熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

「最近の若者は」、、、素晴らしい!

2005年10月11日 18時53分22秒 | 我思う
僕がとても嫌いな言葉。

それは古今東西言われる言葉。 

そう、あの、、、

「最近の若者は、、、」というフレーズ。

この後、大体は否定的な言葉が続く。

「なっていない」、「根性がない」、「覇気がない」、「駄目だ」、「変わった」、、、。

そしてその後に、

「俺たちの時代はなー」、「俺は昔なー」とか、「寝ないで頑張ったもんだぞ」

とか、苦労話や武勇伝が続く。

この後者の部分、つまり先人たちの武勇伝や苦労話を聞くのは実は結構好き。

でも、「最近の若者は、、、」の後の否定的な言葉は嫌いだ。

、、、

「最近の若者は、、、」

小生も中学生くらいからずっと言われ続けた言葉。

皆さんも一度は言われたり、聞いたことがあるだろう。

肯定的に捉えると、どの時代、どの国の人でも、歳を取ると、若者が心配になる

のだろう。

それはそれでやむを得ないことかも知れない。

、、、

でも、本当にそうだろうか?

小生はこの言葉にいつも心から反発している。

若者は素晴らしい!

真面目に、本気でそう思っている。

いやそれ以外思っていない。

一つも駄目だなんて思わない。

少々屁理屈気味だが、もっと若い頃、いつもこう反発していた。

一例。

「最近の若者は根性がないっておっしゃいますけど、毎日生きるか、死ぬかの

日々を送っていた戦国時代の武将たちに比べてあなた方は根性があるんですか?」

(まさに論理の飛躍?!、、、苦笑)

本気でそう反発していた。

、、、

至極当たり前のことだが、どの時代、どの国にも、その時々で若者の価値観や考え

方は変わると思う。

「昔はこんなんじゃなかった」と嘆いたところで何も始まらないし、意味がないと

思う。

むしろポジティブに捉えて若者の長所を見る方がよっぽど、ハッピーだと思う。

昔も、今も若者は夢を持つ。

今は確かにその夢が見づらい時代になっているところはあると思う。

だって、豊かだもの。小生の世代も、親や社会のおかげで飢えた経験などまった

くない。

でも僕らは僕らで、僕らなりに情熱も夢も根性もあると思ってたし、今でもそう

思う。

、、、

写真は昨日、うちの学校で行われた体験授業の一コマ。

「夢」という字を書いて、作品を作る若者。

素敵だと思いません?

これから自分の好きなこと、やってみたいと思うことを学ぼうとする若者が夢と

いうテーマで作品を作る(ちなみに共通のテーマではありません。本人が自由

に創っている)。

これを見てまたまたちょっぴり感動。

(小生はすぐに感動する癖がある、、、笑)

、、、

変わったこともたくさんあるだろう。

(そんなの当たり前じゃんと思わず言いたくなるけど。)

でも、今生まれてくる子どもと、1000年前に生まれてきた子どもたちに、栄養

価の問題で、身体的な差はあるかも知れないが、人の本質として生まれた時点で

は差はまったくないはずだ。

環境が人を創る。

環境を創るのは、大人。

そう。

変わっているのは、大人や社会であって、子供たちじゃない。

絶対そう思う。

そしてこの考え方がとても大事だといつも自分に言い聞かせている。

小生は、「最近の若者は」と言って、自分たちの世代の責任を転嫁するそんな大

人にだけはなりたくない。(もう十分、おっさんと言われる歳になったし)

このブログで、うちの学生たちの事例を挙げながら、若者は素晴らしいというこ

とをお知らせしていこうと思う。

僕はこの仕事をして、何度もそう思った、そう思う場面に遭遇した。

今の若者だって、

夢がある。

情熱がある。

ワクワク、ドキドキしたりする。

感動もする。

(昔なら「感動した」って言うところが「超カンドー」という表現の違いはある

が。)

人のために涙だって流す。

夢に向かって一生懸命頑張ったりもする。

人を大切に思う気持ちだってある。

そう!

いつの時代でも、どの国でも、若者は素晴らしい!

PS
若者っていう言葉を使う時点で若者じゃない証拠かな?(笑)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
捨てたもんじゃない (らんらん)
2005-10-13 17:14:09
わたしは、最近の若者は・・・の後ろに続く、よくいわれる文言の対義語として、『捨てたもんじゃない』とよく思っているし、よく他人にいっている。



学校に来るようになって、最初、本当にうるさいな~とか、思ったりしたけど、どんどんつきあっていくうちに、大人が大袈裟にいうほどの子はほとんどいなくて、『こいつら、なかなかいいじゃん』、『捨てたもんじゃないじゃん』と思うようになってきている。



きっと、上辺だけで判断して、本質を見ていないんだと思う。

『最近の大人』が
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同感です (song20)
2005-10-13 22:03:51
コメントありがとうございます。うちの学生たちはホント素晴らしいです。

心からそう思います。

ちょっとやんちゃな学生がいたり、少し表現が下手な学生がいたり。

でもそのすべてが個性で、根っから悪い子なんていないんですね。

学生一人ひとりの長所に目を向ける学校にしていきたいと思います。

もちろん、学生の皆さんに迎合することとは違うので、毅然と哲学を持って長所発見、導きの仕組みを作っていきたいと思います。

(目下いろいろと真剣にプランニング中です。)

引き続きよろしくお願いします(^^)。

ありがとうございました。
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ブログ開設おめでとうございます (sugun)
2005-10-15 12:12:24
同感です。僕も常に同じ事を感じてました。

ギリシャ時代の遺産にも「最近の若者は・・・」と書かれていたとかいないとか。僕自身も最近「若い子は」と言う時の次の言葉がネガティブにならないよう気をつけてるところです。

相手が若者であれ、年上であれ、相手に対する理解と尊敬の念を持ち続けたいとつくづく思います。
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ありがとうございます (song20)
2005-10-15 12:19:58
コメントありがとうございます。成功した人、一流の人に共通することが、素直さ、謙虚さ、人のせいにしない、などですね。見習って常にそうありたいと思います。
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最近の・・・ (Take-C)
2005-10-16 18:33:30
自分の中では「最近の・・・」に続く言葉はやはり「大人」。

電車の中で平気で携帯電話で話しているのは決まって「大人」(中には若者もいるけど)

すぐに喧嘩を売るのも必ず「大人」。

ストレス社会と呼ばれる現代の「大人」たちがイライラとムカムカを抱えて爆発寸前なのでは?

自分はそんな「大人」にはならないよう気を付けようとしている。

その陰で、とばっちりを食らう若者はきっと(間違いなく)しっかりしているんだと思いたいなぁ。

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確かに (song20)
2005-10-16 21:40:04
コメントありがとうございます。確かに最近大人のマナーが悪いと思う場面に遭遇します。そのたびに残念に思います。特に東京はイライラしている人が多いですね。かくいう私も電車のなかで何度かトラブルに巻き込まれたりしました(どうやって解決したかは秘密です。笑)「ちょいワルオヤジ」はかっこいいと共感出来るところもありますが、イライラを他人にぶつける大人はいただけませんね。自己中、利己心の強さが原因でしょうか?何でも人のせいにて拗ねる人、いつも自分のことだけを考える人は結果的に幸せにはならないと教わってきました。その通りだと思います。小生も日々精進し、子供たちが憧れるような爽やかな大人を目指します(^-^)。ありがとうございました。
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