車椅子テニスの、上地結衣選手にお会いしたことがあります。
3年位前に千葉市内で、知人のピアノのコンサートがあったのですが、そこの会場にいらしていました。
その時の印象は、はち切れるようなパワーを持った女の子だな~と思ったのを覚えています。
当時は、彼女のことをあまり知らなかったので、車椅子でテニス!!
と、ただ驚いただけでした。
しかし、最近の活躍で、テレビでよく見かけるようになり
「あっ!あの時の女の子だ! 凄い人だったんだな~」と、改めて思っています。
彼女の練習方法を、テレビで少しだけ見ましたが、テニスの練習の他に、
車椅子を、意のままに操作する訓練もしていました。
確かに、彼女にとっては、車椅子が自分の脚になるわけですから、
車椅子の操作加減によって、勝負が決まるのでしょう。
人の何倍も努力をしての、今回の銅メダルです。
本当に素晴らしい! のひと言に尽きると思います。
ところで、上地選手は、小学校の6年間、ピアノを習っていたそうです。
左利きを矯正させたい、と云うお母様の希望だったそうですが、その時のピアノの先生が
「左利きを、無理に直すことはないと思います。
でも、ピアノは、右手を使う練習になるから続けたら?」
と仰ってくださったのだそうです。
お習字の先生にも同様の事を言われ、結局左利きを矯正することなく今に至るとのことでした。
左手による力強いスマッシュが、上地選手の持ち味ですが、
この頃、無理に左利きを矯正していたら、今の上地選手は居なかったのかもしれません。
上地選手は、只今22歳。
東京パラリンピックでの活躍が、本当に楽しみです!