熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

僕が絶対に出来ないこと

2005年10月08日 00時26分54秒 | 我思う
うちの学校を長年支えてくださっている小説家の先生と食事をした。

この先生、芥川賞、野間文芸賞を取ったすごい先生。

(この先生と出会って知ったことだが、実は芥川賞よりも野間文芸賞

の方がプロにとっては栄誉ある賞とのこと。受賞時、先生はとても嬉し

そうだった。)

小生が心から尊敬する先生だ。

七十歳。でも万年青年といった風貌も生き方もかっこいい人。

文学に対する情熱はまったく衰えず、最近でも、原稿用紙2500枚

に及ぶ長編小説を世に出された。

この小説、小生も読み始めたが、まだ1巻の終盤。

2500枚で2巻だからまだ半分にも至っていない(^^;)。

今日伺ったら、まだまだ先があるそうで、5巻くらいで終わるかなと軽く

おっしゃられた(驚き!)。

5巻。ということは、原稿用紙で6000ページを超えるんだー。

へえー、6000ページかあ、、、

、、、えっ!!!、、、

一瞬絶句。

すごいと思いません?

資料をまとめるという類(それはそれですごいけど)のものじゃない。

内容も本当に深い小説で、読み物として惹きつけられるだけでなく、本当

にいろんなことを考えさせられる。

小生、この小説の内容の濃さをどう表現したらいいかまったくわから

ない。

自分の表現力のなさが口惜しい(苦笑)。

良く、出来ないと思った時点で何も出来ない、可能性は無限だと高校

の時に恩師に言われた。

だから頑張れば何とかなる、そう考えて今まで生きてきた。

(無論出来なかったことだらけだが。苦笑)

僕が「今」出来ないこと、、、。

それこそたくさんある。ありすぎてキリがない。

逆に、出来ることを挙げたら、1分も持たないかも。

、、、

でも、「生まれ変わったとしても」絶対に出来ないこと。

どう考えても、そう思ってしまう仕事。

(高校時代の恩師の先生、ごめんなさい。笑)。

その最たるものが小説家だ。

人間に対する深い観察眼、展開力、表現力、そして根底にある哲学、

想い、、、。

何も書かれていない真っ白な原稿用紙から一つずつ物語を紡いでいく。

そして読者を惹きつけ、読者を感動させ、深い思考に導く、時には人生

をも変える。

そう、これこそ究極のクリエイターだ! 

心からそう思う。

それも娯楽小説ではなく、骨太の純文学。

僕が絶対に出来ないこと。

それくらい文学者はすごい仕事。

心からそう思う。

、、、

じゃ、僕が人生を終えるとき、絶対に出来ないよ、すごいよと言わ

れることってなんだろう?

小さくてもいいから。一つでもいいから。

それを考えて、毎日、少しずつ行動、努力を積み重ねて行こう。

少なくとも、チャレンジする、チャレンジし続ける資格はある、そう

思うから。

、、、

失礼。またまたちょっとくさい自己満足日記でした(^^;)。

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