ソムタムのリーガルマインド涵養の旅

中央大学法学部通信教育課程で学ぶソムタムの日記

牡丹の花が咲きそうです

2007-04-30 21:46:17 | その他
ゴールデンウイーク前半が終わろうとしてますねえ。
明日は仕事。何となく寂しい感じですが、まだまだ後半があるせいでしょうか。
ちょびっと心に余裕もありますね。

さて、我が家の庭に植えた(にわと打つと二羽と変換。さすが中大生のPC??)
牡丹の花がもうすぐ開花しそうです。牡丹の花はとっても華やかで美しいのですけれど、すぐに落ちてしまうので案外とはかないものでもあります。

毎年、ゴールデンウイークの頃に咲くので楽しみです。

前半は、田舎の我が家からさらに山奥にドライブ。たけのこ掘りをしてきました。たけのこを見つけるのは息子の仕事で、私はその周辺を持参したクワで掘る役目。そして採れそうになったらグラグラともぐのは息子の役目。つまり、私はひたすら土方の役目なんですね_(^^;)ゞ。

嬉々として次から次へとたけのこを発見して、ここ掘れ、ここ掘れと息子。
ヘトヘトになりつつ無心にクワをふるう私。しかも、暑い。

結局、推定10kg近いたけのこをゲット。でも、これどうする??
疲れて宿泊先のペンションへ。

ここのオーナーは小説も出していて本のプロフィールを見ると中大出身らしい。
夕食のとき、「いやこう見えて、実は、中大の学生やってます」と言ったら、
いろいろとサービスしていただいた (^O^)ウレシーーー!!
さすがは世界に広がる中大人脈であります。

夜は眠たいところを我慢して、5月の外国法の試験に備えて田中先生の英米法概説をとにかく読了。調子が出たので、そのまま二羽先生の民事訴訟法の教科書読みに入ったところ、読みながら寝てしまったらしく、次の日は首を寝違えてしまいました(涙)

旅行先で勉強できたことにナンとなく満足したらしく、今日、帰宅してから勉強してません。こういうところ、何かが抜けてますね、私も_(^^;)ゞ


リーガルリサーチIDカード届く

2007-04-27 22:48:47 | 卒業論文
最近、勉強があまりはかどらず、ちょっとつらい感じです。

卒論作成に向けて、中大図書館から色々と専門書やら、
地元の図書館ではまず手に入らない古希記念論文集などから
関係論文をコピーしてきたものを読み始めたのですが、

頭に入らない。。。という現実に!

ムツカシすぎるぞ、法律論文、、
ということで、ちょっとプチ落ち込み中。

1ページ読むのにも苦労している状況で、、_(^^;)ゞ
果たして卒論は完成するのでしょうか??

さてそんなとき、中大から待望の2007年度リーガルリサーチ利用IDカードが届きました!リーガルリサーチは、第1法規の法情報総合データベースを活用していますけど、これがもうメチャ便利。

特定の判例から類似の判例検索。判例から関連する判例批評などの論文検索。
法律の条文からも判例や関係論文を検索できます。キーワードからも検索OK
とにかく強力なデータベースで、これが自宅のPCから使えるので感動です。

通常のレポ課題の場合、キーワードや関係条文あるいは主要な最高裁判決などから参考文献を検索し、法学教室、法学セミナー、ジュリスト、法曹時報などの判例解説で関連するものを探し出して読んで勉強すれば、レポートに充分合格点がつくと思いますよ。

それにしても、このリーガルリサーチ。
中央大学平成17年度事業報告によると、中大通教はこの利用に360万円の予算を投入しています。その一方で利用する学生の募集人数は300名。
ということは一人当たり1万2千円の予算をかけているんですね。
学生の利用料は年間3千円ですから、学生は四分の一しか負担してない計算です。
太っ腹だな、中大通教!!

