３月１１日（水）
大きな船に揺られているような、立っていても自分の体のバランス感覚ががおかしくなったのかと思えるような今まで体験したことのない感覚。
それが、あの東日本大震災だった。あれから４年…。亡くなられた方は15,891人、未だ行方がが分からない人が2,584人。新聞やテレビでは朝から残された家族の終わらない震災の状況を伝えている。大切な家族の手がかりを求めて波打ち際を探す日々を送っている男性…。何年たっても終わることなく癒えない傷…。
私も中越地震や長野県北部地震を体験したけれど、それとは比較にならないほどの大きな被害、ふるさとを追われいまだに帰ることのできない人がまだたくさんいる。ボランティア活動を続けている人たち、物心両面で支援を続けている人、沢山の人たちに支えられているけれど追いつかない。
２月１２日現在避難者の数は228,863人。福島第１原発では放射性物質を含む汚染水が海に流出するなど重大な問題が続いていて収束とはほど遠い状況である。政府の非難指示は一部では解除されたものの、多くの住民の帰還は困難なままだという。にもかかわらず賠償の打ち切りなどが進んでいるという。
国の対応、東京電力の責任…難しいことはわからないけれど、この現状をどう捉えたらいいのだろう。被災者の方々の心の傷は、何年たっても癒えることはないのだろう。一日も早い復興を切に願う。
スノードロップ