七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2005-09-29 22:39:37 | 自動書記
ループ 永遠に
西から 東
初め から終わり
終わりに向かって進む
仕事の合間にちょっと宇宙まで
テレビでしゃべる小泉首相の言葉が溶けて薄れてゆく
悲しみのグッドトリップ
忙しい日々の残りかすの中の一滴
涙の一滴 
すぐに乾いた

月の 引力に反応する
地面には虫がうごめいている
瞬く星は外宇宙で燃えさかる火の玉から1億年かけてやってきた光
俺の細胞が認識する 極小から極大まで75分の1秒で 
俺は瞬間引き延ばされた 紐のように
絡まり あやとり シルエットだけがかろうじて
形を保っているが
それも消えた
ざらざらと
てざわりだけのこして
みえなく
なって
しまった
しまった
存在の不条理に気づいて しまった うかつにも問うてしまった
運ばれる 揺さぶられる 形づくられる 産み落とされ た
逃げる 怒る 恥じる 光る 磨く ななめにぶった切る
風に 夜に 水に ゴミに 宝石に 週刊誌に 火をつけ
舵を 鑿を 鍋を 靴を レコードを ビール瓶を 祭壇に
赤い 好ましくない 興味深い 難しくない 激しい 物語が
持ち上げる 引きずり込む 解放してやる ひっそりいなくなる今夜
ここで
キーを
たたけ
ビルばかりだけどここは大自然のまっただ中
感覚は開け 少ないえさ場の取り合い 縄張り争い
石油 穀物 採掘技術 有害農薬 原子力 争いに決着をつける核爆発
裏をかいて隙間産業 細々と受け継がれる やさしさが
1パーセント
だけつながっている
だが切れ
それもぶった切れ
やけにすっきりしたと思ったら
もうなにもない
あられもない
チンポ丸出し
みんなチンポ丸出し
さすがに引くね
だめだこりゃ
0点だ

0から
またやり直し

 


自動書記について

2005-09-28 23:04:35 | おしらせ
こんにちは。
「ん」公開ということで改めて自動書記(自動記述)について少し。

もともと自動書記はシュールリアリストが初めて提唱したもので、
頭に浮かんだことをそのまま書くという方法である。
意味が分からなくても良い。無意識に書かせるといったところだろうか。
シュールリアリストによる自動書記の小説も出版された。
現在でも岩波文庫の「シュルレアリスム宣言・溶ける魚」などで読むことができる。
この方法は絵画にも適用された。

俺個人の自動書記体験は十数年前、
当時j-waveの「アクロス・ザ・ビュー」という番組でモーリー・ロバートソンが、
自動書記の詩をリスナーに書かせて(faxで)投稿させるという企画にであったのが最初だった。
モーリー・ロバートソンがリスナーに勧めたやり方は、
1.ノートと滑りの良いペンを用意する
2.喫茶店(ドトールなどの長時間居座れる所)で頭に浮かんだことをそのまま書く
というものだった。やり方という程のものではないけれど、
今にして思えば喫茶店でやるというところがいい。
家の中ではなく外で、一人きりではなく周りに見知らぬ人がいる場所で。
無意識も活発に動きだしそうだ。

その頃から俺も自動書記を始めました。
この度それを公開でやってみることにしましたが、
他人が見て面白いかどうかは自分では全く分からない。
俺は楽しんでますが。
皆さんもやってみませんか、自動書記…

8

2005-09-24 02:55:21 | 自動書記
耳が いたい もう聞こえない
近い 遠くはなさそうだが 言えない
口があるのになぜか言えない
ひたいが割れて 芽が出て 俺は吸い取られる
その植物 俺のマンドラゴラ 俺は土から抜け出たマンドラゴラ
毒 麻薬 致死量の95パーセント
恥ずかしいと大胆の境目 割れ目
きめ細かいひとしずく 俺に葉水を
頭には聖水を 手のひらにはメッセージをなぞってくれ
おねがいを きかないでくれ 俺はもう昨日の約束は忘れた
昨日までのことは全部忘れた なつかしむのはやめてくれ
俺の幸福感は今存在することだけ いまあるだけ ありったけ 血に流れている分ちょうどだけ
ちょうどそれだけ
ちょっとだけ
まんまだけ
くだけ
粉々に してしまえ 予感なんて いつも当たらない
一点に収縮したと思ったら次にはカオスに拡散
その連続だ 至る所でそれだ 開闢が至る所
漏れている あふれている それが普通に起きている
太陽のどしゃ降り 月のひとしずく
浴びた
剥がれた
それが普通だった
気づかなかった
来た
この時は来た
また来た
またこの時は来た
火だ
同時に水だ
あか
くろのなかにあか

