「クレオパトラは傾聴の達人だった」説

「我思う」の分類にしたが、正確には聞いた話（笑）。

尊敬するある先生から興味深い仮説を聞いた。

題名にあるとおり、「クレオパトラは傾聴の達人だった」説。

さらに詳しく言うと、美しくないわけではなかったと思うが、絶世の美人だったか

らローマの英雄たちを虜にした、というのは違うのでは？という説だ。

その理由はこうだ。

１．歴史的記述の中で、「クレオパトラの容姿が美しかった」という記述は
存在しない

数々の歴史的記述の中で、クレオパトラが美人だったという記述は実はないとか。
「声が綺麗で、魅力的だった」という記述はあるそうだ。
もし、容姿が絶世の美女ならば、なぜ容姿を称える記述がないのか、甚だ、疑問と
のこと。

２．そもそもシーザーのような英雄が容姿だけに惹かれただろうか？

当時のローマの支配者シーザー（カエサル）は、それこそローマ中の女性、そして
男性をも手篭めにした人。
ちょっとやそっとの容姿に惹かれるだろうか？それも歴史を変えるくらい英雄が狂
わされるだろうか？との疑問。

３．銀座の一流クラブのホステスはなぜお客にもてるか？

ある銀座の有名ママが書いた本に書いてあったそうだが、

容姿だけでは一流クラブのホステスは務まらない。
どんなタイプのお客に対しても、相槌を打ったり、聞き返したりすることが絶妙で
話している人が心地よくなるホステスこそ、一流、最ももてるのだとか。
（なんとなくわかる気がする）

、、、

こういったことを考え合わせると、あくまでも想像ではあるが、

「クレオパトラは傾聴の達人だった」説になるのだ。

傾聴。

とても難しいことだが、コミュニケーションの最も基本となること。

小生も、努力しているつもりではあるが、なかなか難しい。

頑張って、「達人」まではいかなくても「上手な人」くらいにはなりたい。

、、、

証明しようと思って書いたのではなく、この推理自体がとても面白いと思ったので

紹介した。

こういった話の真偽がどうとかよりも、

ウィットに富んだおしゃべりで歴史に想いを馳せる

のも悪くない、と思った。

皆さんはどうお感じになるでしょう？（＾＾）