ソムタムのリーガルマインド涵養の旅

中央大学法学部通信教育課程で学ぶソムタムの日記

卒業決定!!

2008-03-08 15:50:57 | 総合面接
卒業が決定しました!!

今日、郵便局の方が配達に来ました。総合面接試問のときに自分で書いた
封筒に卒論と一緒に卒業決定通知が入っていました。

これは配達記録なので、受け取るときサインしながらドキドキしましたよ。

あけてみると、卒業決定について(ご通知)と題した文書が入っていて、

「あなたは、法学部教授会において、2008年3月25日付で卒業することが
 決定いたしましたので、ご通知申し上げます。」

と書いてありました。

また、「成績優秀の表彰について」と題された通知が入っていて、
成績優秀として表彰していただくことになりました☆
これは素直に嬉しいなと思います。


いよいよ、これで本当に卒業です☆☆

入学以来、3年間の通教生活でしたけれど、本当に充実していました。
とても楽しかったです。

とくに、ブログを通じて励まして下さった通教仲間の皆様には感謝しています。
ブログを通じて、孤独になりがちな通教生活を楽しく過ごすことができました☆

ここに、心から感謝したいと思います。
ありがとうございました!!


総合面接試問その2

2008-02-25 19:54:28 | 総合面接
さて、続きです(←遅っ)。

呼び出しを受けて控え室を出ると、指定された教室に向かいます。
教室では、卒論の採点担当者となられた先生が待っておられます。
ソムタムの場合、中大法科大学院のN教授でした。
N教授は、研究者生活40年のキャリアを誇るベテラン教授です。

階段を下りる途中、とりあえずトイレに立ち寄り、不測の事態に備えます。

一礼をして指定教室に入ると、中大通教のHPで在学生向けページの
「卒業論文・総合面接試問」のところで、金井前法学部長が写っている
あの写真と全く同じ感じでした。

机の向こうのN教授。プロフィール写真ではにこやかな笑顔ですが、
試問会場では厳しい表情です。
よろしくお願いしまふ、と笑顔で一礼、着席しても、先生に笑顔無し、、(沈黙)
緊張~~ドキドキ!!

おもむろにN教授が口火を切ります。
「ソムタム君の論文は、なかなか良く調べて書いてるんだけれども、指摘事項に書いたとおり、問題点が沢山ありますね。指摘事項は読んでもらったかな?」
と、もういきなりズバリの宣戦布告であります。

フツー、どうしてこの課題に興味持ったの?とか、世間話ちっくなことを話すのかな~と思っていたのですが、、。このあたり、担当される先生によってスタイルが相当違うんだろうな、と感じました。

だいたい指摘事項に沿って質問がされますけれど、これが簡単ぢゃないです。
例えば、ソムタム論文が扱った中核的な概念について、ある先生の基本書から引用した考え方を中心にして引用したら、先生からそれはちょっと違うんじゃないかと指摘された件についてですけど、「その概念についてどう整理しているのか?」という質問があり、

これに対して、B先生(西の横綱で論文で引用)の本には、かくかくしかじかという記述があり、自分も同じ考えであるが、A先生(東の横綱)の本においても、あれやこれやと記述されており、概ね自分が論文で採用している概念と同一であり、ソムタム論文の分析枠組みを支える概念として適切だと考える、と回答しました。

論文の指摘事項については、各指摘事項ごとに整理して合計約1万6千字に及ぶ対応ペーパーを作成しておりましたので、手元のペーパーを見ながらの回答です。

そうするとN教授からは、「B先生が用いたその概念の説明については、あれこれという事情に考慮して説明する中で用いられた論理構成であり、今回のソムタム君の論文構成においてもそのまま用いることができるのか?」と再質問。

次の弾が無いソムタムとしては、だって、さっきも言ったとおり、東西両横綱の基本書で、ソムタムの言ってることと似てることが書いてありますと涙目の反論。

さらにN教授は、その概念について主な学説の理解は、だいたい○○○、△△△、□□□という風に分類できるけれども、A先生の主張も、B先生の主張も同じだと言えるのか?」と容赦ない追撃が!!

ううう、進退窮まったか! と、そのとき脳裏に浮かんだのが厳しかった演習でのT先生の言葉。
ある法律概念をめぐる学説の違いについて説明しつつ、
「こうした概念の違いは、単なる学者の遊びですか?それとも法律解釈の結果に違いをもたらしますか?」
そ、そうだ。ことさらに違いを強調するよりも、解釈の違い、法的論理構成の違いにつながるか否かに着目して、考えればいいのだ☆
と思いつき、「学説上は3つに分類されるかもしれませんが、今回の論文テーマの検討においては、私が引用した概念を活用して分析枠組みを構築することによって適切な検討ができると考えます。」みたいな回答をひねり出しました。
(←正直言うと、3つの分類がよくわからなかった、、)。

それでも先生は許してくれず、シツコイようだけど、と基本的概念の微妙な差(各先生方の学説の違い)と、ソムタム論文におけるこの概念(実は中心となる柱)について説明を求めてきます。。。
(しばらく幽体離脱を経験した後、、、)何とか、自分なりの説明をしてみましたが、orz…

♪おいらはしどろ おいらはもどろ ふた~りあわせて しどろともどろ♪
(プリンプリン物語を知らない若者はネットで調べてみよう!)

