【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ウエッヂのソールを削るのは殆どの場合、改悪です

2019年03月02日 23時35分51秒 | ゴルフ


クラブを組んでいく時、セットしていく時の基本は
長さ~番手が変わっても 出来るだけ「同じ」ような
似た感じで扱えるコト です。

ですので 例えば アイアンセットで
同じ機種のヘッド、同じ機種のシャフトを組んでいく場合

♯7  ヘッド重量300g → 37インチ  → 振動数200cpm  ライ角62度
♯8  ヘッド重量308g → 36.5インチ → 振動数205cpm  ライ角62.5度
♯9  ヘッド重量316g → 36インチ  → 振動数210cpm  ライ角63度
PW ヘッド重量324g → 35.5インチ → 振動数215cpm  ライ角63.5度
このような一定の規則性を持たせます。
この流れで サンドウエッヂを組むと
SW ヘッド重量335g → 35.5インチ → 振動数212cpm  ライ角度64度
ヘッド重量が重い分、振動数は低くなり、柔らかく、ヘッドが効いて感じますが
シャフト自体の硬さは PWと同じです。
砂やラフから使うことを考慮すると やや重めのヘッドが使い易いですし
バンカーのコトを考えると ややアップライト目の方が使い易いでしょう。

もし このサンドウエッヂを 320gにしてしまうと
オリジナルの 335gよりも ヘッドが効いて感じず、シャフトも硬く感じますから
オリジナルよりも 多機能にわたり使いにくくなり易い です。

ですので ソールの抜けが悪い・・・ からと言って安易に
ソールを削ってしまうのは 避けるべきでしょう。



ウエッヂやアイアンなどの 俗に言う 「ぬけの悪い状態」 は
ソールの問題よりも 遥かに シャフトの硬さであったり
それ以外の要素の方が原因です。  …一番は「シャフトの硬さ」でしょうね。
また ヘッド重量は慣性モーメントそのもの です。
慣性モーメントの数値の高いモノの方が
その運動を続けていこうとする力が強くなります。
つまり インパクト時のボールの重さを受けても
ヘッドスピードの落ちにくくなります。
逆に言えば ソールを削り ヘッド重量を落とすことは
箇所としては 地面との接触は減るかも・・・ ですが
ヘッドの推進力は減り、シャフトも硬くなりますから
結果として改悪になるケースがほとんどです。


ウエッヂのソールを削る場合、
リーディングエッジ…フェース側を削る方は非常に少なく
殆どの場合が バンス側・・・フェースから離れている側 です。
つまり 元々大きなロフトのクラブが 「更にロフトが寝てしまう」コト が原因で
物理的にソールが地面と干渉していることよりも
 「クラブの扱い方 ロフトを寝かしてしまう
  →バンス角度を増やすコト」の方が問題なのです

ウエッヂは削ってしまうのは容易ですが
逆に盛る方は非常に難儀で、無理 と言えるほど大変です。


この問題は ウエッヂのソールに限らず
合わないドライバーやパターの 長さを切ってしまう場合にも当てはまり
本当の原因は 別・・・・シャフトの硬さが多いかな・・・
にもかかわらず クラブの長さと思い込み、切ってしまって
更に問題を作り出してしまうのと似ています。

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