこにはすんなり読めたのかもしれません。
読んだ後、何とも言えないショックを受け、エダマメにも読んでみるよう勧めました。

タルマーリーの店主は、生き方がぶれていない。
ほんまにそんなことできるんかい、それはかなりの理想やなあということを、信念を持って貫き、実現している。
そして、たぶん、人生を楽しんで生きている。

エダマメときなこたちはどうなんだろうと、2人で考えたよ。
二人の中で、農業で独立するという生き方はたぶん間違ってない。
でも、そこに確固たる信念はまだないんだけれど、それでいいのかなあと。
つまりは、農薬を使わずに、化学肥料を使わずに、有機農法や自然農法で、食べ物を作るというのがいいのか、
必要最低限の農薬を使って、団子4つを育てていける経済性のある農業を目指すのがいいのか。
本当に、農薬や化学肥料を使って作った野菜は、自然農法や有機農法の野菜にくらべて、価値がないんだろうか?
トマト一袋に300円や400円を出せる人もいれば、200円が限界という人もいるだろう。
高くても、安心なものをと思う人もいれば、とにかく味の良いのをという人もいる。そして、安ければよいという人もいる。
一体、エダマメときなこは誰にどんな野菜を売りたいんだろう。
超高齢化が進む、この村で、きなこたちが農業をする意味、貢献度は果たしてどんなものなんだろう。
迷いに、迷ってる、まだまだ生き方がぶれているという感じ。

それでも、毎日の時間は流れていくし、前回も書いたけど、きなことエダマメの背中を今は6つの目が、
そして、もうすぐ8つの目が見てる。
迷いながらでもいいのかな。
必ず、ぶれない軸をきちんと見つけ出したいな。