七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2007-10-23 04:46:11 | 自動書記
イマジネーション動き出す午前三時
遅すぎた それでも止められない誕生の時
ハンデ背負ったスタート地点 引き絞る弓 
ためた分だけ 待ち望んだ分だけ 引き絞られる弓が放つ鏑矢
照明弾 可視化プロジェクト
百聞を貫く一見 信じるべき形
動きの軌跡 網膜に啓示
水から学べ 汲めども尽きぬ泉
痩せたオオカミ 厳しすぎる野生の美
安楽を破り それを燃やして照らせ
内側から腐る楼閣 突入制圧 ふたたび作り替える
敵と手を組む なぜならもっと大きな敵がある
最も大きな 間違いがある

どこでどうして
こうなったのか
もはやわからない
追いつめられた
出発点 現在地点 
心の中から エマージェンシーコール
この倦怠に このお茶の間に 非常事態宣言
魂の大虐殺 夢の核弾頭
地獄の日曜日 
一人発狂して徘徊するあるいは
狂人の国で一人正気な奇跡なのか
後ろ指さす奴 その前で飛び跳ねる
見せつけろ お前の自由を
可能性を 実験を 何も知らないということを
ここから始まる時間軸 俺は世界に干渉する
引きこもりが部屋から出てくる 
そのために
それだけのために
遠い荒野に帰ってゆく
あるべき場所に帰ってゆく
あきらめていたことを再びやりはじめる
別のやり方で復活する
手を替え品を替え執拗に
俺の屍を越えてゆく
骨は拾ってやる
せめて埋めてやる
そして忘れ去ってやる








第一回 その2

2007-10-19 23:50:43 | カットアップ
 魚類学者の俺は助手の彼女を愛人にしていた。昼=ラーメン・焼豚・メンマ・ゆで卵・葱・胡椒・ラー油。若乃花をつれて行けば少なくとも五、六品はとれる。よござんすか。大腸の検査や大腸ポリープの切除では、食中毒なんかではありませんでしたよ。一時間の予定が二十分で終ってしまった。そのうち街の真ん中でも大胆にへのこを露呈させた男性が見かけられるようになった。かくて勇猛果敢な彼は今や温泉タマゴの中にその姿をとどめるのみでございます。妙に仲だけはいいのである。宇宙のいちばん遠くのクェーサーよりもっと遠くにもひそんでいる。ま、早く言やあ色気がないってことよ。あとでこのことを知った主は、ある時猛暑の野外からやや涼しいおれたちの部屋に戻ると、少し離れたところにいたチーフ・カメラマンが悲鳴まじりに叫ぶ。B高校の部員たちはおさまらず、お産の時に、伯父さんは、聞けばこの男、いくら何でもおかしいぜ。
 三井は黙り込んでしまい、実はすでに隣のレストランに来ているのであり、のたうちまわりなげら数時間苦しみ抜いた。極めて良識とバランス感覚に富んでいる筈である。女の子はキャアキャア悲鳴をあげ続け、日本の領土権を主張して、眼と口をかっと開いた物凄い形相。ホームページにも登場したヤツガレバッタのトメキチでーす。
「気持ちのいいもんじゃない」
「だから禁じられている」
「あたいもあんたの下っ腹に一発ぶちかましてやるわ」
全員がカーペットの上にぶっ倒れ、劇場支配人と舞台監督の胃には穴があいた。ボクは汗にまみれてどろどろだった。他にも沢山いる。見渡す限りエメラルド・グリーン一色となった。書類や本の下になっていた電話にやっと気づく。
「どんな事情を話すちうんじゃ」
神戸人は当たり前のことに対して、教職員の体罰を過剰に否定する文部省教育委員会世間マスコミの風潮ゆえ、人口増加を第一義に考え、続行しようという意見が大勢を占め、時にはヒステリ気味の女性がわあと叫んで傍らの男性の珍棒に噛みつき、「あのう」と、おれは言った。なんと蝙蝠だった。もちろん警官に見つかれば猥褻物陳列罪で逮捕されるのだが、いささか不安になったヴィーヴェ氏はボーイ長を呼び、ここで犯人はブチ切れて、さまざまな悩みを抱え続けてきたからであろう。その高潔さとは別次元において弱々しい人格であったのかもしれなかった。由美は反抗的に老人を睨みつけた。次が猪八戒で、同席していた女性がついにたまりかねて怒り、彼は三脚のカメラに抱きついたが、飲む気もないのに自動的にモルツが運ばれてきて吃驚。
 以後は誰も恐れて行く者がなかったのだが、今や彼の会社は景気のいいものから倒産寸前のものまでを含めて十二社にも達していた。ぐいとマイクが突き出される。あいつにも迫られているんだ。気がつけば翌々日になっています。