しかも、この中大通教が契約している第1法規のサービスは、通常の個人が利用しようとすると、月額39,690円というパッケージ。これはお得すぎて怖いくらいです。

せっかくこれだけのサービスがありながら、中大通教のホームページを見ると、学生を追加募集中。300名の枠が埋まらないということなのでしょう。

真面目に法律の勉強をしようとする学生であれば、このサービスは本当にお勧めですので、是非活用してみられることをお勧めしますよ。

民事訴訟法オンデマンド授業

2007-04-24 11:28:11 | 民事訴訟法・執行保全法
民事訴訟法のオンデマンド授業を受講しています。
11-8まで、一回目の視聴を全部終了しました(〃´o`)=3 フゥ

この民訴のオンデマ、私的にはかなりお勧めです。

まず、先生である二羽教授。通学生向け情報サイトでも穏やかな先生として定評が
あるようですが、確かに、講義での話し方も激することなくゆったりと話されます。その話し方は穏やかですが、ツボを心得た解説なのでとても判りやすい。

たった11コマしかない授業なのに、内容的には教科書をほとんど全部カバーします(ただし、複数請求訴訟と多数当事者訴訟は省略)。

授業の進め方は、重要項目ごとに教科書も参照しつつ解説がなされていきます。
学説の対立や判例との違いなど、民訴は本を読むだけではなかなか頭に入りにくいですが、二羽先生の講義だと基本的な部分がスッと理解できる(少なくともそういういう気にはなります_(^^;)ゞ)。

そして、この講義ではレジュメが大変充実しています。
各章ごとにレジュメが用意されていて、総ページ数はなんと200頁!
良い子の皆さんは、職場でプリントアウトするのは、、やっちゃいけませんよ。
もちろん、先生の講義はレジュメの全てをカバーしてませんが、そこは自習。

さらに、全11章の各章ごとに○×形式の小テストが用意されているのがオンデマの特色ですが、民訴オンデマはこれが各章10問から15問もあって、しかもその内容が講義以外に教科書なんかも読まないと分からない点にまで触れてあるので、必然的に教科書も併せ読む形になって、結果として短い講義時間を補って勉強するように工夫されています。

最後に、インストラクターの先生も熱心なので、オンラインで質問をすれば詳しい回答がいただけます。事務局も親切で、あるとき質問をアップしたら、「先生は出張中なので返答は数日後になります」と事務局からメッセージが入りました。実際には質問のアップから回答まで4日程度しか空いてないのですが、フォローがきめ細かいところも好感が持てました。

さて、これから視聴2回目に入りたいと思います。私は録音しながら聞いているので、音質を落としてipodに入れて常に持ち歩いています。特に弁論主義、審理の進行、証拠、判決の効力などは民訴の鍵となる分野なので繰り返し聞くようにしています。

全体的に授業のレベルは、あくまで学部の授業ですし、時間も限られているので入門レベル、学期末試験レベルだと思います。司法試験や予備校の講義を想定されると違和感があるかもしれません。

でも民訴は、基本的な手続の流れとその背後にある法理の理解が重要だと思いますので、このオンデマの受講はとても良い経験だと思ってます。最初、民訴の教科書を独学で読んだとき、これはわかんない!嫌いだ~!って思ったのですが、
だいぶ民訴のことが好きになってきました(単純)。

公表されている平成17年度中央大学事業報告では、このオンデマンド授業の実施に中大は3000万円近い予算を投入しています。オンデマは中大通教の大きな特色のひとつです。興味のある方は是非一度、スクーリングを受けているような気持ちで受講してみられることをお勧めします!

中大図書館に行こう!

2007-04-21 18:04:27 | 卒業論文
ちょっとした用事で上京しておりました。相変わらず人が多いな、東京は。

せっかくの機会なので帰りは最終便にして、中央大学に寄って来ました。
夏スクのとき以外で通常学期中の中大多摩キャンパスは初めて。

やっぱり、夏スクのときと違って、キャンパスは沢山の学生で賑わってます。
そんな中、スーツ姿でウロウロする怪しいオヤジ=>ソムタム_(^^;)ゞ
( ̄旦 ̄)/ フフフ♪ みんなビビッているようだな。

今回のお目当ては、そう中央大学中央図書館!!
卒論の資料を一生懸命集めているソムタムにとって、そこはまさに情報の殿堂。
地元の某国立大学の図書館も利用してますが、卒論に使うような専門書、論文
などは、所蔵していないか、あっても研究室所蔵で見ることも出来ない。

でもサスガに中大図書館、法律学関係では探す資料は全部所蔵してます!!
しかも、それがフツウに学生が利用できる環境にあるので素晴らしいです。

ということで自宅のパソコンからCHOISに接続し、リストをつくってから
中大図書館に向かいました。行くぞ~!

