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もずの独り言・goo版

半蔵ともず、gooでも独り言です。『もずの独り言』はこれからも戦い続けます。

【みんな生きている】菅 直人編

2010-11-25 21:09:03 | 北朝鮮
菅政権における新たな拉致問題への対応方針が来週にも示されます。
菅 直人総理大臣は来週開かれる拉致問題対策本部の会合で、8項目からなる「本部長指示」を提示します。
具体的には、北朝鮮に対して一昨年8月の「拉致被害者の再調査の合意」の時点に早く戻るよう強く要求することや、被害者家族への細やかな対応の2項目が増えた他、北朝鮮へのさらなる制裁措置と厳格な法執行の実施等となっています。
また、朝鮮学校無償化問題について菅総理大臣は11月24日夜、北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃したことを受けて
「私から高木義明文部科学大臣に対して、こういう状況なので無償化のプロセスを停止して欲しいと指示を出した」
と話し、朝鮮学校無償化は当面見送ることを明らかにしました。



※「32年間母親と会ったことがないというのは、あっていいことなんですか」
(飯塚耕一郎さん。拉致被害者・田口八重子さんの長男)
※「私たちが万景峰号(マンギョンボンごう)の白い船体に向かって“八重子を返せ!”、“拉致被害者を返せ!”そう叫んでいる時に、朝鮮学校の修学旅行生が船の窓際で反対集会を見ているんです。親指を下に向けるポーズを取りながら笑っていました。笑って侮辱しているんですよ。本当に日本人と平和に一緒に暮らすための教育がなされていない証拠なんですよ。バカにして笑って見ているんですよ、私たちを」
(本間 勝さん。拉致被害者・田口八重子さんの兄)

【みんな生きている】ウラン濃縮編

2010-11-24 07:11:29 | 北朝鮮
《北朝鮮のウラン濃縮公開は国際社会を脅迫するための詐欺ショー》

北朝鮮で核開発やミサイル開発に携わった幹部出身の脱北者は11月22日、最近北朝鮮がアメリカの原子力専門家・ヘッカー博士にウラン濃縮施設を公開したことについて

「国際社会を脅迫するための一種の詐欺ショーだ」

と語った。北朝鮮がまだ核兵器化する技術を持っていないにもかかわらず関連施設を見せたとの見方だ。
この脱北者は

「高濃縮ウランの抽出に成功し、核兵器を生産出来るとすれば、それ自体が極秘のため公開せずに隠そうとするはずだ」

と指摘。その上で、今回のウラン濃縮施設公開については

「強力な脅迫カードを取り出し、一日も早く国際社会の経済支援を得ようという北朝鮮の焦りを示すものだ」

と分析した。
北朝鮮当局は2000年初めにパキスタンから設計図を入手して遠心分離機の製作に着手したとされる。
この脱北者は

「原子力総局の総指揮下で科学院工学研究所等の最高の科学者が動員されて遠心分離機の製作に着手したが、“設計図だけあればいい”という思惑は外れた」

と語った。遠心分離機が稼働するためには超高速モーターや高強度回転棒等で回転速度を1分あたり7万回にまで上げなければならないが、当時の北朝鮮の技術では3万回以上は不可能だったという。
北朝鮮が1,000個以上の遠心分離機に必要な設備を購入出来たというのも説得力を欠く話だ。
この脱北者は

「日本やヨーロッパ等から必要な設備を購入しなければならないが、国際社会の監視が厳しい状況では事実上不可能だったはずだ」

と指摘した。



※この記事については
【みんな生きている】核開発情報流出編
(11月10日掲載)
も合わせてご覧下さい。

【みんな生きている】NK知識人連帯編

2010-11-18 17:07:21 | 北朝鮮
《またしても内部粛清。北朝鮮、不正調査開始》

脱北者団体・NK知識人連帯が11月16日に伝えたところによると、北朝鮮は11月に入り、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男で後継者の金正恩(キム・ジョンウン)大将の主導で幹部たちに対する大規模な不正調査を進めているという。
これについて韓国統一部関係者は

