七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2008-04-16 00:19:21 | 自動書記
やればいいってもんじゃない
質が厳しく問われる
動けない
一歩も
凍り付いたように
こわばった
喜びが
粉々に割れて
内部からはじけ飛ぶ
卑しさから
逃れるために走れ
もう戻らなくていい
こんなところに
帰ってこなくていい
まぼろし目に焼き付けるがいい
夢うつつの山手線
今日の出来事覚えていない
まぼろしにやられた
ストーブが発火
ナチュラル灰
その後に潜む虚無 深い鬱
天然じゃだめだ 狙って打て
答えが出るまで計算してろ
軌道修正中 次の着陸地点
連続王手 確信犯だけが手にする絶対の確信
氷が溶けきる瞬間
断絶をまたぐ
秘密のドア
しゃべっちゃいけない
わかっていても
山手線に降りてくる
いっちゃった奴がいる
ネクタイの柄
それだけに賭けている
役立たず
俺は寝ぼけている
鈍すぎる それだけはわかる
しょうがない 対象が ない
比べてみたら 何もかも違いすぎて
無限チャンネル
どこでも同期 どこからでも
おまえに乗り移る
分裂した俺と俺の出会いが果たされるさいはて
目を背けられない程近くで起きる
回転ドアの刑
共有できないものだけ持っている
俺もお前も
持ち運んでいる
AからBに
突っ走っている
俺はCである