別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

幸せな人たちだ

2007-07-09 05:55:24 | 選挙
民主党の小沢一郎代表、渡部恒三最高顧問の両氏が、今度の参議院選挙で与野党逆転が実現しなかった場合には、政界を引退する考えを表明した。

正直、これほどうれしい話はない。久々のあっぱれだ。

自らの政治生命をかけると言い出したのは、自分にそれなりの支持、求心力があると判断した結果であろう。

自分の決意の大きさがどれほどのものか、有権者を、そして世の中を震撼させると夢想したのだろう。

そして、感銘にうち震えて民衆が大挙して民主党へとなびく投票行動に動くとでも承知しているのだろう。

幸せな人たちだ。

あるグループ内で実力者あるいは幹部といわれる人が、その人物にとって重大決意をもって訴えかけても、中身がなければ有権者は動くどころか、考えることもしない。そんな時代にとっくに入っていることに、「殿たち」は気づかないわけだ。

いくら政策が良くても、立派だといわれるマニフェストが出されようとも、常日頃の態度、言動、そして立候補者の選定であきれかえっている人がどれだけいることか、想像力の欠如も甚だしい。娘にくっついてちらつくような人物を候補者にするような政党が、信頼にあたいするのだろうか。

すでに始まっていることが他の幹部の言動で察知できたが、「辞めさせるわけにはいかない」という声が、党内にはある。

選挙後の結果次第で、辞める、辞めさせない、という、あらかじめストーリー展開が決められた“美しすぎる友情物語”を見せさせられることになるのかな。