緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

心の持ちよう

2011-04-27 23:56:06 | 

 最近、とても愚痴っぽくなっている自分がいます。

 愚痴ったり、マイナスに考えると、目の前のことがマイナスに見えてくるだけでよくないとわかっていつつも…。

 
 
 愚痴る相手も考えないと…、と思い、相手を選んで愚痴っているつもりですが、私の性分として、あまりに愚痴りすぎると、かえって自分に対して嫌悪感を持ってしまう傾向があります。
 
 自分の心の持ちよう…。

 これに関しては、いろんな本を読んで、自分の心の持ち方を考えてきたつもりですが、いつまでもこうやって悩んでいるということは成長していない、ということなのでしょうね。

 それでも、なんとかしないといけないと思う気持ちは今も変わりありません。
 
 そして、何とかなる、と思うこと。だめだ、と思わないこと。
 これは、自分が心がけないといけないことの一つだと思っています。


 自分の部署で、これまでにやってこなかったことをやろうと思っています。
 それが必要だから、やらないといけないと思っています。

 スタッフからの反論もでるかもしれません。でも、いつかは、今やろうとしていることの大切さに気が付いてもらえたら、と思っています。


 またもや。
 ドラッガーは、こう述べております。

 「あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。・・・・成果とは何かを理解しないといけない。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。・・・・人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど、新しいことを試みる。」

 別に、優れている人を目指そうとしているわけではないのですが、スタッフが何らかの成果を出すために、間違いを繰り返しながらもやり続けようと、勇気を持たせてくれる言葉を、ドラッガーがくれたなーと思いました。



 
 また明日から、修行の日々が続きます。
 

うぐぐ・・・

2011-04-22 00:35:51 | ぼやき

 最近、帰宅時刻が21時よりも早くなったことがない・・・。

 その昔は?(いったいどれくらいの昔のことをゆうてるかは、ひ・み・つ☆)
 19時以降まで仕事をすると、すごく忙しい!と感じていましたが。
 今は、19時に帰れたらラッキー☆、なんて思うほど。

 

 管理職になってみてわかったことがたくさんあります。

 わかったこと。 
 それは、業務内容であったり、労務管理の複雑さであったり。 なによりも。
 スタッフ間の調整がこまめに必要なこと。


 いやいや。そんなことは、管理職になるまでもなく、理解できることだから。
 言い方を変えると、「実感した」ということかもしれません。

 今、病棟の通常の?業務をこなすだけのマンパワーがない。
 どこでそれを補おうとするかというと、ポン自身がスタッフ業務をするということで何とか成り立っている状況。

 自分のスペシャリストとしての役割は、全く果たせていない、この現状。
 

 
 不満や、「もう、やってられっかーーーー!」と思う気持ちもありますが、そんな気持ちになりつつも、自分にとって、何らかの成長につながっていると思う時があるから…。
 なんとかやっていけてますが…。

 いろいろ、考えると複雑です。
 
 
 

不安だけど・・・やるしかない

2011-04-19 02:54:37 | 日々の「ケア」

 帰ってきて、ご飯を食べたら、ばたん・キューで寝てしまって、今を迎えております。

 このところ、とても忙しくて、周りのみんなから、今まで以上に私は「とても忙しい人」になってます。
 そうなると、話しかけにくいという雰囲気を自然と醸し出してしまうことになってしまうから、注意しないといけないなーと思ってます。

 職場のまとめ役・1年生のポンは、今、
 「もし、高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を真剣に読んでます。

 「企業の目的」を医療・看護の目的に置き換え
 「仕事」を日常業務に置き換え、
 「社会」を自分の病院全体と置き換え、
 そして、顧客として考えられる対象を洗い出してみて…。

 実際に、どう考えたらいいのかのシュミレーションをしています。
 
 
 リーダーシップの本も何冊か読みました。
 
 どの本を読んでいてもそうなのですが、マネジメントをすること、リーダーシップを発揮することに必要なことのひとつに、「目標をもつこと」がとても大切なのだと痛感しました。

 ドラッガーはゆうております。

 「マネジャーたるものは、明確な目標を必要とする。目標がなければ混乱する。」と。

 
 今年の自分の目標は定まっています(定まっているつもり)。

 もう4月半ばが来ましたが、もう少し、『顧客』を中心とした目標を練り直してみようと思っています。

 
 ちゃんとやっていけるかな??と不安はいつも、自分の心に充満しておりますが…。
 

 

金魚ちゃんがやってきた理由

2011-04-09 13:58:53 | 緩和ケア病棟

 病棟で飼っている金魚ちゃん。前回の記事でもお伝えしましたが、赤ちゃん金魚たちはすくすくと育っています。
 病棟のスタッフや患者さん、家族さんにかわいがられて、とっても幸せだと思います…、あの子?たちは…。


 で。
 親の金魚ちゃん。

 4匹いるのですが、もともとはうちの実家にいた金魚なのです。


 母親が手術を受けるために家を空けるので、誰も世話をする人がいなくなるから、もう、「捨てる」と母親が言い出しました。
 普通に?玄関にいた金魚ちゃんでしたが、これまで実家に帰っても、そんなに金魚ちゃんたちを気にしてはいませんでした。
 
 捨てられる、と聞いて、「ちょっと、待った~~~~~っ」でした。

 すぐに思いつきました。緩和ケア病棟に連れていこう、と。

 
 4匹の金魚ちゃん。
 実は、甥っ子、姪っ子がお祭りの金魚すくいですくってきた金魚なのでした。
 彼?彼女?たちは、なんと、母親の愛情のもと、すくすくと育ち、今では小鯵以上の大きさに成長しております。
 

 そして、10Lのバケツに2匹入れて、実家と今の住まいを2往復しまして、わが職場に到着しました。

 うちのスタッフは生き物をとっても可愛がってくれる!そう信じておりました、はい。
 その通り、とても可愛がってくれました。

 最初は大きな甕に入れていたのですが、甕すら窮屈そうなに見える金魚ちゃんをみて、わが緩和ケア医は、ホームセンターにいって、大きな水槽を買ってきてくれたのでありました。
 金魚ちゃんたちにしたら、豪邸ですっ、あんな大きな容器?って。


 今まで、金魚ちゃんたちの動きときたら、じーっとしているか、びっくりしてびちゃっ!って跳ねるか、どちらかしかみたことがありませんでした。寒いから、あまり動かないのかな?と思っていましたが…。
 豪邸に越した金魚ちゃんたちは、すいすい~~っと泳ぎ始めました。
 エサも、食べる、食べる!


 てなわけで、親金魚ちゃんたちも、患者さん・家族さんを楽しませてくれてます。

 4匹の金魚には、名前をちゃんとつけてます。
 (実は、ちゃんと把握しているのは私だけ…)

 残念ながら、その一匹の「きよっさん」は、卵を産んだあと、死んでしまいました。
 卵を産んでくれたあと、あの金魚ちゃんは女の子ということがわかりました。
 目が出てるから、きよっさん、と名をつけてしまったのですが…。


 きよっさんは病院の庭で眠っています。
 
 分身がたくさん生まれて、きっと、喜んでくれていると思います…。
 

 これが金魚ちゃんが緩和ケア病棟にやってきた理由でしたとさ

 ちゃん、ちゃん。