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社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

「できる」「努める」(時間外労働の基準見直し)

2010-03-17 | よもやまばなし働き方
(続き)

 ふたつ目の記事。
かつて世のなかが“アワアワ”だった頃、
企業トップからも過労死に目を向けるべき、
といった声があったこともふりかえりながら不況のいまこそ、
カイシャも、そして働くヒトも「生き残る」ために
カイシャは過労死に向き合うべき、といった内容。

 今回の改正は、
月60時間超の残業には手当の上乗せあるいは有給休暇にすることや、
「有休」を細ギレ(時間)でも取れるようにして、
お休みの機会を“できるだけ”増やしましょう、という内容。

 実際のホウリツにも「できる」「努める」といった言葉が多いのですが、
じゃあ(カイシャのルール、就業規則を)すぐに手直ししなくてもいいのね、
ということでもないらしい

 研修会のお話しによると、
実際に「検討したかどうか」がポイントになるとのこと。
働きすぎをカネや休みで解決!というよりも、
これを機にミンナで働きすぎを減らして、
働くこと「以外」の生活にも目を向けることが大切なのだそうです。

 「できる」「努める」という言葉は“お上(かみ)”の命令じゃなくて、
どうもちょっと人間味のあるコトバのらしいのです。

 “ワーク・ライフ・バランス”知名度はイマイチのようですが、
働くだけが人生じゃない、働いてカラダをこわしたら元も子もない、
ということを、社労士の知識でわかりやすく説明できれば。

 新年度の授業準備など、連日の残業でネムい目をこすりながらの研修会。
みなさん、「最近眠れてますか?

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