七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2006-05-24 23:34:55 | 自動書記
まだ現れない新しい物がもうすぐやってきて
俺の胸のつかえを下ろしてくれるだろう 
夏の草いきれにむせる 頭がダメージを受けた
もう冬のようには考えられない
腐りはじめている スローモーションで
腐敗の花が咲き 腐臭で充満する
涙とよだれと鼻水で
洗い流される
気がついたら荒野で
ひとり
乾ききっていた
荒野とは浮かぶ球体に属すことのない「間」
密があれば 疎があるあるはずだ
俺自身のちょうど正反対の存在
俺はプラスマイナスでゼロになる
波が打ち消しあう 膨大なエネルギーの静止状態
誰も止められない大破壊
今壊れゆくのは古い物さ
決してもとに戻らない流れが美しい過去を永遠に流し去ってしまう
呆然とする間もなく次の流れがやってきて「今」を押し流そうとしている
弱肉が強食に食われるだけ 水が流れて溜まるだけ
天から糸が降りてきて 俺は確信する
誰も聞いていない
ここは無法地帯だ
永遠も瞬間もありだ
裏側が晴れ上がっている
ルールのない ゲームセンターだ
ルールを作れ
ルールとして生きろ
ルールは形の沈黙の中
本当はそんな物ないんだという開き直りこそがルールなんだ
臍下丹田をわしづかみ
まだまだ育つ 
視界が赤く染まる 赤を贈ろう
青を紫に 黄色をオレンジに
してやろう
介入しよう 混ぜよう 
はがしてしまえ
そんなかさぶたつけていては何も見えない
痛いのはちょっとだけ
ちょっと死ぬまで 俺が飽きるまで
君が押し流されるまで



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