それ以降も容赦ない質問が続き、チキンスキンが立つおもい(by ルー大柴)でしたが、いちいちもっとも勉強になることばかり。

面接も終わる頃、先生は、「自分たちもそうだけれども、どうしても、自分の主張に都合のいい形で学説を使ってしまいがちだが、主張に役立ちそうな都合のいい部分だけではなく、それぞれ展開されている学説の全体にも目配りをして、その中で主張されている場面を整理して、分析を積み重ねるべきなんだ」ということを教えて下さいました。

一生懸命に反論しているうちに、面接試問の途中からは先生にも笑顔が見られるようになりました。

最近の最高裁判例の考え方をソムタム論文の主張にも援用できるのかという指摘については、困難ではないかという先生に対して、どちらかと言うとソムタムの主張に近いと思われる某最高裁判事補足意見があることを引用し、これはソムタム論と同じと考えていいのでしょうか?と逆質問したら、N教授は、「う~ん、ま、その辺については見解が分かれているね~」と。(←このときだけは心の中でガッツポーズ!!)

あっという間に40分が経過し、「はい終わりです、これからも頑張ってね☆」とのN教授の言葉で面接試問は終了~。他の方の話では、結構雑談ちっくなこともあるらしいですが、私の場合、雑談は全く無かったでふ。。。
浦島太郎のような気持ち(←どんな気持ち??)で戻り、事務局の方にソムタム終了しましたと報告、必要書類等を提出して、面接試問は終わったのでした。

改めて思い出してみると、面接試問は、卒論に合格した人だけが受けることのできる個人授業なんだと感じます。指摘されたことでずいぶんと考えが深まりましたし、N教授に指摘されたことを踏まえると、もっともっといい論文(当社比)が書けるような気がします。
あくまでも気がするだけで書くつもりはないですが(汗)。

面接が終わった後、人影もまばらなキャンパスをしばらく散策しました。
いろいろと懐かしい思い出が蘇ってきました。
夏スクのこと、ヒルトップでお仲間たちと話し込んだこと、
いろいろな出会いと学び。これはきっと大切な財産ですね。

総合面接試問その1

2008-02-20 22:17:12 | 総合面接
総合面接諮問に行ってきました!(疲れた~)
その様子をレポートしてみたいと思います。

まず、総合面接諮問の日と集合時間が大学から指定されますので、
それに間に合うように多摩キャンパスまで行かなくてはなりません。
私の場合、朝9時に集合(時間厳守)という指定でした(早っ)。

多摩モノレールを降りて、通学の学生達と一緒に中大に向かう道すがら、
青い空に映える白い建物を眺めながら、いろいろな思い出が去来します。

集合場所は、3号館3352号教室でした。
3号館は、ややこしいことに2つあるので注意が必要です。
事務・研究室棟ではなく教室棟の方ですね。
私は知らずに激しく迷いました(時間に余裕を持って出かけましょう!)

やっと見つけて3号館3階の3352号教室へ。
ここは100人は軽く入れる規模の教室で、面接諮問受験生の総合控え室みたいな位置づけです。

受付で学生証を見せて、配布資料を受け取ります。
この場で、面接諮問担当教授と諮問会場となる教室が指定されます。

3352号室では、指定集合時間ごとに分かれて着席して待機する仕組みです。
黒板をみると、集合時間として、9時、10時、11時、12時半、13時半、
14時半、15時半の各組に分かれていました。
各組の人数は、だいたい10名~15名前後のような感じです。

さて、着席すると、事務局の方が配付資料の説明をされます。配付資料は、
・学員異動入力票(卒業予定登録者用)
・卒業論文作成に関するアンケート
・角2サイズの封筒(卒業論文返却用)
これらについては、当日中に記入しなくてはいけません。

なかでも、学員異動入力票については、通教事務室ではなく、学員ネットワーク課に提出するためのもので、これを提出すれば卒業生(学員)として登録(予定)されるんだ!と思うと、ちょっとドキドキしました。

その他の資料としては、卒業礼状申し込み用紙なんてのもありました。これは、卒業が決定した後、スクーリング参加等で便宜を図ってくれた会社の偉い人なんかに対して、大学が礼状を書いてくれるというサービスらしいです。

さて、こういった書類に記入を済ませると、待ち時間となりますが、これがドキドキ!
周りを見ていると、それぞれ持参した資料らしきものを眺めたりしています。
(なかには机上に分厚い本を6冊程度積み上げている猛者も!)

