gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2012年11月5日1. 野田内閣支持率、最低の19%…危機的水準に

2012-11-05 17:02:40 | 日記
2012年11月5日
#、為替、80.49円。80.52円。80.37円。ユーロ、103.21円。103.32円。
#、前場、9023.36円。-27.86円。後場、9007.44円。-43.78円。
スポーツ
1. 3年ぶり日本一。巨人の底力を見た『シリーズ第五戦』
日本シリーズでジャイアンツがファイターズを4勝2敗で下し、3年ぶりの覇権を手にした。阿部慎之助の負傷や、疑惑の判定による危険球退場などの予測不能の事態も起き、また1点差ゲームが3試合と見どころの多いシリーズだった。ひとつ間違えれば逆の結果も十分考えられた展開の中で、シリーズの行方を分けたのはどのシーンだったのか。

 シリーズ2戦目ではテレビ解説も務めたドラゴンズの山崎武司は、「第5戦をジャイアンツが勝利したことがシリーズを決定づけた」という。

「あの試合をファイターズが取って王手をかけていれば、その後の試合は東京ドームで行なうとはいえ、ジャイアンツはかなり苦しかったはずです。内海(哲也)を使ってしまい、残る先発陣の顔ぶれをみても、武田勝、ウルフのファイターズよりも劣る。それに札幌でサヨナラ勝ちを含む3連勝の勢いをさらに膨らませて東京に来る。ジャイアンツが一気に押し切られることも十分に考えられた」

 同じく5戦目が分かれ目だったというのは、ベイスターズ、マリーンズなどでコーチ経験のある高橋雅裕氏だ。

「ジャイアンツはエドガー、加藤(健)と、ふたりをシリーズ初スタメンで起用した。阿部が欠場し、打線の力は圧倒的に落ちる。でも、その打線が相手エースの吉川(光夫)を打ち崩した。エドガー、加藤の起用は戦術的なものというよりも開き直りのようなところがあったと思うんです。それでも普段通りの試合ができたところに、ジャイアンツの層の厚さを感じました。ファイターズからしてみれば、エースを立て、万全の状態で臨んだ試合。それを落としたショックは大きかったと思います」

 それにしても、シーズン14勝を挙げ、パ・リーグ最優秀防御率の吉川は、なぜジャイアンツに打ち込まれたのか。山崎によると、決して吉川の出来自体は悪くなかったという。
「短期決戦で打たれてしまうと、その結果から状態が悪かったとか、コントロールがよくなかったとかいう人もいますが、私が見た感じでは、球速もシーズンと同じぐらい出ていたし、コントロールもそれほど大きなばらつきはなかったと思う。ジャイアンツ打線にやられたのは、メンタルの問題ですよ」

2. <プロ野球>FA権行使、5日から 資格取得者の行方注目
毎日新聞 11月4日(日)20時41分配信

動向が注目される阪神・藤川(左)と西武・中島
 プロ野球のフリーエジェント(FA)有資格者が権利を行使するための手続き期間が5日、スタートする。米大リーグ挑戦が濃厚な藤川球児投手(阪神)や昨季ポスティングシステム(入札制度)でメジャー入りを目指した中島裕之内野手(西武)ら、海外FA資格取得者の行方が注目される。
 国内FA資格は、日本シリーズ最高殊勲選手の内海哲也投手(巨人)をはじめ、2年連続セーブ王の武田久投手(日本ハム)や中村剛也内野手(西武)、寺原隼人投手(オリックス)、平野恵一内野手(阪神)ら、13人が新たに取得した。

 権利行使の意思を表明できるのは、日本シリーズ終了翌日から土、日、祝日を除く7日間以内。コミッショナーが14日にコミッショナーFA宣言選手を公示し、翌15日から在籍球団を含め交渉が可能になる。



3. 復帰1年で…巨人 真田に戦力外通告、6年目・田中大も
スポニチアネックス 11月4日(日)12時37分配信
今年3月、4年ぶりに巨人に復帰した真田
 巨人は4日、真田裕貴投手(28)と田中大二郎内野手(24)に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