まず入口は2階です。間違えないようにしましょ~。
入るとすぐに入館ゲート。あせらず学生証を取り出しましょう。
ゲートのチェック部分に学生証のバーコードを当てると、OKサインが出て
ゲートを通過できます。中大の一員だと実感するひとときです。

お世話になるカウンターは4階と2階。4階が開架書籍の貸出しで2階が
書庫に所蔵されている書籍の閲覧・貸出しです。

まずは4階にゴー。中大では学部生の貸出し制限は6冊まで15日間。
これは通学生も通教生も同じです。
ただし、4年次以上で卒業論文を履修している学生は特別貸出の対象となり、
10冊まで30日間借りることができます。
手続は、4階カウンター横に置いてある「卒業論文等特別貸出申請書」に
学籍番号、氏名、所属を記入し、指導教員欄には通信教育部でハンコを
もらってから4階カウンターに申請するというもの。

通教に入って3年目。初めて、坂を下って通信教育部の建物に行きました!
事務室には10名前後の主に女性の職員の方が忙しそうにしてました。
ホワイトボードには短スクが列記され、定員枠と応募数が記入され、
どれだったか、定員超過、選抜実施と朱書きされてました、ホホウ。

事務局の方からハンコをもらって図書館に舞い戻る。のぼりは坂がキツイ、、。
4階カウンターで申請書と学生証を渡し、コンピュータ処理をして終了。
これで学生証がパワーアップ!10冊まで借りられます。

今度は2階に下りていきます。ここのカウンターでは閉架書庫の本の閲覧と
貸出しができます。CHOISで見たい資料を検索し、画面上で閲覧票印刷
というのを選ぶと、近くのプリンターからジーコジーコと出てきます。
それに名前とか学籍番号とか書いてカウンターに提出、待つことしばし、
名前が呼ばれたときには、書籍が届いており、学生証と引換えに手渡されます。
近くのコピー機でコピーをとるなり、読むなりして、返す本は返し、
借りたい本は借りる手続をすれば学生証は返還されます。

でも専門的な書籍のほとんどは書庫にあるので、直接書庫に入りたい!

そのために閉架書庫入庫申請という手続があり、3年生の4月以降になったら
申請できます。これも申請用紙は2階のカウンターでもらって、通教事務室で
指導教授のところにハンコをもらう必要があります。
ただし、卒論入庫説明会にまずは参加することが必要で、申請書はそのときに
提出するようです。今回は日程が合わなかったので、とりあえず申請書と
事務室のハンコだけゲットし、またの機会に説明会に参加して申請する予定です。

今回は中大図書館で色々と興味深い文献と論文をゲットしました。
ここは本当にスゴイです。せっかく中大通教で学んでいるのですから、
国内有数の法律文献を誇る中大図書館に行きましょう!!
(関東の人がうらやましい、、)



演習を申し込む

2007-04-18 23:22:07 | 演習
昨日、演習申込書を送付しました。
昨年に引き続き、2回目の演習申込です。
(確かに、何かと封筒が要るなあ~)

演習の履修といっても、私は既に同じ分野の演習を履修済みなので、
単位は認められませんし、参加も認められるかどうかは不明です。
もし参加が認められても、聴講という扱いになるでしょう。

それでも演習に参加したいなと思う理由は、卒論準備のためです。
今年、演習を担当される先生が、自分が卒論テーマとしている分野の
ご専門のようなので、演習の場を活用して指導してもらえないかな♪
という気持ちがあるんですよね。
単位は無くてもいいから、2万円も払ってもいいから、演習を受講したい。

