七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2008-09-01 03:41:34 | 自動書記
ふしぎな
ふたたびが
いくとしつき
その姿を変えて
偶然たどったひとつのルート
低いところ流れる水
崖から落ちて
土を深くえぐる
音が遠くまで響く
こだまが返り循環しはじめる呼吸器官
見つめ合う目の中に自分がいてこっちを見ている
連なりの一部分が現在の私を構成する
現在の世界を構成する
作ると同じスピードで壊れる
作り続け壊れ続ける
たった一部分
めぐりめぐり続ける
破片の形は全体と同じ形
どこまで小さくなっても壊れることがない
核は取り出せない
目に見えない
さわれない
法則
おかまい無しに降ってくる隕石に
あきらめもついた
遠い地平線のむこうから
炎の津波が秒速800kmで向かってくるのがオフィスの窓から見えた
およそ数分で全地球が炎に包まれる
その45秒前
俺は
直感で知る
直感を知る
意味を知らなくなる
意味がなくても成立する強固な理論を知る
知りながら旅路をゆく
道のない流れを追いかけてゆく
ぴたりとついていく
たまに介入する
でも跳ね返される
それなのにいつまでも狙っている
その瞬間
一瞬
刹那すぎる