 真田は01年ドラフト1巡目で姫路工から巨人に入団。1年目から6勝を挙げたが、08年途中に横浜(現DeNA)へ移籍した。昨年12月にポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を目指したが、入札球団はなし。横浜を自由契約となり、4年ぶりに巨人に復帰したが、今季の1軍登板は1試合で0/3回を3失点だった。

 6年目の田中大は東海大相模から06年高校生ドラフト3巡目で巨人に入団。11年シーズンは自己最多の25試合に出場したが、今季の1軍出場はなかった。

4. 楽天 稲田、草野、中村の3選手に戦力外通告
スポニチアネックス 11月4日(日)16時42分配信

 楽天は4日、稲田直人内野手(32)、草野大輔内野手(35)、中村真人外野手(30)に来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。3選手とも今後は未定。

 今季3年ぶりにパ・リーグに復帰したプロ9年目の稲田は1軍出場2試合。7年目の草野は24試合、打率・241。“悪球打ち”を得意をする6年目の中村は25試合、打率・226に終わっていた。

5. 星野流ゲキ!“アホ、カス、ボケ”のAKB闘将5結成
投手陣にノックする楽天・星野監督
By スポニチ
岡山県倉敷市で秋季キャンプがスタート。星野監督は来季に期待する若手5投手に、ば声を浴びせながら猛烈なノックを浴びせた。「アホ(A)!」「カス(K)!」「ボケ(B)!」。ノックを受けたのは高卒新人で7勝の釜田を筆頭に辛島、塩見、菊池、戸村の5人。

 約1時間、600本のノックを終えた星野監督は「来年はこの5人がやってもらわなあかん」とし「AKB闘将5(ファイブ)」と命名した。キャンプ最終日の19日には首脳陣と報道陣の投票で「一番、頑張った選手」を決める総選挙を開催し、勝者にはご褒美がもらえる予定。今季3勝に終わった戸村は「もちろん“センター”を狙います!」と意気込んだ。

6. 大谷が30位、藤川も38位=黒田は高評価で10位―NBCのFA選手格付け
時事通信 11月5日(月)6時2分配信

 【ニューヨーク時事】米テレビ局NBCスポーツ(電子版)が、大リーグでの去就が注目されるフリーエージェント(FA)選手で、予想される契約額の大きさなどに基づく独自ランキング「トップ50」を発表した。
 日本選手では、ヤンキースからFAになった黒田博樹投手が最高の10位。現役大リーガー以外でも、メジャー挑戦を表明している岩手・花巻東高の大谷翔平投手が30位で、米球界での注目度の高さを示している。海外の球団に移籍できるFA権を取得した阪神の藤川球児投手は38位に入った。
 大谷については、既に日本のドラフト会議で指名されていることに触れ、契約金総額が大リーグの規定を超えて課徴金を払うケースになっても「このような才能ある選手なら、獲得する価値はあるだろう」と評価。ドジャース、レンジャーズ、レッドソックスの関心が高いとしている。
 藤川は「日本を代表する救援投手。数年前からメジャー志向があった」などと紹介。契約内容は年間400万~500万ドル(約3億2000万~約4億円)で2~3年契約と予想している。
 黒田はヤンキースと再契約するとの見方を示した上で、古巣ドジャースも高額でオファーする可能性があると指摘。本人が望めば1年1500万ドル(約12億円)以上の契約を手にできるとした。
 ヤンキースからFAとなったイチロー外野手は35位、レンジャーズからFAの上原浩治投手は42位。1位はレンジャーズで43本塁打、128打点と活躍したジョシュ・ハミルトン外野手、2位は15勝5敗でエンゼルスからFAのザック・グリンキー投手だった。 

7.

8.

9.

