BITS! BOARD!

名古屋にあります、スポーツカード ビッツです。日々の感想を、ちょくちょく書いております。

器。

2008-09-23 02:13:24 | Weblog
今日は、湿度も低く、過ごしやすい1日でした。

広島市民球場の使用が今年で終了の為、最後の広島市民球場詣に出かけた、名古屋の野球ファンも多いのですが、海の向こうのヤンキースタジアムも今年で取り壊し、本日最後の公式戦が行われました。

こちらで何度も書いておりますが、私は名古屋の「尾頭橋」という街で生まれ育ちました。学区内には、「ナゴヤ球場」がありました。歩いて3分くらいでしょうか、今でも目を瞑ると部屋の窓から否応無しに入ってくる球場の大歓声が聞こえてきます。

尾頭橋には「ウィンズ(場外馬券場)」もある為、競馬と野球が重なる日は、商店街は、人でごった返し、すごい活気でした。

今では、ナゴヤ球場は、2軍の試合のみ、馬券もパソコンや携帯で簡単に買えるので、場外に通う人は疎ら、実家のある商店街もかつての活気はなくなり、聞こえてくるのは商店主の嘆き節ばかり、寂しい限りです。

プロ野球が開催される球場は、街を一変させるほどのパワーを持っている。球場の歴史が幕を閉じるニュースは、新球場に変わるワクワク感よりも、そこにあった球場と街の文化が根こそぎ捥ぎ取られる焦燥感の方がどうしても強くなってしまいます。

野球場はただの器ではない、そう思います。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 劣勢。 | トップ | 優勝確率53%。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
温故知新 (店長)
2008-09-27 01:33:54
hevycolle様。いつもありがとうございます。

日本最初のドーム球場(東京ドーム)ができて20年以上経ち、ドーム球場ですら昔の建物になってしまいましたので、球場の昔話を語る時は、話相手の年齢まで気にしなくてはならなくなりましたね。

広島市民球場は、ドーム球場乱立以前の球場の雰囲気を残す、数少ない球場のうちのひとつでした。

ドーム嫌いの僕としては、広島新球場は、ドームではないようなので、球場の取り壊しはざんねんですが、ちょっと嬉しいです。

Jリーグの歴史はまだまだ浅いので、器の話は難しいですかね。

「温故知新」すべての文化の源。古きものから学び、新しきものに己かす。球場の歴史もそうであって欲しいと願っております。






返信する
サッカーも (hevycolle)
2008-09-26 23:22:50
日本では、野球場が幼少期のイメージを形作っているのかもしれませんね。
欧州ではサッカー場がそのイメージなんでしょうね。
サッカーの試合をテレビで見るなんて、って雰囲気があったように思います。
広島市民球場。
由緒正しい球場ですね。
ドームでもなし、グラウンドまで近し、内外野のアクセスも簡便。立地も都市中心部だし。

そんな球場が姿を消すのは残念ですが、これも時代の流れでしょうね。次の球場も、選手と観客のことを考えた球場になるといいですね。
返信する

Weblog」カテゴリの最新記事