七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2007-09-13 23:26:50 | 自動書記
100度の言葉地帯
言霊ジャグリング
もてあそばれるべき
虚飾 大風呂敷まるめて ポケットに
ぐうの音もでない程小さな
居場所で沈黙 このまま終了
舞落ちる金箔 死ぬことしかできず
今を説明できず 説明を信じられず
やはり巻き散らかす金箔 ドロドロの地面で輝く
わしづかみにされた心臓 取り戻しにいく
何度も奪われる その度に取り戻す
奪われては取り戻す 俺の心臓が飛んでゆく方向
めちゃくちゃな法則に従って動いている 矛盾の分裂が粉々に乱れた
乗りこなせ でたらめを
振り返って一本の筋で貫けば
偶然が描くアラベスク 謎が形体を持ち深淵からこちらを見つめている

言葉を形にしろ 形は言葉にするな

形が語り出すまでまわりを押さえろ 黙らせろ
形に耳をすませ 形を聴け 形でも舐めていろ
形を描いて動き回る 自主的に踊る
楽しいから踊るんじゃない すべてから逃れるように動く踊りだ
楽しさや優しさよりも命がけ
命がけのつぶやき 抜け落ちろ
落ち延びろ 役立たずよ
別に生きなくてもいいぐらいなんだ
それほどの軽さなんだ それほど自由なんだ
それほどの 切れ味なんだ
痛みを伴う意識改革 グチを一刀両断 切るべきは自分しかいない
俺を切り裂いて俺を取り出す 俺を助け出してやる
守れない 内部から腐ってゆくから
攻め落とせ すべての防壁
証券取引所襲撃 網走監獄襲撃 個人的な計算機を襲撃
目から水が出てくるまで襲撃
飽くなき襲撃 人生を駆け抜けて片っ端から空けまくる
空けてはいけないものまで もう空いている
降りそそぐ オゾンホールから 宇宙船
すかすかの文明を突き抜ける宇宙船
ありえないコンタクト
大失敗
それがつきもの
踊りながら何度目かの襲撃
命ある限り 形ある限り 分からない限り
捨てるものがある限り
切り札を切る時がくる
新しい切り札 
旅立つアウトサイダー
今は逃げろ 
また戻ってこい