勝手にしあわせになってるかも 〜旧、明日はもっとしあわせにするぞ〜!〜

今日はマヤ暦的にはどんなエネルギー?
日々の暮らしの気づきとともに綴るマリマヤ便り

ロトルア ウォーキング紀行 Red woods

2016-02-25 21:57:39 | 旅行

ロトルアはNZの北島では、温泉で有名な観光地だ。
たくさんの観光客が国内外から訪れるが、どこも有料でそれもかなり高い。
例えば、テ・プイア。
きれいに整備された遊歩道、吹き上げる温泉、マオリのショー、どれもすばらしい。

車とお金があれば、どこへでも行けるし、なんでも楽しめる。
しかし、私のように、時間はあるが、お金を使いたくないという人には、
ちょっと辛い。
実は、ここはマウンテンバイクに乗る人たちには、聖地のような場所らしく、
いろいろなコースがあり、街中も多くの人がマウンテンバイクを乗り回している。
その中には、どう見てもご高齢の域に入っている方々も多い。
ここでトライしてみるのも一手ではあるが、レンタル料が結構高い。

そこで、やっぱり自分の足を使って歩くのが一番という人に、
おすすめなのがred woodsだ。
日本の観光ガイドにはちらっとしかのっていないが、
Red woods のiサイト(観光案内所)に行くと、マップがもらえて、
たくさんのコースがあることが初めてわかる。
ほとんどの観光客は、ツアーバスで来て、すぐ帰るが、それはもったいない。


車椅子でも通れるショートコースは、地元の人たちのジョギングコースだ。
ただ、こちらの人の歩く速さは日本人と比べると、足が長い分早いので、
書いてある時間に2割り増しぐらいしておいた方がいいと思う。

2時間のコースでも、何も持たずにジョギングしている人がいるくらいだから、
驚いてしまう。
ところどころ、マウンテンバイクしか走れないコースや、
馬しか入れないコースもあるので、注意が必要だ。

おすすめは紫のコースから、As you do に降りる道だ。
既成のコースにはなっていないが、森林浴が楽しめる。
何日か滞在して、自分の好きなコースを探してみよう。

バックパッカーの宿 ニュージーランド

2016-02-23 20:31:15 | 旅行
私は、日本でも海外でもよくバックパッカーの宿を利用するが、
泊まった事があるという友人はほとんどいない。
日本ではゲストハウスと言われる事もあるが、
ドミトリーという部屋で、ベット一個分が自分のスペースで、
あとは共用スペースとなる。

キッチンは自由に使えるので、料理を自分で作る事ができる。
日本でも2・3千円、海外だともっと安く泊まることができるので、
旅費の節約にはもってこいだ。

しかし、本当の醍醐味は、そこでの人たちとの交流だと思う。
中には、本当にお金の節約のためだけの人もいるが、
反対に交流を求めてわざわざ泊まる人もいる。
実際、数日あっただけで友情が深められるはずはないが、
そこでSNSというツールが活躍する。
私も昔は、また会いたいと思った人のメアドを聞いて、
メールのやり取りを数回したりした事はあるが、
なかなか続ける事は難しく、気がつけば顔も忘れていた…なんてことが、しばしば。

その点、Facebookは優れもの。
まるで、昨日会ったかのように、生き生きと相手の近況を知ることができる。
人によっては、すごく興味を持ったり、反対に興味をなくしたり…。
たった一度しか会ったことがない中にも、Facebookで興味がわき、
近くに行く機会があった時にはわざわざ連絡して会いに行った事もあった。

同じ日本人でも、日本で出会ったなら話さなかったような人と、
海外で会うと一緒に夕食を食べたりするから、おもしろい。

今、私はニュージーランドで、そして19歳の娘はタスマニアで、
新たな出会いを…とこれを書いている途中で、
中国人のおじさんにキウイをもらった。
バックパッカーの宿、最高‼️



ロトルア 生きるってどういう事?

2016-02-23 20:20:06 | 旅行
生きるって、どういう事なのだろう。
日本人は長生きだが、果たしてその中のどれ位の人が、
最後まで自分らしく生きてきたと言えるのだろう。
ロトルアで出会う生き生きした方々を見ていると、
これからの自分の生き方を考えさせられてしまう。

街中を列をなしてさっそうとマウンテンバイクで走っているのは、
60~70歳?いやそれ以上の方も。
途中で出会って、写真を撮らせて頂いたご夫婦に聞くと、
「年をとると、歩くより自転車の方が楽だから。
私達でも、70歳の人に抜かれたりするわよ~。」
と言われていた

レッドウッドという広大な森の中で、セグウェイに乗った高齢のご夫婦にも会った。
どこで借りたのかと聞くと、自分たちのだという。
ウェリントンから持ってきたらしい。

私達は、年を重ねるごとに、無理しないように、怪我しないように、
と用心に用心を重ねて生きようとする。
そのおかげで、日本人は長寿世界一になったのかもしれないが、
果たしてそれは“生きる”と言えるのか?
“息をしている”だけではないのだろうか。

オークランドの老人ホームで働いている友人から聞いた話だが、
入居者が100歳の誕生日の記念にスカイタワーからバンジージャンプをしたそうだ。
心臓も悪いらしいが、「死んでも悔いがない。」と言うので、家族も病院も許可したそうだ。
挑戦した人も、させた人たちも勇気がある。

