七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

2007-01-08 16:46:03 | 雑文
 1.
 夢という言葉は英訳するとdreamである。しかし「夢」と「dream」は同じものを
指し示しているのだろうか。
「夢」は古代から使われている古い言葉である。「ゆめ」という発音は漢字を当てる前
からあったと思われる。明治時代に「dream」に「夢」という訳語を当てはめたのは、
半分は正解だが半分は不正解だろう。「dream」には睡眠中に見る幻覚という現象として
の意味*1と、実現させたい願望という思いとしての意味*2の2種類がある。この二つの
意味は全く別のものであり、「dream」は二つの意味を持つ単語である。それに対して
「夢」という単語には初めの方の意味しかなかったと思われる。つまり「夢」と「dream」は
全く同じものとはいえない。

*以後、「睡眠中に見る幻覚」という意味を*1、「実現させたい願望」という意味を*2で記述する。

2.
 以上のことは私の推測です。詳細なデータを確認してみたわけではありません。私の
知る限りでは江戸時代までのもので、「夢」が*2のような使われ方をしている文献や作品は
見たことがありませんが、私の見聞などたかが知れているので、もしかしたらあるのかも
しれません。そうなるとこの文章は成り立たなくなりますが、そのために研究者になる
わけにもいかないので仮にそうだとして話を進めます。これから自分自身でもその証拠
集めを始めていきますが、もしこの事柄に関する正しい知識をお持ちの方がいましたら
教えて下さい。よろしくお願い致します。

 *ちなみに家にあった「ユリイカ」1979年12月号の「夢」特集号においては、*1として
の意味の夢という指定がないにも関わらず(企画自体にはあった可能性もある)、*2の意味で
「夢」という言葉を使っている人はいませんでした。

3.
 証拠がないにもかかわらずこのような推測に至ったのには理由があります。私自身は
「夢」という言葉を使う時に、*1の意味でしか使うことがないのです(冗談を言ってる
とき以外は)。私の知人にも*2の使い方をする人は思い当たりません。思い出せないだけで
そういう使い方をされた場面があったのかもしれませんが、それにしてもごく稀であった
ことは確かです。メディアにおいて「夢を持とう」などというフレーズを耳にするたびに
私は違和感を感じます。頭では分かっていても体が受け入れてくれないように思われました。
その違和感に気づいてその原因を探し求めた結果、このような推測に至りました。

4.
 「夢(ゆめ)」という言葉に*1の意味しかなかったとしたら、*2の意味に「夢」という
言葉を当てるのは間違いであり、誤訳といえる。「dream」は「夢」の他に、「願い」や
「望み」といったもうひとつの意味がある、というように記述されるべきである。*2の意味に
ぴったり当てはまる言葉は日本語に無かったのであり、その意味で輸入された概念といえる
から、新しい言葉を作って当てる方が理にかなっている。誤訳の結果「夢」という言葉は
輸入された概念を背負わされてしまい、しかも表面的にそれが分からなかった。そのうちに
英文の情報が大量に日本に押し寄せ、*1と*2の混同が甚だしくなってしまったのだろう。

5.
 最近「夢」が*2の意味で使われることが多いように思われます。私はそのように使われる「夢」に
現実味を感じることができません。そして発言者自身もその現実感に確信を持っているように
見受けられない時があります(そうでない人もいますが)。*2が輸入された概念であると
ともに、古来からある言葉に誤って当てられたため混乱に拍車をかけているように思われます。
その混乱を避けようにも*2の意味を指し示す別の言葉が日本語にないため使わざるを得ない。
それを使えば使う程現実感がなくなっていく。「願い」や「望み」ではだめなのは、それも
また*2にちょうどいい訳語ではなかったためでしょう。何か言葉を作らない限り、真に日本人が
「*2」を持ったり、叶えたりすることはできないのです。しかし*2のような考え方は有用
でもあると思うので、*2に相当する言葉を早急に作り、それを持ったり叶えようとして努力
したりする人に便宜をはかるべきではないでしょうか。
 
皆さんはどう思われますか?



 追記
 以上の文章に事実と違うところがあったら、ご指摘頂けると大変ありがたく思います。
この問題に関してはこれから自ら文献などをあたってデータを集めていきます。





 

42

2007-01-07 17:35:34 | 自動書記
ごごごっごごおっごごごごごごごおごおごおごごおごごごごごごおっごおっごおっごごおごごごごごごごおご
ぐうぐっぐうぐぐぐぐぐうううぐぐぐぐぐぐぐうぐぐぐぐぐぐぐぐうぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐうっぐぐぐぐ
ききききききききききききいきききいききききいきききいきっきっききいっきいきききいききききいききいき
ささっささあささっさっささっさっさささっさささっさささあああさっさあっさっささささあっさっさああささ
*
*
*
*
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*
*
*
*
*
*
*
*
ばらばら ぱらぱら
ひゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

どうも
こんにちは
さようなら
えいやっ


あっ


しまった


忘れてた


でも思い出した


でもまたすぐ忘れそうな
予感

41

2007-01-07 17:28:34 | 自動書記
禁断の地
地は血
雨に混じる血 痴呆の知
力が立ちあがって疾走する
誕生にふさわしい区切りだ
軌道修正計算 少ない燃料での飛行
光り輝く孤独のアクロバット 見るものは誰もいない
最大限の努力をはらって滑り込みセーフの荒れ果てたトライアスロン
荒れた心の地平を失踪中
うらやまれねたまれる程輝くあいつの背中を追って行こう
あいつが行く道はいつも悪路だ そのくせいつも笑っている
俺は弟子 魂の弟子 孤独な魂の弟子 目に見えないものの弟子
引きずるものを疎ましく重い 投げ捨てようとしたら俺自身
道しるべの作成 後に来るもののため
信号機のように律儀な男
感情はない 別にいらない 必須のものでない
豊なカオスとまぐわいまた旅立つ
とても追いつかない
師の姿を見失う
やむを得ず一人で考える 穴を掘る とりあえず掘るぐらいしか思い浮かばない
闇と対峙しなければならないとは
平面から空間への旅
立体的な意識に立体的な魂 相対性理論に従って動く魂
ひとつの環境につきひとつの認識
様々な環境につき様々な認識
ひとつの人生につきひとつの答え
様々な問題につき様々な解答
ひとつの体につきひとつの精神
様々な偶然につき様々な進化
ひとりひとつづつ
多様な多様性
引き裂かれそうだ 裂け目からこんにちは
俺が裂けて中から次の俺
全方位に向けて控えめなエネルギー
使いきらずためる
まだまだその時じゃない
全力で押さえ込め
そののち
全力で解放せよ