
明日は大晦日です。大晦日は家でゆっくりと過ごして…。夜はテレビを見て、そして初詣に早朝から出かけて…。
…ということはありえず…。
今年も、大晦日は夜勤です。
緩和ケア病棟では、ほとんどの患者さんが外泊をすることができません。ですから、年越しは病室で過ごす患者さんが大半です。
そして、年越しに仕事をして過ごす私も、患者さんの年越しの時間におつきあいさせていただくことになります。
年越しくらい、患者さんのみなさんが安楽に過ごせればいいのに、と思いますが、体調は年末だからといってにっこりと微笑むようによくなるわけではありません。
去年の年越しは、旅立ちのお手伝いをしてました。今年はどうだろう。
へんてこなことかもしれませんが、大晦日に勤務している私は、消灯のときは、「おやすみなさい」とともに、「良いお年を」なんぞと患者さんに声かけします。
そして、翌日の元旦に患者さんが目覚めた時には「あけましておめでとうございます」と声をかけます。
このやりとりには、多くの患者さんがにんまりと笑ってくださいます。
今年も、少しでも心身ともに安楽な年越しが過ごせるよう、患者さんとの時間を一生懸命に大切にさせていただこうと思っています。

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