10.
ニュース

1. 野田内閣支持率、最低の19%…危機的水準に
読売新聞 11月4日(日)22時5分配信

読売新聞社が2~4日に実施した全国世論調査(電話方式)で、野田内閣の支持率は昨年9月の内閣発足後最低の19%となり、第3次改造内閣の発足直後で34%に回復した前回調査(10月1~2日)から15ポイント急落した。

 過去の民主党政権の交代直前の支持率は鳩山内閣19%、菅内閣18%で、野田内閣も危機的な水準となった。今回の支持率急落は衆院解散・総選挙の時期など、今後の政局に影響を与えそうだ。

 支持率急落の背景には、特例公債法案など重要な政策課題を進められない現状や、田中慶秋・前法相の辞任などがあるとみられる。内閣の不支持率は68%(前回56%)に上昇。理由は「政策に期待できない」37%、「首相に指導力がない」20%などが多かった。田中前法相を任命した野田首相の責任は大きいと答えた人は61%に達した。

 石原慎太郎・前東京都知事が結成を表明した、いわゆる「石原新党」については、「期待する」「期待しない」が各47%で拮抗(きっこう)。期待する理由は「政界再編につながりそう」38%が最も多かった。次期衆院選で石原新党や新党「日本維新の会」など「第3極」の政党が連携することに「期待する」は52%で、「期待しない」の42%を上回った。

2. 万里の長城で日本人2人死亡 大雪で遭難、現地報道
朝日新聞デジタル 11月4日(日)16時35分配信

日本人らが遭難した現場に向かう途中の山道で4日夜、積もった雪の中、車を押す人たち=北京市北西部の八達嶺付近、奥寺淳撮影
 【八達嶺(北京市郊外)=奥寺淳】中国河北省張家口市懐来県にある世界遺産「万里の長城」で、日本人観光客4人と中国人ガイドの計5人が3日夜、強風と大雪のため身動きがとれなくなった。新華社通信によると、このうち渡辺邦子さん(68)と62歳の女性が死亡した。

【写真】4日、日本人らが遭難した現場に向かう途中、雪の積もった山道を進む車=北京市郊外、奥寺淳撮影

 新華社によると、柳井尽一郎さん(76)が行方不明となっている。59歳の女性と中国人ガイドは無事だった。北京の日本大使館には死亡の情報が入っておらず、確認を急いでいる。地元当局者は4日夜、朝日新聞の取材に対し、「まだ安否や身元の確認は取れていない」と述べた。

 中国の通信社、中国新聞社によると、5人は3日夜、北京市西部から登山し、長城に向かう途中で遭難した。中国人ガイドが自力で下山し、警察に通報した。1人の日本人が意識不明の重体だったという。

 現場は北京市との境界に近い山地で、整備され観光地として有名な八達嶺から西南に約20キロ離れている。現場付近は、3日から「数十年ぶりの大雪」(地元メディア)に見舞われ、道路の一部が通れなくなっており、通信も切断されているという。

 地元当局者の話では、5人が遭難した付近の長城を訪れる観光客はあまり多くなく、道路も整備されていない。当局者は朝日新聞の取材に対し、「現場は山の奥深く、捜索は難航している」と語った。


【関連記事】
遺棄認める供述、死亡経緯も捜査 愛知・一宮女性遺体
中国人名義の3口座で互いに送金 ネットバンク不正事件

3. 民主、党内に解散風兆し 月内にもTVスポットCM
産経新聞 11月5日(月)9時7分配信

 民主党が、今月中にテレビのスポットCMを流す方向で交渉を進めていることが4日、分かった。政党が費用のかさむ広告を出すのは選挙期間中か、選挙を間近に控えた時期にほぼ限られる。

 「解散風はいったん吹き始めれば、止まらなくなる」のが永田町の常識。選挙をあおるかのような動きに、党内からは「野田佳彦首相は年内解散のハラを決めたのではないか」との臆測も流れ始めている。

 党関係者によると、民主党は東京や大阪など大都市圏で今月中にスポットCMを流すための交渉中で、最終調整の段階に入った。一部の新聞には3日付でマニフェストの「進捗(しんちょく)報告会」開催を知らせる広告も掲載された。

 離党者が相次ぐ民主党では、あと7人が離党届を提出すれば与党が自力で内閣不信任決議案を否決できなくなる。内閣総辞職を否定する首相にとっては、臨時国会で不信任案可決に追い込まれる前の解散を探りたいところで、政権幹部が年内解散を否定しても党内の疑心暗鬼を誘っている。