それくらい、昨年初めて受講した演習は刺激的でした。

自分のテーマに沿って、レジュメを用意し、発表する。
先生からは容赦なく指摘があり、質問への答えに窮しつつ、頭の中は
真っ白になりつつも、一生懸命に考える。
同じクラスの友人達もみな、同じように必死に挑戦している、
この教室の緊張感は得がたい経験であり、一方通行の授業とは比較に
ならないほどでした。

そして演習が終われば、先生も一緒にゼミ生みんなで飲み会に繰り出し、
わいわいと騒ぐのもまた楽しい思い出でした。

中大通教の皆様に、私は是非、演習の受講をお勧めしたいと思います。
その際に、最終的に論文(小論文、レポート)の提出を求めているゼミが
良いと思います。

その理由は、やはり何かを書くとなると一生懸命に勉強しますし、その
勉強は大変ですが、後に残る成果となります。卒論に取り組むときにも
その経験は活きてくると思います。

昨年の某ゼミでは、鬼の「学年数かける4000字」という努力目標が
与えられ、ゼミ生はみんな顔面蒼白でしたが、結果として、最初はレジュメ
すら用意できなかった状態でも、最後にはそれなりにレポートをみんな提出
するところまで頑張っていました。やれば出来るんだなあ、って。

ということで、ゼミの履修は本当にお勧めですし、どうせ受講するのなら、
自分に興味があって、出来ればレポートを求めているゼミがいいですよ!

私も受講許可されるといいんですが!

イチゴの花が咲く

2007-04-15 20:31:24 | その他

最近、すっかり暖かくなってきたなと感じられます。

長い冬の間、寒風のふきすさぶ中をじっと我慢してきた我が家の
家庭菜園のイチゴ。乏しい肥料にもめげず、春の日差しを受けて、
すこしずつ花開いてきました。

我が家の庭では、イチゴのほかにチューリップの花も開いて、
春を感じさせます。やっぱり、いいですね春は、、。

ありきたりな感想で、ちょっとアレですけど、やっぱり、
寒い冬を乗り越えて、見事にチューリップやらイチゴやらが
花を開かせるのを見ると、努力すれば報われるかなあ、なんて。

ま、努力してないことは自分が一番分かっているのですが、、_(^^;)ゞ

ま、成長したかどうかは別として、新しい学年を迎え、最初の挑戦!
ということで、5月科目試験の登録用紙を記入しました。

今年度から完全マークシート方式。これは、全部鉛筆記入なんですね、
この用紙は。レポ用紙のマークシートの方は一部鉛筆、一部ボールペンで
ややこしいのですが、試験登録の方は全部鉛筆です(ですよね?)。

5月に受験予定なのは、一応レポが全部通った外国法概論、外国法研究、
それから債権各論です。ま、債権各論は勉強する時間が多分無いと
思うので、試験問題を見て厳しかったらパスする作戦です。

さあ、5月試験の運命や如何に!? 楽しみですね。

債権各論第1課題返却

2007-04-12 22:38:10 | 民法
新しくなったオレンジ色のレポ用紙。
その第1号が帰ってきました!!

こりゃ確かに、このオレンジ色のレポ用紙は郵便受けの中で目立つ!

帰ってきたのは、債権各論第1課題。
新しくなった課題なので、もしかして提出第1号??なんて
思ってましたが、4月4日受付で4月10日返却のスタンプがありました。

早速中を見てみると(なんべんやってもドキドキですけど)、
評価4で合格でした! \(*T▽T*)/♪

指導はワープロでびっしり書いたものが貼り付けられており、
本文中にも「この理由は何故か、もっと踏み込んだ記述を」という指導
があったりして、理解が深まりました。

素早い返却に丁寧な指導。こういうとき、中大でよかったと思いますね。

債権各論の第1課題は、附随的債務に関する解除論の基本的理解を問う
ものですから、要素たる債務と附随的債務との違い、附随的債務の不履行
をめぐる判例、学説の紹介を行うことがまずは基本です。

