朝の散歩、ゴミを出したついでに
いつもと違うコースを歩いてみた。

障子山が正面に見える。
あ、つくしがあった。
つくしは取るのは好きだか、
はかまを剥くのは好きではない。
でも、今ははかまを剥くのが好きな
母と娘がいるから大丈夫。

つくしをとった後、
父のお墓の方に行こうとしたら、
あらあら、何だか心惹かれる道が……。

今は種から知りたい「黄色い種」の時。
ついつい深掘りしたくなる。
出てきたのは、「水晶谷」と呼んでいた場所。
昔はここで水晶が取れたらしい。
私が子供の頃は、
もうすでにここは名ばかりの水晶谷で、
水晶が取れるのは、
もっと奥の「水晶山」と言われる場所だった。
近所のお兄さんお姉さんたちが
連れて行ってくれたその山は、
小さな水晶の粒が採れていた。
今はもうどこがその山なのかさえわからない。

その道をまっすぐ進むとウチのミカン山がある。
ミカンを作らなくなって20年経っているから、
もうみかん山ではなく、ただの山になっているが、
子供の頃、休みのたびに連れていかれた
思い出の場所だ。
子供の頃はみんなで歩いて行ったから、
ここでいつも休憩タイム。
おやつを食べるのが楽しみだった。
3人の子供を連れた母は、大変だったと思う。
いろんな工夫をして私たちを楽しませてくれた。
もう少し先に進むと、
この辺で二股に分かれるはず……
と思うところに道がなかった。

もう誰も使わなくなった道は、
大きな菜の花が通せんぼしていた

その先も崖崩れもあり

かつてはみかん山だった所も
今は荒れ果てた場所になり、
どこがどこかわからなくなって、
違う道に来てしまったのかと思った。

「あ、この車知っている。
この横にうちの小屋があったはず。」
そう思い当たる場所についた。

その場所だけ、他の場所にはない植物が
たくさん生えていた。

「共進建設」と書かれたヘルメットが落ちていた。
父が勤めていた会社だ。
「ああ、お父さんここにいたんだね。」
「定年後は、ぼちぼちミカンを作って暮らすか……。」
そう言っていた父は、
肺ガンが見つかって半年後に亡くなった。
定年を待たず58歳の若さだった。
この山は父が若い時に祖父母と3人で
切り開いてミカンを植えた場所だった。
兼業農家だったから、
父が働いている間は、
母が守ってきた。

20年前、父が亡くなってから、
誰も行かなくなったみかん山は、
作れなくなった2年後に
ただの山に戻っていた。
雑木林になった山に
ころんと転がっていたヘルメットは、
「やりたいことは、今、やっておけ!」
そう言ってくれているようだった。
父の太陽の紋章は、「黄色い種」だった。
導かれるようにここに来た。

『もし、あなたが、毎日、
これが最後の日と思って生きるならば、
いつかきっと、正しい道に進むだろう。』
スティーブジョブスズ
いつも背中で教えてくれた父は亡くなった今も
私を導いてくれる。
3月25日は、新たな決意の日になった。

☘️3月26日(火)☘️〜マリマヤ便り〜
K152 黄色い人・黄色い種・音9
こだわりが強く才能豊かな「黄色い人」
すばらしい才能を秘める「黄色い種」
「傾聴」がテーマ、人々を元気づける「音9」
自分の中で芽吹き始めた力に気づく日。
背伸びをする草のように、
あなたの中で成長したがっているものがある。
それに目を向けて、成長を手助けしよう。
K149〜K152
直感に従い行動すれば、
何事も自然にまとまる。
心の触れ合いを大切にして、
誠心誠意で相手に接してみよう。
理論理屈ではなく、
自分の感受性を何より尊ぶべき時。
いつもと違うコースを歩いてみた。

障子山が正面に見える。
あ、つくしがあった。
つくしは取るのは好きだか、
はかまを剥くのは好きではない。
でも、今ははかまを剥くのが好きな
母と娘がいるから大丈夫。

つくしをとった後、
父のお墓の方に行こうとしたら、
あらあら、何だか心惹かれる道が……。

今は種から知りたい「黄色い種」の時。
ついつい深掘りしたくなる。
出てきたのは、「水晶谷」と呼んでいた場所。
昔はここで水晶が取れたらしい。
私が子供の頃は、
もうすでにここは名ばかりの水晶谷で、
水晶が取れるのは、
もっと奥の「水晶山」と言われる場所だった。
近所のお兄さんお姉さんたちが
連れて行ってくれたその山は、
小さな水晶の粒が採れていた。
今はもうどこがその山なのかさえわからない。

その道をまっすぐ進むとウチのミカン山がある。
ミカンを作らなくなって20年経っているから、
もうみかん山ではなく、ただの山になっているが、
子供の頃、休みのたびに連れていかれた
思い出の場所だ。
子供の頃はみんなで歩いて行ったから、
ここでいつも休憩タイム。
おやつを食べるのが楽しみだった。
3人の子供を連れた母は、大変だったと思う。
いろんな工夫をして私たちを楽しませてくれた。
もう少し先に進むと、
この辺で二股に分かれるはず……
と思うところに道がなかった。

もう誰も使わなくなった道は、
大きな菜の花が通せんぼしていた

その先も崖崩れもあり

かつてはみかん山だった所も
今は荒れ果てた場所になり、
どこがどこかわからなくなって、
違う道に来てしまったのかと思った。

「あ、この車知っている。
この横にうちの小屋があったはず。」
そう思い当たる場所についた。

その場所だけ、他の場所にはない植物が
たくさん生えていた。

「共進建設」と書かれたヘルメットが落ちていた。
父が勤めていた会社だ。
「ああ、お父さんここにいたんだね。」
「定年後は、ぼちぼちミカンを作って暮らすか……。」
そう言っていた父は、
肺ガンが見つかって半年後に亡くなった。
定年を待たず58歳の若さだった。
この山は父が若い時に祖父母と3人で
切り開いてミカンを植えた場所だった。
兼業農家だったから、
父が働いている間は、
母が守ってきた。

20年前、父が亡くなってから、
誰も行かなくなったみかん山は、
作れなくなった2年後に
ただの山に戻っていた。
雑木林になった山に
ころんと転がっていたヘルメットは、
「やりたいことは、今、やっておけ!」
そう言ってくれているようだった。
父の太陽の紋章は、「黄色い種」だった。
導かれるようにここに来た。

『もし、あなたが、毎日、
これが最後の日と思って生きるならば、
いつかきっと、正しい道に進むだろう。』
スティーブジョブスズ
いつも背中で教えてくれた父は亡くなった今も
私を導いてくれる。
3月25日は、新たな決意の日になった。

☘️3月26日(火)☘️〜マリマヤ便り〜
K152 黄色い人・黄色い種・音9
こだわりが強く才能豊かな「黄色い人」
すばらしい才能を秘める「黄色い種」
「傾聴」がテーマ、人々を元気づける「音9」
自分の中で芽吹き始めた力に気づく日。
背伸びをする草のように、
あなたの中で成長したがっているものがある。
それに目を向けて、成長を手助けしよう。
K149〜K152
直感に従い行動すれば、
何事も自然にまとまる。
心の触れ合いを大切にして、
誠心誠意で相手に接してみよう。
理論理屈ではなく、
自分の感受性を何より尊ぶべき時。