見渡すと、基本的に服装は男女ともスーツ姿ですね。
一人だけジーパン姿という勇者がいましたが、、。

やることもないので、私も、とりあえず作成した卒論指摘事項への対応ペーパーなんぞを取り出しますが、とても頭に入りません。
ヒマ対策として、PSPも密かに持ちこんでましたが、とてもゲーム機なんぞを取り出す雰囲気ではありませんでした(←当然)。せめてワンセグ対応の携帯に買い換えるべきだったか?(←だから無理だって)。

なかなか名前も呼ばれず、そのうち10時集合組の人たちが続々と控え室に、、。

そんな中、一人寂しくドキドキしていると、なんと、演習でご一緒したY嬢の姿を発見!!
二人して、わーいと手を振り合って再会を喜びました!
演習のときは、とても卒論なんて書けない!と悩んでいたYさんですが、
卒論合格して良かったね~とお互い喜び合いました。
演習の仲間とは同じ科目で卒論に挑戦する可能性も高く、嬉しかったです。

そうこうするうちに、リクルートスーツで身を固めたY嬢の友人女性も到着、
不肖ソムタムも、期せずして両手に花状態となり、すっかりリラックマしてまいりました。

時計の針も10時を回り、9時集合組では残り3人となったころ、
係の方から、「ソムタムさ~ん」と、ついにお呼び出しの声が!!

がんばってと応援するYさん達に「お先に行ってきま~す!」と
ピースサインで手を振りながら、いよいよN教授が待ちかまえる教室へ!!

総合面接諮問では、実に密度の濃い時間を経験しましたが、
まだアタマの整理がつかない状態なので、
その様子は、後日また続編で書きたいと思います☆ 乞うご期待!

総合面接試問の準備

2008-02-16 21:33:07 | 総合面接
窓の外では、雪がしんしんと降り積もっています。
こんなときは、お部屋でみかんなんぞ食べつつ、温かいお茶なぞ飲んで、
はふう~。 今年もいろいろあったなあ、なんて♪(← おいおい)

って、和んでる場合ぢゃないだろ~!!

いよいよ、来週には、総合面接試問です。

総合面接試問の日時は、卒論講評に同封された受験許可通知で一方的に指定されます。

「総合面接試問は最終試験のため、指定された日時の変更は認められません。」

その論理は、いまひとつ不明ですけれど、とにかく従わねばなりまへん。

不肖ソムタムの場合、来週の某日某時が集合時間として指定されました。
(←夏スクの授業開始時間よりも早い時間でふ、早っ)
場所は、中央大学多摩キャンパス3号館の某教室。
集合時間から約30分程度、総合面接試問等についての説明があるそうです。
その後、呼び出されて試験ほんば~ん!ってな感じらしいですね。ドキドキ。

持参物は、学生証と筆記用具が必須、あと卒論コピー、講評、六法その他資料が
任意で本人参照用として認められています。PSPは駄目みたいですね、、、
(何のために携帯ゲーム機を持ちこもうとするのか俺、、いや、待ってる間辛そうで、、)

社会人の場合、平日をいきなり指定されるのは、かなり厳しいものがあります。
不肖ソムタムも、その日は既に会議の予定が入っていたのですが、
某先生を拝み倒して代理出席をお願いし(おお神々しく輝くその頭、いやお姿よ)

さらに、遠隔地居住のため、江戸に出るだけでも一日がかり(←さらに多摩は遠ひ
休暇を2日取得し(←前日から入らないと間に合わない!)、
立川に安い宿を探し(←さすがに妻の実家は使えない、、)、
急いで航空券をゲットし(←高い、、バッタチケットならパリにも行ける値段、、)
やっと準備ができたのでした(疲労)。。

もうこれだけで達成感があり、何となく逃避しがちな面接準備ですけれど(汗)、

卒論の内容をほとんど全部忘れている!!!!!という超現実に直面!!!☆

卒論提出後は、なんとなく間違いをみつけるのがコワくて、
卒論を読み直すのはおろか、関連する本なんかも避けていたのですが(?)、

ほんと、きれいサッパリ、むしろ清々しいくらいに忘れています(完)

先生の厳しい指摘事項に目を覚まし、何とか反論ペーパーを作成中です。。

ここはひとつ必勝を期して、中大レンジャー1号、2号と共に、
うカールやキットカットを懐中に忍ばせつつ、多摩に臨みたいと思います!
(←って、結局、他力本願かい!)

それにしても、飛行機飛ぶのかな??