“自分は1日でも長く息をし続ける事に挑戦したい”と思うのなら、
それはそれですごい事だが、もしそうでないのなら、
自分はどう生きたいのか考え直してみるべきかもしれない。

ワイヘキアイランド〈ワインを飲まない楽しみ方〉in オークランド

2016-02-19 19:00:38 | 旅行
オークランドからフェリーで40分のワイヘキ島は、
ヴィンヤードと言われるワインが楽しめるぶどう園で有名な島だ。

ツアーもあるが、ツアーを予約するとキャンセルできないため、
どんなにお天気が悪くても、行かなくてはいけないから、
気をつけ たほうがいいと、
親切なインフォメーションの方が教えてくれた。

本当は、他の島に行きたかったのだけれど、
若くもない女一人で、それも英語力に問題がありそうな私を見て、
同じ日本人として心配してくれたのだろうけど、
ことごとく提案は却下された。

「日本とニュージーランドは全然違いますよ。
日本の島は、どこへ行っても人はいます。
でも、ニュージーランドの人口は 横浜市と同じで、
それもその3分の1がオークランドに住んでいます。
ちょっと離れたら、助けを呼びたくても、
誰もいないということもあります。
このグレートバリア島は電気が通ってなくて……。」

何かあったら大変だから…という親切心で言ってくれたのは、
よくわかるが、すっかり怖気付いてしまって、
「何かあったら大変だ!」
という恐怖心がチャレンジ精神に負けてしまった。

その時、ワイヘキ島を勧められたが、
パンフレットを見てもワインのことしか載っていないから、
お酒を飲まない私は、興味が湧かなかった。

オークランドで1週間経ち、これではまずい“黄色い戦士”として、
あるまじき行為…と自分を奮い立たせ、2/19島に向かった。

チケット売り場で30ドルの往復チケットを買い、船に乗る。
可笑しかったのは、たくさん人が並んでいたから、
いい席はないだろうな…と思っていたが、
後から乗ったのに、クーラー付きのゆったりしたシート席はガラガラ。
先に乗ったみんなが我先にと座ったのは、
外のデッキにあるプラスチックの椅子だった。
“いい席”というのは、国によって違うんだな…。
海風を感じながら、景色を楽しめると思う人たちと、
髪がバサバサになり、日焼けしてしまうと思う日本人。

時々、デッキに出て写真を撮りながら、
青い空と海と遠くなっていくオークランドの街を見るだけでも、
30ドルの価値はあるのではないかと思った。

島に着くと、みんなバスに乗ったり、迎えに来た車に乗ったりして、
あっという間にどこかに消えて行った。

簡単な地図にウォーキングコースらしい道があったので、
その道を行くことにした。
港から、右に海岸線を歩く。
あんなにたくさん人がいたのに、いつの間にか誰もいない。
そして、私の後をついてくるおじさんが!!
その時、私の脳裏にあのインフォメーションの方の言葉が……。
“女性の独り歩きは、危ないから…。”
隙を見せまいと身構える私に、そのおじさんは、
「カヤックするかい?」
そのビーチのカヤック小屋のおじさんだった。
その人の奥さんも日本人らしく、ウォーキングに行くというと、
詳しいマップをくれて、いろいろ説明してくれた。
日本人女性と結婚しているNZの人は多いような気がする。
気候も似ているので、住みやすいのかもしれない。
第2の人生をどこかで送ってみたいという人には、
お勧めかもしれない。(女性限定)

そのマップを頼りに、ウォーキングスタート。
これが、なかなかステキな道で、
ガイドブックに載ってないのか、不思議なくらいだ。
青い海、青い空、心地よい風。
よく整備された小道を軽くアップダウンを繰り返しながら、
海を見ながら歩くのは、気持ちがいいものだ。
おまけに本当に、誰もいない。
贅沢な気分のはずなのに、なぜかまた、あの言葉が、ムクムクと…。
“女性の独り歩きは…”
呪文のように、浮かんでくる。

そんな不安と何度も戦いながら、目的地のチャーチビーチまでやってきた。
「うわー、羊だ~!!」
そこに広がる景色はオークランド市内ではなかなか見られない、
ニュージーランドらしいのどかな景色だった。
野生のプケコ(ニワトリくらいの大きさの黒い鳥)も途中で、見ることができた

大満足で帰っている途中で、ふと気づいたことがある。
途中で何ヶ所か、不安になって、
“ここで引き返そうか”と考えた場所を通り過ぎた。
もしここであの時引き返していたら、
これもあれも見ることができなかったんだろうな… 。
そう思うと、こんな手前で迷っていた自分が恥ずかしくなる。

きっと人生もこんな感じで、誰かの言葉が引っかかって、
前に進む勇気を失ってしまうことがあるかもしれない。
相手は善意で言ってくれているのだが、
不安と恐れで自分がぐるぐる巻きにされてしまう感じ…。
でも、それで立ち止まってしまったら、
きっと今よりステキなことは起こらないような気がする。
安全で平凡な、昨日と同じ明日。

自分はどの道に進みたいのか、自分で選べる人生は、
それだけで輝いている気がする。

なんて、4時間も独りでぷらぷら歩いていると、
そこはかとなく考えてしまうものだ。