七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2009-01-09 21:37:25 | 自動書記
川に来た力
新しいまなざし働く物語
たまらないひとしずく浮かぶそこら中に
割られた中から終わった目くらまし
曲がり角止まりながら暇がないし
はじけた泡が鉄のかたまりに降り注ぐ夜が開かれた
読み進んだ置かれた手紙
僕は私は俺はあなたがたは
ぶらぶらとそこら中を流し始めた足を踏み鳴らしながら
深い夢をでかい筆で書きなぐった
天にあるという秘密の柱支えている力
日のあたる岩の陰にコケが光るもろい谷間
どこか違ういつもの君と離れた時は
星の雨がわきに寄せた箱の中身濡らす
見たらただの壁に描かれた嘘辱められた
豆を潰す後ろ姿の男たちは懐にあいだをあけて
素晴らしいがらんどうを目に焼き付けてつぶったらもう決してふたたび
広がる世の中不思議と誰も気がついていないように見える
子供たちが上に行くのを下から眺め
海の底に吹き出す波が沸き上がるそこから
悪くないよ決してすべて終わってしまう前に
空から
おりて
きたよ
手が
まだ
眠る
朝の
鳥の
声を
聞かせる
ために
跡を
残す
愚かな
行い
犯す
ことを
あえて
して
までも
鏡に映る体そして映ることのない心どこにあるのか知るすべもなく
混ぜこぜこねられた泥の沼這い上がるけものたち
大きく膨らみ伸び上がって高い木の枝をつかむまでに育った
逆立ちのぞいてみたら後ろ姿
せき立てられた旅立ちの扉霧が晴れた
ばれた変わり身の術を剥がされた皮
血にまみれた肉ののせられた皿
風に吹かれゴミの山のやまびこ
こだまする早さ競う今が過ぎる
たまにまたねと訪ね歩く
そのまっただ中