4. 除染手当、作業員に渡らず 業者が「中抜き」か 福島
朝日新聞デジタル 11月5日(月)7時6分配信

 【青木美希】政府が主導する東京電力福島第一原発周辺の除染で、現場作業員に税金から支払われる「特殊勤務手当」が本人に支給されていない事例が相次いでいることが分かった。元請けのゼネコンに続いて下請けがいくつも連なる多重請負構造の中で手当が「中抜き」されているとみられ、環境省は実態調査に乗り出す。

 環境省は今年1月から作業拠点となる役場などの先行除染に着手。すでに18件(計35億円)を発注し、数千人が働いている。環境省は、通常の給料とは別に現場の線量や原発からの距離に応じて1日3300円~1万円の特殊勤務手当を作業員に支払う契約を元請けの11社・1組合と結び、手当分を含めて除染事業の予算を計上している。

 ところが、ゼネコン6社が受注した1億円以上の先行除染の6件すべてで、作業員に手当が適正に支給されていない事例が朝日新聞の取材で見つかった。

 複数の下請け会社幹部や作業員が「作業員に渡していない」「受け取っていない」と証言。「他の会社も払っていない。作業員に手当のことを知らせず、日当5千円で働かせている会社もある」と話す社長もいた。

5. 5日から沖縄県など日本各地で日米共同統合演習 約5万人が参加へ
フジテレビ系(FNN) 11月5日(月)11時12分配信

陸海空の自衛隊とアメリカの4軍、あわせて5万人近くが参加する大規模な共同統合演習が、5日から沖縄県など日本各地で始まる。
沖縄・那覇市には4日夜、演習に参加するため、北海道や九州から移動してきた陸上自衛隊の部隊が到着した。
共同統合実動演習は、2年に1度行われているもので、今回は、沖縄・九州を中心に日本各地と周辺海空域に、自衛隊3万7,000人余りとアメリカ軍およそ1万人が展開して、12日間にわたり実施される。
海洋進出と軍備増強を進める中国をけん制して、日米の共同行動能力を示す狙いもあるものとみられるが、過剰な摩擦を避けたい日本政府の意向も表れ、当初、計画されていた沖縄県の無人島を使用しての離島防衛訓練が見送りになったほか、演習全体が異例の全面非公開となっている。

6. 日本一となる真の強さを求めて”守りの野球“
危険な打球だった。

 日本シリーズ第6戦。巨人が日本一まであと1アウトと迫った9回表2死一、二塁。日本ハム・糸井嘉男の放った打球は、少し詰まり気味に大きなバウンドで三遊間に転がった。

 猛然と前進した巨人の遊撃手・坂本勇人がボールを捕ると一塁に矢のような送球をした。その瞬間に50メートル5秒76の俊足を飛ばして糸井がベースを駆け抜けた。

 ホントに間一髪だった。

 一塁塁審の右手が上がったのを合図に、巨人ナインが一斉にマウンドへ向かって駆け出した。

 このシーンを見ていた評論家の達川光男さんは坂本の守備を絶賛する。

「山口のシュートのサインを見て、あらかじめ三遊間方向に守備位置を変えていた。もし、変えていなかったら、おそらく一塁はセーフになっていたはずです」

 翌日のスポーツ報知の評論では「集中力の中での余裕」であり、これが「一流」と「超一流」の違いだと絶賛していた。

強力打線のイメージだが、原監督の思惑は「守備力強化」だった。
「今年は守備から入ったチームだった」

 日本一へと登り詰めた監督の原辰徳は、こう述懐する。

 巨人と言えば「他のチームの4番打者を奪いとって作った」強力打線というイメージが強い。昨オフも横浜(現DeNA)の4番だった村田修一をフリーエージェントで補強したために、「またか……」というイメージを抱いたファンも多かったかもしれない。

