ソムタムのリーガルマインド涵養の旅

中央大学法学部通信教育課程で学ぶソムタムの日記

夏スクのこと(労働法)

2006-08-22 20:07:26 | 夏スク
労働法(保護法)は山田先生でした。

この講義はちょっと評価が分かれるかなあ。良かった面と悪かった面があった。

まず、とにかく試験が鬼。一行問題の論述が合計4題で、2題必答。
そのうち一題は、試験当日に講義された内容でした!
正直言って、1時間で論述2題は本当に厳しいなあ(泣)

授業内容について回想してみると、
まず、レジュメは簡素で情報量は多くないけど、判例紹介が豊富な点は良し。
でも民法5の野澤先生のレジュメが100ページ近くあって、その内容も
すごく工夫されているのと比較すると淡白な感じは否めない。

そして、とにかく早口。マシンガントークですごく早くしゃべるんだけど、
「これは違法ということに、なりますね、なりますね、なりっますね」
という感じで、語尾が2~3回繰り返す妙な癖あり。この余分な繰り返しを
省いて、ゆっくりしゃべってくり~。

そして、色々と判例批評なんかもされるんだけど、最高裁の判例を批判しつつ、
「まあ、私の言ってることは少数無力説ですから忘れてください」も口癖。

あと、オヤジギャグも繰り出される。例

「人を殺せば殺人罪、虫を殺せば殺虫剤」
「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」
「スーパーモデルといってもね、スーパーのモデルではありませんよ」

労働法の先生って、近藤先生もそうなんだけど、独特のギャグセンスの
持ち主多し。

まあ、思い出してみると、労働法の基礎となる民法や行政法の知識も織り込んだ
授業をされていたし、特に判例については、百選なんかでは載っていないような
背景情報も含めた講義は流石に中大法学部教授。当然水準以上の講義でした。
憲法でも習った三菱樹脂事件の方が本採用拒否を乗り越えて、復職を勝ち取り、
最終的に役員にまで行かれたということをはじめて知りました。

でもでも。試験はホント厳しかったっす。特に私は帰りの新幹線の都合で
40分間しか回答時間がなかったので、2題の論述は絶望的。とにかく上から
二つを選び、構成もなにもせず、頭にうかぶコトバをそのまま書きつらねただけの
答案となりました(涙目)。

まあ、いいさ。11月の科目試験で奪回だあ~!!

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こっそりと (お饅頭)
2006-08-23 00:24:31
殺虫剤ネタを転用しようと思いますw
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Unknown (suzuka)
2006-08-23 08:47:52
詳細なレポ、ありがとうございます。

1時間の試験を40分で受験されたソムタムさんに脱帽です。

来年、何を受講しようかな~と今からわくわく
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Unknown (hyomi)
2006-08-23 10:13:26
1時間で、2題の論述…。

ただでさえ、

1時間で書ける量って限られていると思うのですが、

2題なんて、大変ですね。

想像しただけで、あぶら汗が出ます(;^_^A
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Unknown (花八)
2006-08-23 22:37:37
労働法の判例を通して、今、働いている環境は、様々な人々の努力で勝ち取ってきたものなんだなあ~と、しみじみしてしまいました・・・。
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Unknown (ソムタム)
2006-08-23 22:54:53
お饅頭さん

中大オヤジギャグ部はあなたの入部をお待ちしています。



suzukaさん

いやいや、40分で解答したのではなく、40分の段階で合格したいという煩悩を解脱しただけです、、(涙)。



hyomiさん

ホント時間がないので焦りました。試験問題が配布され試験開始を待つ間に、ウッスラと逆さ向きに透けて見える問題文を凝視しつつ、考え始めていたのですが、(/*^^*)/ 全然間に合いませんでした。論述2問は厳しすぎぢゃ~!



花八さん

団体法のとき、近藤先生が労働者が権利を取得してきた歴史を熱く講義されたから、労働法に親近感を覚えたんですよね。労働法を受講してから、パート労働、派遣労働問題などについても興味深く新聞を読むようになりましたよ。





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