その上で、契約解除の本質、すなわち一度はお約束したことを一方的に
あかんぞ!と言って解消することができるのは何故か?、
それはやっぱり、そんな ((((((((((((*ノノ) ヒドイワーッ ってな、
契約から債権者を解放してあげるという機能と、そういうひどい債務者には
反対給付はアキラメてって引導を渡す機能と両方あって、そのバランスから
解除してもいいかどうかを決めるっていうことなんだと思いをいたし、

そういうことに着目すれば、両当事者の間での契約関係で、お互いに
求めたものが等しく得られたのか、そうでないのかってことが大事なわけで、
そこから契約目的がきちんと達成できたのかどうかっていう基準が出てきて、
附随的債務とか名前にこだわらずに、その基準から判断して、ダメなときは
解除してもいいんじゃない?てなことになるんだと思います。

この関係では大審院のころからの判例が蓄積されていますので、
いくつか並べてみて、このケースはこういう風に考えたんだな、
このケースは実質的に判断したんだなってな感じで整理すると
いいと思います。

パソコン買ったら、約束したパソコンソフトがインストールされてなかった!
こういう場合に契約の解除は認められるでしょうか?
考えてみてください。

実際に判例もありますし、慶應の池田先生の論文もありますよ。




論文の教室

2007-04-10 21:24:19 | 卒業論文
今日はポカポカと暖かく、まさに春到来!という感じでした。
こういう日は、公園にでも出かけ、シートでも敷いて、
本を読んだり、ウトウトしたりなんかするとハッピーなんですが、
ま、仕事もある社会人学生ですから、そういうことは窓の外を眺めつつ、
心の中で楽しむのにとどめましょう。

今日は長男の小学校入学式でしたので、参列してきました。
どの子達も目がキラキラとしていて、みんなこんな時期があったのか~
なんて思ったりして。

入学式では、当然のように君が代の斉唱があり、最近の最高裁判決を
思い出しました。こんなこと考えているのは私だけ?と思いつつ、
周りを眺めてました。まあ、みんなフツウにしてましたが_(^^;)ゞ

さて、4月といえば中大通教も新たな学期の始まりであり、
新入学された方も、学年がまた一つ進んだ方も、沢山おられることと
思いますけれど、新たな気持ちで頑張りましょう。

通教生活で大切な役割を果たすのがレポートをはじめ文章を書く作業です。
ところが大学レベルで文章を書くということは、どのような作業なのか、
作文や感想文とはどう違うのか、アカデミックな論文を書くときの作法には
どういうものがあるのか??

大学での勉強において実はとても大切な技術なのに、分からない場合が多くて、困ったりしますよね。そこで、みなさん、レポートの書き方とか、様々な文章読本なんかを読んだりするのですが、これがまた読むのが大変だったりします。

ソムタムもこれまでに色んな「書き方」の本を読んだのですが、どれも途中で投げ出してしまいました_(^^;)ゞ その中で唯一、大変読みやすいので無理なく最後まで読み通し、なおかつ、その内容が充実していて、とても参考になったのが、

戸田山和久先生が書かれた「論文の教室」NHK出版です。
(アマゾンへのリンク方法が未だに分かりません、、_(^^;)ゞ

この本は、大丈夫か?と思うくらいくだけた文章で書かれているのですが、
大学レベルでの書く作業の基本はしっかりと身につくように工夫されています。
どのくらいくだけているかというと、論証のパターンとして、「こう思う。なぜなら型」というのはいいとして、「いろいろ考えたらこんなんなりました型」とか、「そーじゃなくて、こーでしょ型」とか、出てきます。
でも、楽しく読める感じですが、論証の書き方から反論の導き方、それへの対応の仕方など、レポートのみならず、卒論レベルに至るまで参考になるもので、内容的にはしっかりしています。

大学での文章の書き方に悩んでいる方。
一度、図書館なんかで読んでみられることをお勧めします。

民事訴訟法オンデマンド授業開始!

