【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ピン型『デール9』の特徴 1.2.3.

2022年07月22日 23時43分41秒 | ゴルフクラブ

①桁違いの慣性モーメント

IMG_1364

ドライバーやアイアンのヘッドなどの
比較や指標となる言葉で 「慣性モーメント」と言う言葉
がありますが、これは何か と言うと
基本的には 「重さ」 を表します。
 軽自動車とダンプカー
 小石と月では その「慣性モーメント」が異なり
慣性モーメントの大きな ダンプカーや月 は
外的な圧力/影響を受けた時、
慣性モーメントの小さな 軽自動車や小石 よりも
変化が少なくなります。
それを数値で表すと 3000とか4000g/㎝ になります。

ゴルフクラブで言うと 慣性モーメントの大きなモノは
 姿勢、だけでなく
 運動そのものも持続しようとするチカラ が強く

ちょっと 不謹慎ですが、
 同じ速度 時速50キロで
 止まっている軽自動車にダンプがぶつかるのと
 止まっているダンプに軽自動車がぶつかるのでは
様子が異なるのは 想像が難しくないと思います。

IMG_1359

 

また、同じヘッドの重量であっても
ドライバー、ウッドなど 立体的に大型になれば
重量が重心点から離れているので 慣性モーメントは大きくなります。
キャビティのアイアンも同じ発想です。
 独楽(こま)で言うと
軸に対し、重量が外側にあればあるほど
回転の持続性が高くなる、そういう発想です。
 


一般的なの パターヘッド重量は 310~320g(34インチ)
     👉L型ブリストル で 470g (1.6倍)
     👉ピン型デール9 で 520g (1.7倍) です。 

 慣性モーメントもそれに相応するモノと考えられます。

パターには 慣性モーメントのルール制限はありませんが、
もし 設定されれば まず アウト でしょう。


昨今、少しづつ…ではありますが、市販品のパターヘッドも
重くなる傾向が強くなっています。
異形の大型マレットは 慣性モーメントを上げるのが目的です。

ヘッドが重くなれば ヘッドスピードが緩め であっても
同じ距離が打ち易くなり、小さなストローク、
遅めのストロークで済みますから 方向だけでなく
距離も安定し易くなります。


➁ロフトの立ち を生み出す 高重心

一般的なパターの重心は 13mm です。
ブリストル、デール9共に 17mm あります。

シャフトの柔らかいコトもありますが、
それによって 自然なハンドファーストを作り出し(促し)ますので
立ったロフトでインパクトがし易くなります。

ヘッド重量もありますが、
パッティングでボールが潰せるインパクトが可能です。
 その音も独特かな…。

IMG_1365


ボールの滑り出しも良く、傾斜や芝目の影響も少ないので
よりストレートなラインで狙うことが可能になります。

ヘッド重量が強烈に重いので
 速いグリーンや下りのラインに不安を抱く方も居るかと思いますが
 実際には その逆で(言葉では伝わりませんが…)
 速いグリーンや下りで怖いのは スピード感 です。
 ゆっくり、ゆったり転がっても ちゃんと届く
  その強みは 使ってみないと 分からないですよね~。


➂非常にソフトな独特の打感、転がり と 独特の音

 ヘッド重量の重さ(慣性モーメントの高さ) と
 シャフトの柔らかさ、重心の高さ によって
 緩めに打っても ゆったり転がって 届く、
 転がる というより 滑るに近いかも知れません、
 そういうパターです。

 打撃方法が変わってくる のもありますが、
 弾く感じでは打たなくなるでしょう。
 押すまで行かない感じ、ソッと押す感じ に近いです。
 ボールとの慣性モーメント(質量)の違いもありますが、
 軟鉄の中でも よりソフトなS15Cの
 厚みのあるフェースの打感は非常にソフトに感じるでしょう。

 また、長いネックがかなり打撃の衝撃を吸収するので
 よりソフト感は強まるコトでしょう。

IMG_1369


 長め距離のパットになると
 通常のパターでは体感することのできない
 ボールのつぶれ を感じることが可能です。
 その打音は独特✋
 使えば 使うほど 楽しめるパター です。 

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『カラダを捻じる』に良いことは少ない

2022年07月22日 17時56分54秒 | ゴルフ

長年の習慣で 自分がどうしているのかS20180921_Moment
気付けていないことは たくさんありますが、
スイング動作にとって かなり根源的な部分、
からだの回転について、です。

ハミングバードでは
特に、オジサンおばさん(45歳以上になるのかな)を対象に、
主に足で どこかの箇所ではなく、からだ自体の
向きを変えてしまう意識をお薦めしています。

あまり肩を遅れさせないように、
 足を主に腰を廻すのも良いでしょう。 

肩だけを廻す、胴体をひねる は
 若い人には可能かもしれませんが、
長く年月楽しむゴルフ では
 どこかで その変更が必要になる可能性、
 からだを傷めやすい可能性と
 同じ球を打ち続ける難易度 から
あまり おススメ出来ませんが…
 それですら 誤解をされている方も居るのではないかと思います。

田中どら_Moment(5)ココの部分は
 クラブヘッドは振るモノ、
 ヘッドは振るモノ、 という思い込み が
かなり関係している、とも思います。

当り前ですが、からだは 右も左も、腕も体もつながっており
右サイドを動かせば、無理をしない限り、左サイドも動きます。

ですので
 腕を動かすと、その付け根は押され 体も動こうとしますし、
その反対の
 からだ、腕の付け根を移動させると 腕も動きます。

クラブを振るのに、言葉として紛らわしいですが、
 端から ヘッドは振るモノ(円を描くモノ、たくさん動かすモノ)
 クラブや腕を振るモノ などの思い込みが定着している方は
腕を動かしているコトによって 肩が廻る「ような」形を作っており
自身は ソレを「からだの回転」と思っているのでは❓
 と言うケースがかなり有るのではないかと思います。

M2019810L!_Moment200811__Moment(3)
例えば テークアウェイにおいて
左の写真は 体が右を向いていますが
右の写真は 腕を振っただけで
 それによって 体が捩じられた「だけ」
で 意志の有る動作として
 右は向いていません。

実験してみましたが、からだが右を向いているケース と
腕を動かして 胴体を捩じっているケース では
体の苦しさは 後者の方が断然、辛い/苦しい ので
 体感的には 「俺はからだを廻しているんだー!」
  になり易いのではないかと思います。


実験してみると…
なんだか 見た目は似ているような、似ていないような…。
体感、実感として
よく言われる「リキミ」感は雲泥の差 で
腕を振って からだを動かしている方から比べると
からだの回転で腕を付いてこさせる方は
何にもしていない感じにも思えます。

結果論、に過ぎませんが、
腕を動かして からだの向きを変えている方は
早い段階で フェースを上に向けて振る形になっており、
この 腕振りでからだの回転 と からだの回転 は
スイングにとって 根源的な分かれ道 になる可能性も否めません。

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