「正恩氏も金総書記のように政権獲得初期に“血の粛清”を行い、権力の基盤を固めようとする可能性がある」

という分析も出ている。
NK知識人連帯は北朝鮮内部の消息筋の話を引用し、

「11月5日から1週間、咸鏡北道の朝鮮労働党組織部と検閲委員会が茂山郡を集中的に検閲し、党・保安機関等の幹部15人以上を脱北の黙認や賄賂等の疑いで摘発した」

と発表した。逮捕された幹部たちは国境の軍部隊や保安機関を総括する組織に所属しているケースが多いという。
また、NK知識人連帯は

「正恩氏の主導で不正幹部に対する検閲作業を全国的に進めている。どこで巻き添えを食うかわからず、幹部たちは戦々恐々としている」

と伝えた。
金総書記は表舞台に登場して以降、危機に直面するたびに「粛清の恐怖」を利用して内部を統制してきた。
最高司令官就任(1991年)の翌年の1992年10月には体制批判の疑いで旧ソ連留学派の将校およそ20人を粛清して軍権掌握に活用した。
金日成(キム・イルソン)国家主席死去(1994年)直後の1995年4月には咸鏡北道に駐屯していた第6軍団の不審な動きを摘発し、数百人の軍人を処刑した。
さらに金総書記は住民100万人以上が餓死した1997年、徐寛煕(ソ・グァンヒ)農業秘書を「米帝(べいてい。アメリカのこと)のスパイだ」と濡れ衣を着せて平壌市民の前で公開銃殺した。
今年3月にデノミネーション(デノミ。通貨単位の切り下げ)失敗の責任を朴南基(パク・ナムギ)計画財政部長に負わせて銃殺したのも「金ファミリー」が代々行なっている粛清にあたる。



※過去の北朝鮮の粛清については
【みんな生きている】
朴南基編
(3月22日掲載)
【みんな生きている】
朴南基部長公開処刑編
(6月12日掲載)
も合わせてご覧下さい。

【みんな生きている】崔成竜編

2010-11-18 17:05:13 | 北朝鮮
《崔成竜拉北者家族会代表、怒りの立て籠もり》

北朝鮮による拉致被害者(拉北者=らほくしゃ)の家族たちが11月17日、ソウル市中区の国家人権委員会(人権委)庁舎を訪れ、北朝鮮の人権問題に関心を持つよう要求し立て籠もった。
拉北者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表(58歳)たち拉北者の家族7人はこの日午前、人権委の庁舎7階にある人権相談センターを訪れて

「人権委は北朝鮮の人権問題に対し沈黙すべきではない」と告げ、拉北者や朝鮮戦争当時の韓国軍捕虜の安否の確認や送還、拉北者に対する補償等を求める内容の陳情書を提出した。また、人権委庁舎に立て籠もり玄炳哲(ヒョン・ビョンチョル)委員長の辞任を要求している人権団体のメンバーたちに対しても

「北朝鮮の人権問題に対して沈黙する偽の人権活動家たちはただちに人権委から出て行け」

と要求した。
1972年に黄海で操業中に北朝鮮に拉致された漁師の妻(80歳)は

「夫の生死も分からないまま40年もの間耐え続けて来たが、誰も拉致被害者に対して関心を向けて来なかった。我々も大韓民国の国民なのに、拉致被害者やその家族の人権はいったいどう保障するのか」

と訴えた。
崔代表は

「廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の人権委は“北朝鮮の住民たちの人権問題は調査対象ではない”と主張していた。人権委は拉北者や韓国軍捕虜を含めた北朝鮮の人権問題に対してもっと声を上げていくべきだ」

と主張した。



※崔成竜代表については
【みんな生きている】
崔成竜編
(3月8日掲載)
【みんな生きている】
田口八重子さん
(7月22日掲載)
も合わせてご覧下さい。

【みんな生きている】有本恵子さん

2010-11-14 22:17:55 | 北朝鮮
11月14日、神奈川県藤沢市の藤沢産業センターで北朝鮮による拉致事件の集会が開かれ、拉致被害者・有本恵子さんの両親が登壇して田原総一朗氏を提訴した裁判を中心に集会は進みました。

「裁判所にちょこちょこ提出するんですよ、提訴理由とは関係の無いところばかり文字起こして。だから取材したテープはあるんだと思います」
(有本嘉代子さん。有本恵子さんの母)

集会では『朝まで生テレビ』の中で田原氏が「有本恵子さんも横田めぐみさんも、生きていないことはわかっている」という発言に対して有本さんの両親が慰謝料を求めている裁判で、「生きていないことはわかっている」という発言の根拠となった外務省幹部の発言が録音されている取材テープの存在の有無について話が及び、有本嘉代子さんのこの発言につながりました。
また、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会の三浦小太郎代表は
「取材テープを裁判所に提出することはジャーナリスト廃業と直結するが、今回は有本さんはじめ拉致被害者の人権にもかかわる問題なので、今回はテープを裁判所に提出して欲しい」
と訴えました。
また、有本嘉代子さんは裁判の中で明らかになった福田政権末期の拉致被害者解放交渉についても話し、
「政府がしとることがもう一つ納得いかない」
と政府に対し「もっと真面目にやれ」と訴えました。
福田政権末期に数人の未認定の拉致被害者を返す交渉がなされましたが、日本側は「その人たちが帰って来ても(国交正常化への)事態は好転しないから」を理由に消極的な対応だったということです。
集会の後半ではジャーナリストの高沢皓司さんからここ半年以内に外国から得た情報として
「『有本恵子さんと横田めぐみさんが平壌の英語圏区域内で買い物しているところを目撃した』という情報がある」
という話がありました。



※「アメリカは女性記者のときはクリントン元大統領、英語教師のときはカーター元大統領が直接平壌に乗り込んだ。日本にも元総理がたくさんいる。その中の一人でも平壌に行ったらどうなんだ。誰かいないのか」
(上田清司埼玉県知事)