忘れられた穴 俺は入っていこう
心が剥がれてむき出しに 痛みは忘れてなめらかに
表層から内部にアタックしていくリズム
俺を分解するプリズム
濾過されて浸透していくオートマティズム
無意識の奥底までおりておりておりて
拡散と収縮の輪廻の車を見せられて
回転の中で虚無も砕かれ
遠心力で正確に分離されて層を成した俺の意識なんぞは
ぺらぺらの薄い3次元の陰に映った高次元の生命力に養分を吸い取られるだけの
つまり捨て犬並みの
美しさなんだ
傷も傷じゃない
天使などいない
現象は容赦ない
お前はまだ
ここにいない



7

2005-09-19 23:36:17 | 自動書記
新規投稿 頭の中は真っ白
新規 心機 来て見て触って
身欠きニシン と 吸血コウモリの
出会い系 ラブ おまけのお菓子あげる
物語はここで急展開 
するはずだった
水風船で遊ぼう 団地でけいどろ
画面の見過ぎで近眼に
レジスタンスが通りを練り歩いている
俺も大きくなったらあんな風に
仁義 右 カギ はかった
はてなマークで魚釣り
ベルマーク集めてきたよ
コバンザメみたいだってよく言われる
仁義仁義と繰り返す
俺の中に
何かいる
安いやつでそろえた
瓶がかわいくて捨てられない
箱の中で腐ってる
窓の隙間から虫が
嵐が待ち遠しい
嵐のときだけは
すなおに

蹴ってくれ 起こしてくれ
眠らせてくれ 一部分だけ
金縛りの夜に おびえて
切り刻んだかけらで 自慰
夕食を吐きもどす
この夜は
一番長い
向こう側に突き抜けろ
友よ 終わりだ
ベルベットかけながらついに吊るされた
エレベーターで
アクションしてたのに
ゲームオーバーだ
セーブデータ消えた
なにもかも死んだ

そんな夜もあったね

こうしてまた旅に出た私は いくつもの山を越え 川を渡り
別のルートを通って 今また同じ場所に来た
ここまでは楽勝だった なんせ一度来た所だから
ここから 未知の領域
ここが水際最前線か
ようやく追いついた
この勢いで追い越すぜ
みんなが眺めている滝壺に飛び込むぜ
高きから低きへ
いずれ
海が見えてくる

6

2005-09-13 03:07:10 | 自動書記
とうにすぎた 悪すぎた時は過ぎた 今は静観 まだ動けず

糸しずく 俺にやって来た幸運 日向のなかでごろごろと

金魚は大きくなりすぎた ペリカンは泡だらけ ふらふらして

ヒントで分かったよ ドラマの続きはもう見たくない ほっといて

1ヘクタール耕した 文字化け ランナーもたまにおやすみ

ジョークとか言う のど元まででてる 極北にうっとりする




回る

逆から出てきた
はためいてる旗みたいに身を任せ
滝壺の中へ
水中から光を見上げよう
音が
遠くから
幻っぽい








へー
そー
なん
だ…

今日
短か
かった
ね…

また…

会い…

たい…

なあ…





.




も り の な か




く ら い






ふ か い






や わ ら か い






め が






く ら ん で







み え な い







ど こ か





と お く






よ ん で い る








い ま







お れ は








い な い

5

2005-09-11 21:45:10 | 自動書記
雨あられの 祝福を受けて生まれた
生温い空気切り裂いて あられもない姿で
お前は ひとりで渚に佇んで
海の向こうに心奪われ その間に戒厳令は敷かれ
取り巻きは次々とやられた 連れて行かれてそのあとは誰も知らず
いつのまにか そういう風に 一般常識とか言われたんだ それが歴史だ
勝てば官軍だから 晴れてメジャーになれるから 
逆から洗脳 繰り返しに慣らされたパブロフの犬が野生化
かわいいパンダの 襲撃
どろどろと野生人あらわる 常識知らず 歴史知らず ねこいらずを
かぎわけろ 侵略者は毒を盛る 汚いぞ インディアン嘘つかない白人嘘ばかり
北からの朗報 南のカオス 中心はもうそれた
追いかけるな 過去の 栄光だ
過去の栄光は
まだ返り咲きを狙っている
暗黒の海の中で 退廃にふけっている 
止めてやれ 悲しい運命を
ひと思いに終わらせてやれ
やつらは
自分で止まれない

涙を持って断ち切り すぐに乾いた けろりと
新人類は 非情なエコノミスト どちらの味方もしない日和見主義
王は破産 it長者は覆面をかぶり後ろにそっと隠れる
操り人間 廃人 俺はロボトミー
今日の敗北 勝利宣言
拡散を止められない
明日           誰かが…
                        緑の亀を
    瀕死に    嫁いで                      夜があけたら
 おいで
おっかないよ           是非…

        浮き輪             外された
               潔癖すぎたんだ 居眠り中のウサギ その他キリギリスも
えす える えむ ドアを開けろ 

       時々
                        ヒュンダイ

   bgrvbpれgb;tんby;lwrm;tgb;bp;tgrくぇjmん@:bJMくぇ:T」BMRQMKR;くぇKP;JMくぇうBJMQ:っっっっっっRQTBJM@::::WTJ:QWRPTBJM@:ろうYJんPY「」え@あLGQ@:T「WKJRG」@えQKGW「え」@GKRH@「うぇとRJHK@W「:れTY「れS「@YLJHNR「Pくぇい@QHWRG-RTじ「Qうぇ@ろGQ^えおHT「W-ひ@WR0つH-う「WRHW「るーW@H「」うぇR@THQ「てょQ^おてぃ「¥ーW0つH09えH-@W「HW4@おひTWてぃR「^W0てぃR「えい「えーい「えーいRてょり「5W@てぃおW5^おTH69¥35^WYH6おお3^5よ^お56Y^53お6^35Y

ということです
見るなジャップ
見たのか見たんだな
このことは
奴らがみんな洗脳されるまで黙っていろ 
もうすぐ完了だがね

4

2005-09-08 21:42:42 | 自動書記
言葉は使い古し 使い回し よくガタがこないもんだ
嘘ついても全然平気 大量破壊兵器
いつのまにか何か成し遂げたような気になって
評論家面 安全圏から自己責任だとか自業自得だとか
なんとでも言える




何だというんだ

だがしかしこれも言葉だ
抜け道を 風穴を 探せ  

言葉に風穴をあけて風を通してすかすかの構造物に落書きをしてやる
ちんぽだのまんこだのでは手ぬるいというのだ

まだか もういいか 世界中の 怪獣か 懐柔なのか
金と恐怖がばらまかれ
人々はおのおのの場所に逃げ込んでいるのか
ここはまるで凪いでいる 一見平和に見える
つまらない弾き語りにも人が集まる
くるぶしまで水が
前触れが本領を発揮する嵐の前の開戦前夜
タブララサへのエクスタシーが加速させられはやった奴らが幼女を誘拐する
あきあき あきらめ ええじゃないか
ピンクの入れ違い ゲイバーにボトル一本
宗教がらみの合法的詐欺 俺の言葉も呼応して召還する 東京魔方陣のブラックマジック
やめろという声は たくさんの女の絶頂の声にかき消され 男たちはもくもくと励み過ぎkarousi
まめができる程 やっちまった

ペルーから来た男の目に諭される
インドから来た女の目に我に帰る
唯一神など 俺は信じない
短い一生だ

3

2005-09-05 01:55:25 | 自動書記
かまれた のがされた 禍々しく君に似ていた
慚愧に堪えません 包囲網が迫っているから
十円でいいかな 
天気の話からどうしてこんなにもつれたんだ 銀紙にくるんで放り投げちまえ
離   れ   た   り
くっついたり 
してたね

レントゲン写真に地図が現れた
この時は来た
バラバラになった
一人で高い山の山頂で一夜を明かす時が来た
マンホールから
地下水脈を辿らねばならない時が来た
ゴミ捨て場の中に使えるものを見いださねばならなくなった
偶然がひとつの選択をしたんだ
もっと遠くに行けと
いうことになったのだ
約束などいらない
短く切れ
今を


削れたかすが風に舞っている
やがてすっかりきれいになるだろう
ひとときだけ
視界が晴れるだろう
お前を見るだろう
砂時計を 
ひっくり返せ
「次」が始まったのだ
結節点の祭り
もう早すぎて
見えない


2

2005-09-03 09:18:40 | 自動書記
ナナメ 仕事 嘘つき
抽象のもどかし 眼前にあるものを
語れ リアル はためく 音する
滝壺 渋谷のすり鉢の底
山手線の車体に貼られた広告
手相見と称する勧誘
停止信号よ早く変わってくれ
めずらしく予報通り降った

そうこうしているうちに
本当が本と当に分かれて
言い争っている

近づいても逃げないカラスを
まじまじと見てしまった
下駄の左右は音程が違う
TVかなにかの撮影
新発売のお茶 ペットボトル
ネオンサインが一字欠けている
消火されず煙を吐き出す灰皿
間違えて消しちまって打ち直し
街角での奇声 みんな振り向く

語れ
まっすぐに

1

2005-09-03 02:02:24 | 自動書記
雨の夜 あらた
まだだめだ 裸足で歩くアスファルト
下駄の音 後ろ振り向くと 狭い道を車が疾走してくる
でかい波がやってくる
新しいものが 音を立てながら立ち上がり
出る杭として打たれ その音が響き渡り 私たちは目を覚ます

don't believe the hype
はやりをしんじるな

東京アウトサイダーズよ
約束は破られ 言葉の地位は落ちる所まで落ちた
地下に潜った 実験室にやって来た
即効性の言葉の開発を急げ
グチは言うなよ 言葉の無駄遣いさ