ソムタムのリーガルマインド涵養の旅

中央大学法学部通信教育課程で学ぶソムタムの日記

民事訴訟法オンデマンド授業開始!

2007-04-08 17:27:05 | 民事訴訟法・執行保全法
昨日から民事訴訟法のオンデマンド授業の受講を開始しました。
担当は、中大法科大学院の二羽教授です。

とても穏やかな講義ぶりで、とても分かりやすく感じます!
民事訴訟法は、独学でレポートを書くとき、とても味気なく、
分かりにくかったので苦手意識がありましたが、

二羽先生は、民事訴訟法の大切な部分は必ずしも条文には書いてない、
条文だけ見ていては理解できないこともあるので、授業で解説しますと
言われます。これこそ、オンデマンドとはいえ、講義を受ける醍醐味だと
いえましょう。

それから、授業のティーチングアシスタント的な役割を果たすのが
専任のインストラクターの先生ですけど、受講生へのメッセージを見ても
結構熱い気持ちが伝わります。

小林インストラクターから学習の姿勢と題するメッセージが掲示されてました。
何か響くものがあったので、以下引用させていただきます。

「民事訴訟法は、枝葉末節に拘泥する人にとっては、テクニカルで難解であると受け止められるでしょうが、法律の学習にとって大切なことは、その根幹にあるフィロソフィーを理解し、法的なものの考え方を身につけることです。民事訴訟法をあたかも判決製造工場の機械装置のようにとらえて、個々の部品を暗記するような姿勢で学習することは、好ましくありません。
 民事訴訟法の学習に際しては、「暗記ではなく、理解こそが真の記憶術である」というデカルトのことばを是非とも銘記していただきたいと思います。
 確かに、学習しはじめの頃は、民事訴訟手続は無味乾燥な機械装置のように見えるかもしれませんが、その核心には裁判というものを通じて先人たちが築きあげてきた叡智、つまり、手続法のフィロソフィーの結晶がちりばめられていることを忘れないでください。
 また、具体的な紛争を前にして、民事訴訟制度は、そこに渦巻く悲しみや怒りをも飲み込みながら、さまざまな知恵を総動員して、その解決に向けて動き出しますが、そうした正義実現のためのプロセスのなかに、きわめて人間的で感動的な物語を見つけ出すことも少なくないはずです。
 このような民事訴訟法を学習する姿勢としては、自分の頭で考えるという主体性や自主性が最も重要です。そのためには、大いに楽しんで学んでいるかを自分に問いかけてみてください。あまり楽しくなかったら、それは自分の頭を使うことを放棄していることのサインです。」

民事訴訟法オンデマンド授業、結構、充実した楽しいものになりそうです。