【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ピン型『デール9』の特徴 1.2.3.

2021年09月11日 22時06分06秒 | ゴルフ

①桁違いの慣性モーメント

IMG_1364

ドライバーやアイアンのヘッドなどの
比較や指標となる言葉で 「慣性モーメント」と言う言葉
がありますが、これは何か と言うと
基本的には 「重さ」 を表します。
 軽自動車とダンプカー
 小石と月では その「慣性モーメント」が異なり
慣性モーメントの大きな ダンプカーや月 は
外的な圧力/影響を受けた時、
慣性モーメントの小さな 軽自動車や小石 よりも
変化が少なくなります。
それを数値で表すと 3000とか4000g/㎝ になります。

ゴルフクラブで言うと 慣性モーメントの大きなモノは
 姿勢、だけでなく
 運動そのものも持続しようとするチカラ が強く

ちょっと 不謹慎ですが、
 同じ速度 時速50キロで
 止まっている軽自動車にダンプがぶつかるのと
 止まっているダンプに軽自動車がぶつかるのでは
様子が異なるのは 想像が難しくないと思います。

IMG_1359

 

また、同じヘッドの重量であっても
ドライバー、ウッドなど 立体的に大型になれば
重量が重心点から離れているので 慣性モーメントは大きくなります。
キャビティのアイアンも同じ発想です。
 独楽(こま)で言うと
軸に対し、重量が外側にあればあるほど
回転の持続性が高くなる、そういう発想です。
 


一般的なの パターヘッド重量は 310~320g(34インチ)
     👉L型ブリストル で 470g (1.6倍)
     👉ピン型デール9 で 520g (1.7倍) です。 

 慣性モーメントもそれに相応するモノと考えられます。

パターには 慣性モーメントのルール制限はありませんが、
もし 設定されれば まず アウト でしょう。


昨今、少しづつ…ではありますが、市販品のパターヘッドも
重くなる傾向が強くなっています。
異形の大型マレットは 慣性モーメントを上げるのが目的です。

ヘッドが重くなれば ヘッドスピードが緩め であっても
同じ距離が打ち易くなり、小さなストローク、
遅めのストロークで済みますから 方向だけでなく
距離も安定し易くなります。


➁ロフトの立ち を生み出す 高重心

一般的なパターの重心は 13mm です。
ブリストル、デール9共に 17mm あります。

シャフトの柔らかいコトもありますが、
それによって 自然なハンドファーストを作り出し(促し)ますので
立ったロフトでインパクトがし易くなります。

ヘッド重量もありますが、
パッティングでボールが潰せるインパクトが可能です。
 その音も独特かな…。

IMG_1365


ボールの滑り出しも良く、傾斜や芝目の影響も少ないので
よりストレートなラインで狙うことが可能になります。

ヘッド重量が強烈に重いので
 速いグリーンや下りのラインに不安を抱く方も居るかと思いますが
 実際には その逆で(言葉では伝わりませんが…)
 速いグリーンや下りで怖いのは スピード感 です。
 ゆっくり、ゆったり転がっても ちゃんと届く
  その強みは 使ってみないと 分からないですよね~。


➂非常にソフトな独特の打感、転がり と 独特の音

 ヘッド重量の重さ(慣性モーメントの高さ) と
 シャフトの柔らかさ、重心の高さ によって
 緩めに打っても ゆったり転がって 届く、
 転がる というより 滑るに近いかも知れません、
 そういうパターです。

 打撃方法が変わってくる のもありますが、
 弾く感じでは打たなくなるでしょう。
 押すまで行かない感じ、ソッと押す感じ に近いです。
 ボールとの慣性モーメント(質量)の違いもありますが、
 軟鉄の中でも よりソフトなS15Cの
 厚みのあるフェースの打感は非常にソフトに感じるでしょう。

 また、長いネックがかなり打撃の衝撃を吸収するので
 よりソフト感は強まるコトでしょう。

IMG_1369


 長め距離のパットになると
 通常のパターでは体感することのできない
 ボールのつぶれ を感じることが可能です。
 その打音は独特✋
 使えば 使うほど 楽しめるパター です。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴルフクラブの影響は想像以上!

