緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

再掲

2009-08-15 19:53:25 | 

 以前に、自分で作った「生キャラメル」のお話をupしたのですが、文章があまりにもお粗末だったので、upしたものの、削除してしまいました。
 ごめんなさい。

 …というわけで、伝えたかった内容のダイジェストを…お届けします。


 いえ、ねぇ…。

 病気の進行で固形物をじゃんじゃん食べることのできなくなった患者さんのために、生キャラメルを作って、食べてもらおうと思ったんです。

 たまたま、その患者さんからレシピを教えてもらったのもあって、なのです。


 で、
 普段は、お菓子作りは一切しない私が、必死に作ったのです、生キャラメルを。
 レシピに忠実に作成したつもりでした。



 生キャラメルって、加熱しながら、ずーーっと、ずーーーっと、やさしく、やさしーーく混ぜてあげないといけないのですね、
 で、ずーっと鍋に付き添って作ってみたのです。


 が。


 よっしゃ、完成じゃっ、という時、型にできあがった生キャラメルを流し込むときから異変が起こっておりました。


 なんと、型にすべての生キャラメルを流し込む以前に、固まってしまったのです。
 そう。
 加熱しすぎが原因でした。
 (これは、後に教えてもらって知ったこと)


 出来栄えは、「クソ」がつくくらいいけてなかったのですが、せっかく作ったし、味はキャラメルだったので(当たり前、か…)、病棟に持って行きました。

 タッパーに入れた生キャラメルは、○○牧場の生キャラメルとは全く別物といっていいくらいのものでした。


 だってですね。タッパーを振ると、「ころんころん☆」と音がしまして、ですねぇ。

 病棟のスタッフも、私の手作り生キャラメルを見た途端、

 「これ、なに?」


 っと、やさしく尋ねてくれました。

 
 病棟には手作りをしたら、何でもうまくこなしちゃう、スーパー素敵な、あるスタッフがいまして。その彼女は私が生キャラメルを作る以前に、本格的な生キャラメルをスタッフに振る舞っておりました。
 それに比べて…。

 おーーーーーっ、まいっ、がーーーーーーーーっ。
 


 それでも、患者さんは「うん、いけるよーーー。」っていいながら、食べてくれました。


 無謀でした。
 やさしく試食してくださった患者さん、そしてスタッフのみなさん、ありがとうございました。
 

雨じゃん…(涙)

2009-08-09 21:37:01 | offの日

 このところ、週末はずっとゆっくりとお休みする暇がなかったので、今日こそは、バイクでつったったーーーっと走ろう!と思っていたのですが。
 
 雨。
 

 雨の日にはバイクには乗らないへなちょこライダーですので、今日はおうちにこもっていました。
 天気予報も確認せず、適当に予定を立てちゃうからこうなっちゃうんだ。
 
 

 話は変わりますが、本屋さんでふと見つけた本がありまして。
 それは、

 『死ぬかと思った』。

 あの本を電車の中で読むのはすごく危険です。
 笑わずにはいられませんから。

 それにしても、あの本を読んでいて思った。
 世の中には、「うんこちゃん」「しっこちゃん」をもらしたことがある人って結構、いるのね~~。
 
 
 面白いけど、一度読んだら、もう十分だってな感じの本でした。

 

気ぃ、小ちゃっ!!!

2009-08-02 23:54:36 | 

 先日、新幹線で広島に向かっておりました。
 
 実は、実は、実は。
 その日は寝坊してしまい、連れは先に広島に向かい、私はひとりで新幹線に乗ることになりました。
 
 私は、新幹線に乗る時には、「座りたい」という欲求が在来線以上に湧き上がってくるために、必ず、指定席をとります。
 
 
 …だって。
 車窓からの眺めを楽しみたいし、ゆったり本も読みたいし、ぐっすりと眠りたいし…。こんな素敵な時間はないじゃあないかーーーっ。


 で。
 寝坊のために、1人乗り込んだ新幹線。
 

 お。
 車両はN700。
 いいねーーーっ。

 そして、自分の指定席のある13号車へ。

 そして、そして、自分の座席をチケットを見ながら…。
 見ながら…。
 見て、見て、見直して。


 どうみても、自分の座席に、女性が座っている。
 しかも、爆睡している。


 なんで?ナンで?

 数回、通路をうろうろした私。


 眠っている女性に、声をかけてみようか。
 かなり、迷いました。
 迷っていることの証に、私はその車両の通路を、3回は往復しました。
 私が往復したからといって、私が座る予定の座席に座っている女性が目覚めるわけではありません。

 しかも、その時の指定席はA席。
 通路から話しかけるには3列なことと、女性が眠っているために、大きな声を出さなければならない状況でした。
 
 どうして、そんなことが気になるって?


 だって。自分が間違っているとしたら、そのことを大きな声で指摘されたら、しゅんとなるからー。

 既に、通路をうろうろしている私は挙動不審でした。


 これは、車掌さんに交渉してもらうしかないと思いました。
 もしや、JRの手違いで、ダブルブッキングということもあるんじゃないかしら。そう思いました。
 いやいや、そんなことってあるはずない…。
 ほんと、通路をうろうろしながら、いろんなことを考えました。


 私の座席は13号車にあり、車掌室は8号車。
 車掌さんを呼ぶために歩いていくのはとっても億劫っ!



 そう思った私は、同じ車両の空いている席に、とりあえず座ることにしました。
 その間に、車掌さんがくればいいのになーと願いつつ。
 でも、車掌さんは現れませんでした。

 べつの座席に座っている間、私は自分の気の小ささにあきれ果てました。
 女性が寝ているからって、声をかけられないのかよーっ。
 自分が間違っているかもしれないって、びくびくしているのかよーっ。

 などなど。もやもやーーーーん。

 


 結局、女性は、新神戸で目覚め、2つほど先の座席に移動しました。それを見計らって、私は自分の座席に座りました。


 で。


 このエピソードを、職場の仲のいいおじさんに話してみました。
 そのおじさん、新幹線の指定席で、ダブルブッキングを経験されていました。

 ダブルブッキングなんて、ないだろうとおもっていた私。


 何はともあれ、一言、声をかければ、どきどき、もじもじする時間は短かったでしょうに。あれこれ考えているうちに(ほんまに、色々考えたんすよ。)事態は終結しました。


 おっちゃんは、「あなたの配慮ですな」と言ってくれますが、最初に、自分以外の人が、自分の指定席に座っているとわかったら確認することくらいは失礼に当たらないと思うのですが。




 いざとなって、自分はというと、それができなかった。
 これを書いていると、新幹線での自分の不甲斐ないと思う感情が蘇ってきたー。
 ほんま、大切なところやのに、気ぃ、小さすぎっ



 とほほ。