七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2012-01-19 01:33:10 | 自動書記
俺の複眼は盲目
絶対的神聖の穢れ
漏れ出す秘密
魂がメルトダウン
人々は事故を目撃する
人間という名の謎
君は未確認
流れ行く万物に水平に打ち込まれた楔

浮遊する 俺の宇宙空間
おぼつかない 足下は無重力
クラゲのように無力で
流れるお前を見つめて
俺は大きな潮流に
打ち砕かれて行く

モニタの文字を追いながら
過ぎ行くおれたちの影をみる 
とどめておくことの出来ない
お前の物語をつかみたい
地下鉄の長い通路のように
どこまでも奥深くまで誘われて
光さえも見ていない場所で
漏れ出す不安に耳を傾ける

地下街 網の目くぐり抜け
携帯 電波を探してる
はかない 信号追いかけて
こんな風に笑い こんな風に泣く
ようになるなんて
押し流され 辿り着いた
東京 中枢神経
過去の 栄光の亡霊の墓場の墓標の卒塔婆のようなビル群の根元

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