【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

アタックアングルのお話し 入射角度とクラブの長さ

2023年03月21日 22時03分12秒 | ゴルフ

質問「長尺が飛ぶのは
 その長さによる ヘッドスピード だ✊
 と思うことが多いですが。。。」

店長「全部が間違っているとは言い切れませんが、
 強い、長いとヘッドスピードが速くなる信仰 は
 クラブを長く使う、必要以上に円弧を大きく、
 『早くに』円弧を大きくしてしまう、
 と言う発想に流れがち です。

会田20210701_Moment(2)


 それが、どんな問題を生み出すか 幾つか挙げてみましょう。」

質問「はい。」

店長「ドライバーでは無く、アイアンの話しになりますが

〇よく アイアンの番手が変わっても距離に差が出ない、
 どのクラブを打っても 距離が変わらない

 と言う話を聞きます。 

 ヘッドスピードが速い方が その距離差は出易い、
 ヘッドスピードが速くないと 距離差が出難いのは確か、なんですが、
 からだを180度ターンさせると
 クラブも その長さの半径の半円を描く、180度ターンする、
 と思っている人は 必要以上に円が大きく、
 しかも 早い段階で円が大きくなります。

 スイングの円が大きくなってしまうと
 ボールに対し 入ってくる角度の差が
 長さが違う番手でも乏しくなり、
 似たようなモノ、似たような角度 アタックアングル に
 なってしまいます。

((((ハンドポジション_Moment


 アイアンの 5番6番7番8番、
 5番と8番では 長さが1.5インチ→4センチ弱あるのですが、
 早めにクラブを長くしてしまう振り方、ターン系の振り方では
 ヘッドスピードが速ければ その差は出ますが、
 平均的なモノでは 同じような入り方になってしまい
 番手の差が ロフト角度の差だけになってしまいます。
 それでは 番手間の差が出にくくなってしまいます。

 ロフト角度と長さの関係は
 アイアンの ロフトの立ったモノ 例えば5番アイアンは
 当たり前ですが ロフトが立っているので
 ボールを前に行かせるのは得意ですが、高さを取るのが苦手 です。
 故に クラブが長くなり、アタックアングルが緩くなり、
 🥎の打ち出しが取れ、ロフトの立ったモノの苦手を助けます。

〇アウトサイドインの正体-1 - frame at 0m30s

 ロフトの寝たモノ、例えば ウエッジ は
 これも当たり前ですが、ロフトがたくさん付いているの
 ボールを上に行かせるのは得意ですが、前に行かせるのは苦手です。
 故に クラブが短くなり、アタックアングルが取れ、
 🥎の打ち出しを押さえ、ボールを前に行かせるのです。

 そのどちらもが その番手、
 そのロフト角度を有効に利用するには
 その『長さなり』のアタックアングルが必要です。

 蛇足ですが、ウエッジのバンスも同じ役割 で
 ウエッジのバンスは ボールを上げることを助けるのではなく、
 ボールを前に行かせることを助け、前に行くのが苦手な
 大きなロフトのクラブを活かしているのです。
 ですので バンカーの苦手な方が 58度や60度のロフトを
 選ぶのは 非常に痛い選択 です。
 バンカーが苦手であれば、逆に サンドウエッジでは無く
 PS,AW,と使った方が 成功率は高いかも知れません。」

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『クラブの長さ』はロフトの一部

2023年03月21日 00時45分29秒 | ゴルフ


店長「バンカーショットの続き、になるんですけど
 上げるコト って 
 よく言う フェースを開く、ロフトを付ける、
 って言いますけれど、
 ロフト角度って言うのは
 長さに支えられているんです。

 55度のウエッジに対し、
 その1/5以下のロフトの ドライバーを使えるのは
 長さ による 円弧の大きさ、
 ボールに対するコンタクトの角度、入射角度がよるモノ です。

