七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2006-06-27 00:48:29 | 自動書記
日々ぎりぎり
歯ぎしりする俺
目の前で 裏と表がひっくり返る
生きることがぎりぎりだ 死ぬ時もぎりぎりだ
ぼーっとしているときですらもすれすれのぎりぎりの
枯山水だ
気がつかない
水の恩恵に
午前十一時
明かりを消して爆音で音楽を聴けばいいじゃないか
タイトルなんか忘れてしまえ 
ライナーノーツは燃えるゴミだ
サックスを聴けばいいじゃないか ドラムを聴けばいいじゃないか
息継ぎを聴けばいいじゃないか 衣擦れを聴けばいいじゃないか
祈ればいいじゃないか 踊ればいいじゃないか
泣きたきゃ泣けばいいじゃないか 本当の大人は泣きたい時には泣くもんさ
誰も見てない隠れ家で
いいことしたりわるいことしたり
するんだ
すするんだ
こするんだ
そんな気がするんだ
でも自信はないんだ
常に自信などないんだ だがそれこそが正しいんだ
自信など何の役にも立たないんだ 不安こそがお前を助けてくれるんだ
出回ってることはたいてい嘘なんだ 売り文句なんだ
五枚目のレッドカード
地獄のふちと交代してあげよう
可愛い我が子を突き落とそう
復讐は甘んじて受けよう
でもそのあとやり返そう
火口から降りて行こう
俺の火口
虚無が広がっているさ
ぺんぺん草も生えない土地に
たったひとりの移住者だ
今日も不完全燃焼
明日も不完全
あさっても
そのさきも
不完全なまま終わるんだ
あとには山が残るんだ
雨に削られて平らになるまで
山が山でなくなるまで
俺が俺でなくなるときまで
不完全な完全
燃えない燃焼
どこまでも小さくなる
マトリョーシカを開けまくれ


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