羽花山人日記

徒然なるままに

うたコン

2021-09-26 15:11:07 | 日記

コカリナコンサートには欠かせないボーカリスト,矢口周美さんの「うたコンサート」が昨日開かれた。ちょっと迷ったが,東京都,千葉県の両知事のお目こぼしを願い,二つの県境をまたいで,思い切って参加した。

不織布のマスクをもう一枚で覆う二重マスクをつけ,常磐線の往復はグリーン車を奮発し,駅で降りるたびにトイレで手洗いをした。東京,四谷間の中央線が怖かったが,幸いにも優先席に一人で座ることができた。

会場の紀尾井会館は,徹底したコロナ感染対策で,一つ置きの座席はほぼ満席になった。聴衆の大部分はコカリナ愛好家で,会場にはファミリア―な雰囲気が流れていた。

夫君のコカリナ奏者,黒坂黒太郎氏を従えて登場した周美さんは,先ず『上を向いて歩こう』,『夜明けの歌』と馴染みやすい曲で,たちまち歌の世界にわたしをいざなってくれた。

後半には,コカリナ協会公認講師によるアンサンブルが登場し,舞台を盛り上げた。中でも,パブロ・カザルスが編曲し,国連総会で演奏して世界を魅了した,カタロニア地方のクリスマスキャロル,『鳥の歌』は圧巻だった。低音のバスコカリナのメロディーのユニゾンに始まり,その和音をバックに黒坂氏の奏でるソプラノコカリナをまじえた,周美さんの歌声はいつにも増して素晴らしかった。

最後の曲は周美さん十八番の『一本の木』。普段なら聴衆も和して歌うのだが,コロナ感染予防で声は出さず,周美さんに合わせて,出来る人は手話で和していた。

周美さんの笑顔に見送られて会場を出た。頬に当たる風は秋風だった。


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3 コメント

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Unknown (KamijimaAkio)
2021-09-27 08:39:02
コカリナ愛好家が集う「うたコンサート」は、さぞ親しみ安く、楽しかったことでしょう。知っている歌は引き込まれますね。 最後に聴衆が一緒に歌えたら、もつと良かったですね!。
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Unknown (天野明)
2021-09-27 16:48:22
「うたコンサート」の演奏会は羽花山人さんにとって
至福の時間でしたね。最後に一同で歌う事が出来なかった事は残念でしたね。
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Unknown (山人)
2021-09-27 17:18:07
心の洗濯ができました。
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