 ただ、原が村田に求めたものは、打力ばかりではなかった(もちろん打力への期待が大きかったのは確かだが……)。

「三塁を固定したかったのと、三遊間、左方向の守備力を強化したかった」

 原の説明だ。

 以前にこのコラムで書いたが、原にとっては2年越しの恋人だった村田獲得には、三塁手を固定して守備面の強化を計るという狙いもあった。

 加えてその村田と三遊間コンビを組む坂本に対しても、守備力強化を目的に、昨オフには荒療治も行った。守備の名手として知られるヤクルトの宮本慎也の下に“弟子入り”させたのである。
「キャッチボールを見て呆れました」という宮本の言葉。
「キャッチボールを見て呆れましたよ」

 そのときを振り返った宮本の言葉だ。

「キャッチボールは最初のボールを投げる練習なのに、坂本のは単なる肩ならし。きちっと足を使って、強いボールを相手の胸をめがけて投げ込むという基本ができていなかった」

 捕球に関しても、すべて楽をして捕ろうとしてしまう悪いクセがついていた。

「足を使ってボールを捕って、足を使ってボールを投げる。その動作ができていなかった」

 もともとセンスだけで守っていた坂本は、ときには守備で驚くようなファインプレーを見せるが、同時に凡ミスも多く、特に一塁へのスローイングの不安定さが目についた。その結果、2年連続失策王という有り難くない記録まで作ってしまっていた。

 だが、この宮本への弟子入りを機に、守備への意識が大きく変わり、実際の守備力も一年間で大きく向上した。

 足を使って守って、足を使って送球ができるようになったので、深く守れるようになった。自然と守備範囲が広がり、スローイングも安定するようになった。 

 昨年の失策数が18個で今年が15個。守備率も昨年が.975で今年が.979と数字的には僅かな進化しか見えない。ただ、1球1球サインによって、守備位置を変えて対応できるようになり、守備範囲も広がっているので、目に見えないファインプレーも多くなっている。

 その結果が最後の最後で見せた、あの目に見えないファインプレーだったわけである。

「守備でのビッグプレーが出て、それがチームを救った」
 日本シリーズでは第4戦の延長12回裏に送りバントで一塁カバーに入った藤村大介が、ボールから目を切って落球するという初歩的なミスもあった。

 ただ、原はこう胸を張る。

「今年が守備から入ったチームなら、その狙いが日本シリーズという大舞台でも遺憾なく発揮されたと思っている。藤村のミスもあったが、大事なところで守備でのビッグプレーが出て、それがチームを救った。そういう意味では狙い通りの戦いができたといえると思う」

 初戦では村田が三塁前のボテボテのゴロを素手でキャッチしてそのまま一塁に送球してアウトにした場面もあった。第2戦でも村田は、糸井の強烈な三塁線へのライナーを横っ飛びで好捕している。また、その試合では長野久義が中前の当たりに思い切って突っ込んで、一塁走者を二塁で封殺にしたいわゆる“センターゴロ”を見せた。

 その後も松本の2つのダイビングキャッチなど、随所で好守備が飛び出して、巨人はピンチをしのいだ。
「やられた!」と思った時に、長野の巧みなプレーが。
 日本一を決めた試合。

 巨人ファンの誰もが「やられた!」と一瞬、肝を冷やした場面があった。

 同点で迎えた7回表2死満塁。打席に糸井を迎え、巨人がマウンドを左腕の高木京介にスイッチしたその2球目だった。高木京のストレートを糸井のバットが完璧に捕らえた。

 ラインドライブのかかった痛烈なライナーが右翼を襲う。だが、次の瞬間、ボールは長野のグラブにすっぽりと収まっていたのだ。

 スポーツ報知の評論で、達川さんは長野の守備についてもこう指摘していた。

「状況を考えれば前に出てもおかしくない場面だ。だが、長野はワンボールというカウントを見て、フェンス際に下がっている。糸井という打者の心理を読み切り、思いきり振ってくるという冷静な判断があった」

 同時に8回表2死一塁で杉谷拳士の打球を処理した際の守備位置の変更も指摘し、これも適切な「準備」のたまものと評価した。

 入団当時の長野は、足も速く肩も強いが、守備での凡ミスが多いと指摘される選手だった。しかし今は打つだけではなく守備力にも定評のある好選手へと成長して、その守りでも日本一に貢献した。

