ただでは転ばない（３） 怪我の功名。禁煙に成功？！

「ただでは転ばない」のパート３。

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肋骨を折って、タバコをやめた。

家族も含めて、周囲は結構驚いている。

小生、良く言えば愛煙家、いや明らかなヘビースモーカーだった。

顧問の漫画家の先生や、サルガド先生のご夫人レリアさんと、

「一生、タバコをやめない、世間の圧力に負けず、愛し続けよう」

と誓ったにも関わらず、今日現在も禁煙を続けている。

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突然、禁煙するに至った理由は極めてシンプル。

強い意志の力？

いやいや逆。

気持ちが折れたから。

肋骨を折って数日、咳するととてつもなく痛かったから。

ありえない、と思うくらいに痛かったから。

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肋骨が折れた初日、二日目まではタバコを吸っていた。

痛みによるイライラがひどく、結構吸っていた。

ところがタバコを吸うと、やはり咳が出やすい。

一回でも咳をすると、本当にありえない！と思うくらい痛かった。

で、天秤にかけた。

タバコを吸いたい気持ちと、ありえない痛み。

ありえない痛みが圧勝した。

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さて、どうやったらやめられるか？

いろいろ禁煙具を買ってみた。

水蒸気が出るタイプのものや、パイポ、二コレット、、、ｅｔｃ。

試した結果、二コレットだけが残った。

（なんせニコチンが入っているし）

水蒸気が出るタイプのものは高い割には、気休めにしかならなかった。

（というよりも、客観視するとなんか滑稽だったので、もう使っていない。）

少しずつ量を減らしながら、今も二コレットは使い続けている。

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痛みも和らぎ、吸おうかなぁと思ったが、思ったよりも禁煙がうまく行って

いたので、この機にやめちゃおうと思った。

で、いろいろ友達とか、知り合いに以前聞いたことを思い出した。

禁煙の失敗パターンだ。

自宅療養で時間はたっぷりあったので、失敗しないための方策をじっくり考えて

みた。

で、結論。

最も失敗する原因は、お酒を飲む席でつい再開する。

小生の周囲の人たちを見ると、このパターンが最も多いと思った。

復帰後、現にそういった場に何度も出くわしたが、酒席でタバコを吸っている人から

「どう一服」と悪魔のお誘いがある。

吸いたい衝動は日に日に弱くなっているが、食後と酒席ではやはり吸いたくなる。

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そこで、考えたのが、上の写真にある葉巻。

（といってもドラマに出るようなゴツイタイプのものではなく、タバコの形に近い小

さい安葉巻）

「葉巻禁煙法」と名づけた。

（それが本当に禁煙と言えるのか！と家族のひんしゅくを買っているが）

「どう一服」と言われたときに、

いや、「僕はこれで」と葉巻を出して吸う。

喫煙所でのコミュニケーションもこれで一応はお付き合いが出来る。

葉巻はタバコと違って肺に吸い込まず、ふかすだけ。

よって、ニコチン中毒とは無縁だ（少しは吸っていると思うが）。

で、小生にとっては、正直（安葉巻だからか）決しておいしいとは思わない。

１，２本吸うともう口の中が気持ち悪い。

でも、香りは楽しめるし、吸った気にもなる。

これで、一応は酒席の場でもタバコは吸っていない。

ちなみにお酒を飲みに行かない時は、一日に葉巻は１、２本吸うかどうか。

まったく吸わない日もある。

それって禁煙って言えるの？と職員数名にも言われたが、無理をせず、でも

タバコは吸わないという意味では効果的だと思っている。

我ながら良い方法を考えついたと実は悦に入っている（笑）。

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是非はともかく。

タダでは転ばない。

（いや、この場合は、怪我の功名か。）

以前から小生の喫煙を心配していた母には、

「肋骨折って、良かったね」

となんとも暖かい言葉をかけてもらった。

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で、経営者らしく、

タバコをやめた分の経済効果を試算してみた。

将来病気になるリスクなどはおいといて、単純にタバコ代と今の禁煙グッズの費用

の対比。

タバコ　毎月１８，０００円～２３，０００円

禁煙グッズ　毎月５，０００円～７，０００円

差額　１３，０００円～１６，０００円

（年間で換算すると、１５６，０００円～１９２，０００円）

言うまでもなく、この差額は日が経つにつれてさらに大きくなる（はず）。

金額の多寡の問題ではなく、やっぱり嬉しい。

で、浮いたお金で、ワールドカップもあるし、スカパーに加入しようと思っている。

ストイックになりすぎず、良いイメージを持って幸せ感を感じる。

この方が小生には続く気がする。

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ということで、多分タバコはやめます。

でも、「ちょっと一服」にもお付き合い出来ます。

ただし、「いまだにタバコなんか吸っているの？」と以前までの自分を思いっきり

棚に上げて、皮肉（ジョーク）を一言添えます。

何はともあれ、これも一つの変化。

新鮮さと喜びを感じている今日この頃でもあります。