 例えば…ですけれど
 8度のロフト 絶壁ですよね。
 コレって ヘッドスピードがありさえすれば 使える、
 と思います❓」

質問「使えないんですか❓」

店長「マッチョな ドライバーで47ms位あれば
 場合によっては 可能性はあるでしょう。
 じゃあ 50msオーバー(52~53㎳) の人が
 8度のドライバー を 40インチで…
 おそらく 45inで50msあれば
 40inでヘッドスピードとしては47㎳ は 有ると思いますが
 使えると思います❓

Desktop 2022.02.13 - 21.34.58.01_Moment(2)

 否、ヘッドスピードが47㎳あったとしても
 40inで飛び出る 打ち出し角度 に対しては浮力、
 ボールを空・空中に留めておく回転が維持出来ません。
 😢使えないんです。

 長さ が造り出す ヘッドスピードも要素としては重要ですが、
 全くもって同じくらい重要なのが
 その長さ による 弧、 スイングの大きさ ナンです。
 それが 生み出す 入射角度 は
 ボールを上げる、浮かす、飛ばす にとって
 ロフト角度の一部、半分とも言えます。」

質問「ショットもそうなんでしょうけれど
 アプローチの際、どんな弧の大きさ、
 ヘッドの入れ方、入射角度が良いのでしょうか❓」

店長「弧の大きさや入射の角度には個性もありますから
 数値としての角度にはこだわらなくて良いと思います。
 ヘッドの重さやシャフトの柔らかさにもよりますけれど
 自分が素振りで からだを廻す、
 からだを廻すことはグリップを動かす、
 別な言い方をすれば 左腕を動かすためのモノですので、
 それによって ヘッド、クラブは引きずられる。
 クラブやグリップには遠心力が掛かりますので
 自然な形で腕は伸ばされるようとする、
 それで ボールとヘッドがコンタクト出来る、
 そう言う角度が 実現できる、繰り返せる自分の入射角度

 だと思います。


 質問なんですけれど
 例えば ドライバーで
 腕とクラブの角度差、ディッシュアングルも無くして
 最大の長さ にして
 アドレスからテークアウェイ、ダウンスイング、
 それを ずっと保とうとするとどうなると思います。」

((スライスにさよならしよう_Moment(4)

質問「振られちゃいそうですね。」

店長「そうですね。
 最大の弧、一番遠いトコロのヘッドに掛かるであろう
 運動の遠心力によって
 速度をあげ始めた時、その方向に自分が、
 回転軸が 引っ張られてしまいます。

 危ないですから 実験は禁物ですが、
 それをやろうとすると 手前を大ダフリ か 空振り になります。
 ヘッドは 必ず ボールよりも 自分に近い方 を
 抜けることになってしまいます。」

質問「ソレって 〇〇〇サイド〇〇 の正体❓」

店長「ああああ それは別な機会に…。

 これは アプローチショットやバンカーショットにも
 言えるコトでして、、、
 分かり易いから バンカーショットが良いでしょうか。

 普通のショットでも同じことが言えますが、
 バンカーショットは『上から打つ』のが良い
 とよく言われるのですが、
 意図的に クラブを、ヘッドを、上から下に振ると
 多くの場合、クラブが必要以上に長くなってしまい、
 その重さによって からだが上を向いてしまいます。
 自分は下に振っているのに
 自分の立っている土台が上を向いちゃう…

 みたいな感じで 『結果としては』緩い入射角度、
 場合によっては 上からではなく、しゃくってしまいます。

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 バンカーショットはダふって打つ とも言われますが、
 これも 間違いとは言い切れないんですが、
 本来の意味は 最下点をやや手前目にする、とか
 いつもよりも 深めに入れる と言う意味なんですが、
 ダふって打つ をそのままアマチュアが体現してしまうと
 やはり 早い段階でクラブが長くなり(アーリーエクステンション)
 入射が緩くなって ボールが前に飛びません。

 インサイドアウトとか、アウトサイドイン、フェースが開くとか、
 左右~横の動きにこだわる方が多いと思うんですが、
 まあ 打ち手の視覚、目に見えやすい と言うのはありますが、
 飛ばす、安定させる、繰り返す を実現するのに
 縦の、ヘッドの入り方はとても重要なので
 そちらに重きを置いて クラブの動かす方 を考える方が
 より効率的だと思います。」 

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