2021年09月11日 19時29分42秒 | ゴルフ

丹念にレッスンを受けて スイングを造る人も例外
と言う人数です。
おおかた アバウトに 雑誌やネットで
その格好を刷り込み、なんとな~く
出た球を見ながら スイングを形成していく訳です。

つまり スイングにとっての先生 であり
生涯のアドバイザーは
『自分の持っているクラブで打つ』
 ○練習場で出る「弾道」 というコトに為ります。

こうちゃんの憂鬱_Moment(2)


先日の記事の続き… で言うと
知らないで使っている 練習場で大半の数を打つ
アイアンのシャフトが オーバースペックな相当硬いシャフト
 だとしましょう。 実際にそうです✊

今や 安く売るため、安く買うため、 と
「硬いシャフト、スチールシャフトを使うほど上手」
という カルト宗教の教え を頑なに信じる日本のゴルファーの
ほぼ 全員が その手のスペック です。

硬いシャフトのアイアン には
ものすごく軽く、小振り
重心距離の短い「軟鉄のアイアンヘッド」が装着されています。
硬いシャフト、軽いヘッド のクラブ で
それ相応の距離、それ相応の高さ の球 を打つには
ある程度、速いヘッドスピードが必要 になるので
速いテンポ、速いリズム になり易くなります。

硬いシャフト、軽いヘッド のクラブは双方の相乗効果 もあり
テークバックが速く、早いリズムで 深く なり易い傾向 にあります。

よほど 機械的にスイングを造らない限り
(ジュニアが造っていくような 型を、数で、覚えるパターンです)
弾道を見ながら スイングの是非を構築していくと
速いテークバックの、深いトップの位置が形成されていきます。

雑誌などで かいつまんでみた スイング論 などでは
「からだをまわせ」
「左肩を入れろ」
などありますから 当然、それは助長されていく訳 です。

例外もある とは思いますが、
どうでしょう?
練習場で 自分の周りのゴルファーを見回してみて下さい。
大半が その通り ではありませんか?

これって その言葉の通り
「ゴルフクラブから レッスンを受けている」 のです。

大枚叩いて購入した 自分のゴルフクラブを使って
良い球、良い距離を打ちたい と思うのは
当たり前の感覚で 『自分のクラブを使って どう打つか」
 という スイング創りの前提論は 絶対 なのです。

090804_01



🚀🚀🚀それは アプローチにも悪い意味で発揮されます。
軽いヘッド、硬いシャフトのクラブで
ボールを打つには 速いスピードが必要です。
しかし 距離の加減 が要になる アプローチとは
半ば 相反する関係です。
本来、速度を遅くしても ヘッドの重量や
シャフトのたわみ~ヘッドの遅れ などによって
ボールは飛び、ボールは浮き、ボールは拾えます。
✋しかし 硬いシャフトによって培われた
ヘッドを返す打撃では
👉練習場で言えば ボールとマットの間、
👉コースで言えば ボールと芝の間、
に ヘッドを滑り込ませなければなりません。

地面にあるボールを拾う ように打つ その打ち方は
イコール ロフトを寝かせて打つ、
クラブを薄べったくして その隙間に入れる その打ち方では
速い通過、急いでインパクトを終わらせないと
だふったり トップは当然、付いて回ります。

✋ご存知‼ とは思うのですが、
ロフト「角度」を寝かす というコトは
イコール 同じ分量 バンス「角度」を増やす というコトで
入射を緩く取り ロフトを増やせば
ヘッドとボールが接触する前に
バンス部(ソール)が地面と 『必ず』 接触します。
形式上、ナイスショットもどき …特に練習場に置いて
そのナイスショットは 絶対にダふったショット
 俗に言う 「いっちょ噛み」 の状態になります。

そのショットをしている多くのゴルファーは
自覚は無いかも知れませんが、
ロフトを増やして 上げ目、高めのボールを打つ場合、
遅い速度、インパクト付近で時間を喰えば
トップかダフリになってしまうので
インパクト付近の加速、
 もしくは全体に速めのスイングは絶対に必要です。

しかし アプローチショットの距離加減は
ヘッドスピードであったり、動作速度 します。
そのアクセル加減で、スピード加減 で距離を調節するモノです。

インパクト付近の加速、
 もしくは全体に速めのスイングが必要な アプローチ の
距離加減は ヘッドスピードや動作速度 『加減』 なのです。
言うなれば 古~~いスポーツカー のような扱いの難しい、
回転数が低すぎると ノッキングやエンストを起こしてしまう、
高回転を得意とする車で 枠のない狭い橋 を渡るような
曲がり角ばかりの狭い道を走るような そんな感覚 に近い のです。


コト この手の問題になると
厳しい言い方ですが、
余計な知識は満載なのに
肝心な知識が空白な状態であると
アプローチの練習を色々な形でするコトになります。

正しい クラブ扱いでは ヘッドは永遠にグリップを追い越しません。
しかし 使っているクラブ、使ってきたクラブによっては
ヘッドがグリップを追い越さないと ボールは飛ばず、
地面にあるボールは拾えず、スライスしか出なくなったりします。

問題なのは
ショット全体を ヘッドターンしないと打てない様な、
ヘッドを返さないと捕まらない様な シャフトの硬さ や
強く打たないと飛ばない ヘッドの軽さ によって
無自覚に作られてしまったコトがベースに合って、
そこから先 部位と言う意味ではない 小手先の技術で
対応するコトが 問題をより深みに追い込んでしまう というコトに 
殆ど誰も、ゴルフの業界にいる人間ですら
気付いていないことが 一番の問題 だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする