七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2006-02-28 02:03:56 | 自動書記
薄いコーヒー飲んだらいい さめたやつ
この紙屑は捨てられない 朝焼けに
駐車場に 吸い殻 侵入が始まる
ゴミの山の中から侵入
テレビコマーシャルから 
深夜の給湯器から
俺の目の前で行われる侵入 去ってしまうまで気づかない侵入
なかったことに
いや俺こそが侵入 灯台下暗し 自分の謎
逃れようと首をくくったその時まさに最大の聖なる侵入
命がけで救った俺の命
以来風まかせにすることにした
ふらふらのバランス 今よりもっと壊れてる
一番壊れてる今よりも 全然壊れてる 破壊された分解
思い出の中にしまい込んで忘れてしまった
もう思い出せない
なかったも同然
意味もない
言葉もない
もう見えない
ただ引っかかりだけがある
指先から脳に達するまでに粉々になった
結晶は血管を伝わって全身に運ばれる
全身ささくれだらけ 過敏なウロコ身にまとった
あいのこ みんなあいのこ
隙間を埋める 掘り返す
おいでおいで
指先からおいで
中枢には真ん中があるから
どっからでもおいで
にゅるにゅるしたまま寝ます
朝まで死んでます
その間だけ起きてます
そう言ったきり戻ってこなかったあいつ
伝説を残していったあいつの忘れ物
置いてきぼりの栄光
栄光を放置 燃えるゴミ
持ってってくれない
配達された栄光
嫌われ者の栄光
不憫なものそれは栄光
ボリュームをゼロにしたら聴こえてくる栄光のナンバー3の軽さに激怒
点線面の順に
たおれた
風で

覆水は返らない 水が落ちる速度を先回り
理論上の正解は実現不可能 指をくわえて見るばかり
あのビルが倒れていくのを
俺が倒れていくのを
止められない
止まらない
土に帰っていくのは理論上の最速記録 更新される理論
誰も追いつけない速度で更新される理論
バターになった
りろん
りろりろ
りろろん
もう寝たい
ぴろぴろ
りりろろんん
お前ら
ろりろ
こんなことが許されると思うのか
でろん
ぽろん
戦地の兵隊さんを思え
ろんろん
ろりん
明日にも大地震がくるかもしれないぞ
りろーん
ろり
んんんんんん
ろん
もうだめだ
ろろりん
んりろ
助けて下さい
りりるり
ろん

りろん
いい
ろりん




夢の中からこんにちは
すぐさようなら
百絞れ はやくボリュームを
ゼロにしろ
ヘッドフォンをはずせ
タガも外せ
道を踏み外せ






19

2006-02-03 01:04:03 | 自動書記
ヒント 道に落ちている
10号線の救世主 ありふれた絶望と救いだらけ
匂いでわかる 察する 読み取る 気づく そのままにしておく
切れ味の鈍い包丁持ち出して千切り

戻ってきたらパンチ 明日からの旅路
東に沈んだ太平洋 でかい水たまり
山は高いところ 部屋の中は猛烈に暑い
ロスしすぎのエネルギー 有効利用は期限切れ 
世知辛く シビア ぎざぎざの会員カード
シャープなチェインソー 
すかっと 切れた
一日が終わった
夜見る夢はぐにゃぐにゃしすぎてて切れない
俺のチェインソーが
意味もないらしい
答えもないらしい
ことばはいらないらしい
むしろ邪魔らしい
それじゃ国際競争に勝てないらしい
それは砂上の楼閣 おれたちが見ているのは夢よりも疑わしい
ただのリアルに飽き果てて お前は旅に出たもんだ
そのことは誰も知らない
噂が噂を呼び
一人歩き
一人寝て
一人酔っぱらった
俺はこれから狩られるのかそれとも狩るのか
特別扱いは許しません
あなたのためになりません
頭蓋骨になっても
決して変わらないだろう
何も変わらないだろう
ほんとのところは
人にはわからないだろう
予想は
当たらないだろう
水が地球を覆い
地面がゆさゆさ揺れはじめ
氷の弾が天から降り注ぐ夜
おまえは
光でなおかつ闇なんだ
分離できないのだ
立体的に見て 触って 粉々に砕け
メビウスの道が延びてる 
そこを行くのかい
瞬間に賭けといた方がいい
何が起るかわからない
勝負はいつまでたっても決まらない
言葉はどこまでも延びてゆく
嘘だらけ どこまでも果てしなく嘘ばかり
装って近づき 心臓の音で確かめろ
動揺してる
どきどきしてる
早鐘を打っている
ちょっと早すぎる
スローが苦手なそんな皆さんに





かくかく
さくさく
さらさら
パセリ食べますか
玉葱…
マリネ マリネッティ
あははははは
敵の攻撃だ
総員配置につけ
サイレンの音に思わずエクスタシー
殺戮の始まりに俺の胸は期待で張り裂けそうさ
通過儀礼を無事乗り越えられるのかわからない
戻らなくていいが
自分で終らせろ
今日考えるのは負けかただ
いかにして
終らせるのか
あと半歩
前に出ろ