2007-04-08 17:27:05 | 民事訴訟法・執行保全法
昨日から民事訴訟法のオンデマンド授業の受講を開始しました。
担当は、中大法科大学院の二羽教授です。

とても穏やかな講義ぶりで、とても分かりやすく感じます!
民事訴訟法は、独学でレポートを書くとき、とても味気なく、
分かりにくかったので苦手意識がありましたが、

二羽先生は、民事訴訟法の大切な部分は必ずしも条文には書いてない、
条文だけ見ていては理解できないこともあるので、授業で解説しますと
言われます。これこそ、オンデマンドとはいえ、講義を受ける醍醐味だと
いえましょう。

それから、授業のティーチングアシスタント的な役割を果たすのが
専任のインストラクターの先生ですけど、受講生へのメッセージを見ても
結構熱い気持ちが伝わります。

小林インストラクターから学習の姿勢と題するメッセージが掲示されてました。
何か響くものがあったので、以下引用させていただきます。

「民事訴訟法は、枝葉末節に拘泥する人にとっては、テクニカルで難解であると受け止められるでしょうが、法律の学習にとって大切なことは、その根幹にあるフィロソフィーを理解し、法的なものの考え方を身につけることです。民事訴訟法をあたかも判決製造工場の機械装置のようにとらえて、個々の部品を暗記するような姿勢で学習することは、好ましくありません。
 民事訴訟法の学習に際しては、「暗記ではなく、理解こそが真の記憶術である」というデカルトのことばを是非とも銘記していただきたいと思います。
 確かに、学習しはじめの頃は、民事訴訟手続は無味乾燥な機械装置のように見えるかもしれませんが、その核心には裁判というものを通じて先人たちが築きあげてきた叡智、つまり、手続法のフィロソフィーの結晶がちりばめられていることを忘れないでください。
 また、具体的な紛争を前にして、民事訴訟制度は、そこに渦巻く悲しみや怒りをも飲み込みながら、さまざまな知恵を総動員して、その解決に向けて動き出しますが、そうした正義実現のためのプロセスのなかに、きわめて人間的で感動的な物語を見つけ出すことも少なくないはずです。
 このような民事訴訟法を学習する姿勢としては、自分の頭で考えるという主体性や自主性が最も重要です。そのためには、大いに楽しんで学んでいるかを自分に問いかけてみてください。あまり楽しくなかったら、それは自分の頭を使うことを放棄していることのサインです。」

民事訴訟法オンデマンド授業、結構、充実した楽しいものになりそうです。

外国法研究レポ返却

2007-04-06 21:16:02 | 外国法
今日、外国法研究の第1課題と第2課題が返却されました。

見慣れた黄色い封筒で提出した最後の課題です。
なんとなく、レポ用紙は黄色い方が落ち着くなあ(根拠無し)。

例によってスキマからチェック。
(〃´o`)=3 フゥ 何とか両方とも評価3で合格してました!

第1課題の方は、連邦が連邦憲法によって州から限定的に委譲された権限のみを有する国家であるという基本的理解はなされているものの、単一国家との比較において、国家の統治権が連邦国家は連邦と州とに分属されていること、その権限配分は立法権のみならず司法権にも及ぶことについて、もう少し詳述した方が良かったようです。連邦と州との立法権の並存問題を書いたところ、現代における連邦法の立法範囲の拡大について記述したところには、◎がついてました。

第2課題の方は、やっぱり、マーベリー・マディソン事件判決について、もう少し概要を丁寧にまとめることが求められていたようで、減点されてました。違憲立法審査の趣旨として、法律が憲法に矛盾抵触する場合には憲法が優越的に適用されるということにある、その辺りを丁寧に書くべきであったようですね。

この両課題ともに、論文構成、要約力ともに評価1でした。

やっぱり外国法概論と違って、外国法研究の方はちょびっとシビアですね。

ま、合格は合格です。これで、外国法概論、外国法研究ともに5月の科目試験の
受験資格ができました。

卒論とかでいろいろ忙しいけど、頑張るぞ。