 原が掲げる「守りの野球」が結実し、3年ぶりのリーグ優勝と日本一への道を切り開いたわけである
「キャッチボールを見て呆れました」という宮本の言葉。
「キャッチボールを見て呆れましたよ」

 そのときを振り返った宮本の言葉だ。

「キャッチボールは最初のボールを投げる練習なのに、坂本のは単なる肩ならし。きちっと足を使って、強いボールを相手の胸をめがけて投げ込むという基本ができていなかった」

 捕球に関しても、すべて楽をして捕ろうとしてしまう悪いクセがついていた。

「足を使ってボールを捕って、足を使ってボールを投げる。その動作ができていなかった」

 もともとセンスだけで守っていた坂本は、ときには守備で驚くようなファインプレーを見せるが、同時に凡ミスも多く、特に一塁へのスローイングの不安定さが目についた。その結果、2年連続失策王という有り難くない記録まで作ってしまっていた。

 だが、この宮本への弟子入りを機に、守備への意識が大きく変わり、実際の守備力も一年間で大きく向上した。

 足を使って守って、足を使って送球ができるようになったので、深く守れるようになった。自然と守備範囲が広がり、スローイングも安定するようになった。 

 昨年の失策数が18個で今年が15個。守備率も昨年が.975で今年が.979と数字的には僅かな進化しか見えない。ただ、1球1球サインによって、守備位置を変えて対応できるようになり、守備範囲も広がっているので、目に見えないファインプレーも多くなっている。

 その結果が最後の最後で見せた、あの目に見えないファインプレーだったわけである。

「守備でのビッグプレーが出て、それがチームを救った」
 日本シリーズでは第4戦の延長12回裏に送りバントで一塁カバーに入った藤村大介が、ボールから目を切って落球するという初歩的なミスもあった。

 ただ、原はこう胸を張る。

「今年が守備から入ったチームなら、その狙いが日本シリーズという大舞台でも遺憾なく発揮されたと思っている。藤村のミスもあったが、大事なところで守備でのビッグプレーが出て、それがチームを救った。そういう意味では狙い通りの戦いができたといえると思う」

 初戦では村田が三塁前のボテボテのゴロを素手でキャッチしてそのまま一塁に送球してアウトにした場面もあった。第2戦でも村田は、糸井の強烈な三塁線へのライナーを横っ飛びで好捕している。また、その試合では長野久義が中前の当たりに思い切って突っ込んで、一塁走者を二塁で封殺にしたいわゆる“センターゴロ”を見せた。

 その後も松本の2つのダイビングキャッチなど、随所で好守備が飛び出して、巨人はピンチをしのいだ。


【次ページ】 「やられた!」と思った時に、長野の巧みなプレーが。




7. <日本維新>「全国の1区」優先的に候補者擁立 松井幹事長
毎日新聞 11月5日(月)12時36分配信

 日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は5日、次期衆院選での候補者擁立について、「(小選挙区の)1区を中心に候補者を割り振りたい」と述べ、各都道府県の1区から優先的に候補者を擁立する方針を明らかにした。
 松井氏は「人口の集中する都市圏の人たちに支持してもらうのは当然のことだ」と説明。連携を探るみんなの党や、石原慎太郎・前東京都知事が党首となる石原新党とも「別々の政党だ」として、1区には対抗馬を擁立する考えを示した。

 維新は次期衆院選で、350人規模の候補者を擁立する方針を示してきたが、松井氏は「全ての選挙区に立てる目標ではあるが、そこまで至っていない」と述べ、候補者の確保が難航しているとの認識を示した。

 一方、3日に会談した新党大地・真民主の鈴木宗男代表から、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表との連携を打診されたものの、「それは無理だ」と拒否した経緯も明らかにした。【熊谷豪】

【関連記事】
<日本維新の会>新初の代表質問 松野氏、特例公債に賛成明言
<日本維新の会>「たちあがれ日本」とは信頼築けず…橋下氏