を読んだ・・・
本を読みはじめた時に、ちょうど対人関係で嫌な事が有り、いわれの無き、いやがらせや攻撃について考えさせられた。
妬む、嫉み、嫉妬、憎しみ、いじめ、人を陥れたり、のけ者にしたり、精神的な攻撃の暴力・・・「悪意」だれもが持っている人間感情が何故出てくるのでしょうか
小説の中に出てくる、松井は、相当デフォルメしていると思うが、その辺に多かれ少なかれいるように思う。
そういう人間関係の和を乱して、楽しむ奴からの攻撃に対して、どう対処するか・・・
否平は、高校を中退、精神を病んだ。その立直りのきっかけ、社会復帰が出来るようになったのが、遺品整理会社の仕事についたこと。
この遺品整理会社の仕事が孤独死後の整理業・・・相当、エグく描いているところが、印象的・・・現代社会の人間関係の希薄さの結果。
高校生活の人間関係と社会から見捨てられた死との対比を暗喩的に描いているように思う。
雪ちゃんと松井の過去・・・雪ちゃんの心の傷。
最後の否平と雪ちゃんがデートをして、松井の家族と会うシーン・・・松井が悔悛しているように描いていますが、私も含め読者の中には、もっと懲らしめてやりたい感情が・・・でも、「元気ですか~!」でもいいか・・・
詩人、さだまさしの優しさですかね~・・・
「解夏」「眉山」と読んでいますが、彼の本は、好きです。