有言実行と出来ないことを言わない

『有言実行内閣』

なんて言葉が新聞紙面をにぎわしている。

そもそもこんな言葉が必要になるくらい政府が有言実行してこなかったということ。

なんとも皮肉だ（苦笑）。

、、、

この話がきっかけで、経営者の会で、ちょっとしたディスカッションになった。

「言ったことをやらない」

つまり有言不実行について。

全部出来なくても、やった％や優先順位によるよね？なんて言葉も一部に出たが、言うまでも

なく、これはやっぱり信頼を失う。

で、正直、思い当たる節がたくさんある、とみんなが自己を省みた（苦笑）。

小生ももちろん、反省。

やっぱりリーダーは有言実行出来る人間であるべきだ。

と至極当然の原則を確認した。

、、、

が、

だからといって、

「出来ないことは言わない」が、

「出来ることしかやらない」、

「出来そうな簡単なことしかやらない」

とネガティブになってはいけないだろう。

これも全員一致。

、、、

で、結論。

確率や客観的な視点から見ると、「出来そうもない」ことでも、挑むべきことが

多々ある。

いや、そういったことに挑んでこそ、挑み続けてこそ、組織も個人も変わる。

（今、放送中の『竜馬伝』にそのことがふんだんに出ていると思う。笑）

「有言実行」＝「出来ないことは言わない」

＝「出来そうもないことは言わないし、やらない」

＝「普通に出来そうなことだけ言うし、やる」

になっては絶対にダメなのだ。

おそらく、

心の奥底に、出来なかった時に非難される、信頼を失うという恐怖心が支配すると

そうなる。

その恐怖心に負けることはさらに突き詰めると、利己的な保身につながりかねない。

、、、

リーダーはリスクを背負ってチャレンジする者。

有言不実行（まったく努力せずやらない）は論外だが、

時には不可能と思われることや、達成にとてつもなく障害があるものにも果敢にトライ

しなければならない。

一見、ハッタリのような言動に見えても、

時に大風呂敷を広げ（夢やビジョン）、

そこから具体的に実行する計画を立て、

行動する

なんてことも大いに必要だと思う。

、、、

言うは易し、行うは難しで、

これが結構難しいが、

定期的に自分の言動を振り返り、このバランスを保ちたい。

さあ、今日もリスクを背負って、有言実行！