「落とし天狗文の」第一回

2007-10-17 00:32:24 | カットアップ
 息子と二人でボンゴラへ行った時のことだが、そのままの勢いで舞台へ賭け出て最初の科白を喋りだした。
パパの電気剃刀「ムーイムイムイムイ」
地上げ屋に脅されていた。料金は決して多額ではなく、すぐ出て行こうとした。
「おまかせしますので」
それから最近できたイタリア料理店のことを話し、やがて「気ちがいだ」と呟いて去っていく。男はベッドからおり立つなり、彼らの股間から股間へと飛ぶように踏んづけていく。さらに次の者の頭に剣を振りおろす。大きなバナナであれば先端部分を食べ残し、
「人を殺すのは悪いことじゃないって思うんだね」
ピッチャーは失禁した。
「あとは比較的柔らかいのがどばどばっと……」
教師は男性であるため強姦にあらずして強チン、「そらみろ。」引いてきたものの不要だから捨てる。成績でしか生徒を見ようとしない教師は俺に危惧の念を抱き、最後の謎解きの場面において、はしゃいで走りまわり、しかしそのボタンの存在がおれたちに勇気をあたえた。その中には全く可能性のない未来もあるのだが、全身が腫れあがったものの、ちょっと、勘弁してよ気持ち悪いんだから。
 なぜか結婚斡旋所に来ていた。夢の中で妻が助けを求めてきたのだ。野良猫を愛している彼女が餌を持って公園に立つと、イタリア人のコックたちはみな陽気に歌いながらのんびりと料理をし、郵便局員は胸を押さえ、家来がお悔やみを述べると尊は言った。
「血ヘドガ出た」
女がおれを恨めしげに見るので、あらためて六十枚の短編をお願いしたいと依頼してきた。毛皮のコート反対を叫んでいながら、みんな未完成のままで死ぬんだ。宝物のように大切にする。
がくっ。
「いやだわあ。わたしを母親と思ってるみたい」
「面白いか面白くないかで判断するんだ」
下部構造つまり橋台と橋脚が縦にズレていることがわかってきた。
「おほほほほほほほほほほ」
その途端、
「わたしも握手して貰おうかしらん」
客の顔に置き、仕事から抜け出し、もし目醒めても旅の空であればその寂寞感はいかばかりであろう。
「あんたっ。つれてきたわねっ」
手話によるテレビ・ニュース。充電=電気を充たすこと。おそらく当時流行の遊びだったと思うが、涙とよだれの垂れ流しである。今から考えればはっきりしている。
「抱いたろ。」
何人かの前で「ご職業は」と訊かれた時、椅子を倒し、お前さん、ウディアれり、ニッカリ笑ったままであった。しかたなく冷房のきいたビルの中を順番に通り抜けて東京会館までたどり着こうとする。娘は台湾麺を食べたのだが、役者もエキストラも、多いときには数十匹の猫が集まってきた。大変です。感覚も異常である。色の変化に魅せられて目が離せなくなり、昨夜の興奮が忘れられなかったのだ。彼は死にかけたが、だが、あと二時間で会議があるぎゃあ。
「くれぐれもお気をつけ下さい」
死ぬ時、ペントハウスにしてもいいよ。全部でもかまいませんっ。テレビドラマの収録が終る。警官も対応できなくなってきた。おれたちは半信半疑だった。どうしても帰らなければならない。以前この人は料理に時間がかかり過ぎることでコック長と大喧嘩したことがあり、この本はベストセラーになった。その間ずっと待たされているうちにとうとう徹夜となってしまったその朝がたに詠める。
「バックします」
吐き気がしてきた。