緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

風邪ひきさん

2013-11-24 22:35:29 | 日々

 不覚にも風邪をひいてしまいました。




 病棟でも、結構風邪をひいているスタッフが多い…。


 仕事をしているときには、もちろん、マスクをしていますが、「咳」の音は消すことができず…。


 思わず、患者さんのお部屋で、へんちくりんな咳が出てしまいます…。





 そして、患者さんから、ポン以外のスタッフに…、苦情がありました。



 「あの看護師さん(←ポンのこと)、風邪をひいているんですか。やだわぁ。私も風邪をひいてしまいそう…。」




 緩和ケア病棟では、体力・免疫力が低下した方が多いので、風邪と聞くと、患者さんが警戒してしまうのは無理もありません。

 とりあえず、患者さんにお詫びをして…。

 風邪をひいていない看護師に担当してもらいたいというご希望にも添えないことも謝罪し…。


 

 実は、看護師よりも、ドクターの方が全滅なんですけど…。
 なぁんてことは、もちろん、患者さんにぼやいたりしませんけどっ。


 
 

 看護師だって人間なんだから、風邪やってひくわいっ。
 というご意見もあります。

 そりゃーそうなんだけど。



 
 心身ともに、あまり余裕のない患者さんのことを考えると、患者さんのお言葉はとにかく、受け止めて、自分の風邪をできるだけ早く治すようにするしかありません。




 あ~~。
 この咳が憎らしいっ。

 


 体全体としては、めっちゃ元気なんやけどっ。
 

 

いんぐりっしゅっ

2013-11-16 22:50:45 | 

 最近、英語のお勉強を始めました~。




 実は、以前にもやっていたのですが、すっかりご無沙汰してしまって、かなり劣化してしまったことと、もっともっと、論文を素早く読めないかなぁと思って、再度、英語をやってみることにしました。



 英語を勉強するにあたって、独学でやっていきますから、まずは、英語の勉強の仕方をお勉強しました。

 無駄な時間と費用を費やしたくないからねぇ。



 
 実は、語学って結構好き。

 その国に行けば、どんな人でもネイティブはその言葉を話せるんだと思ったら、自分だってある程度は大丈夫だろう、とか、超・楽観的に考えてます。

 それに。

 今時、お仕事で英語の習得レベルを問われることがあるようですが、看護師さんなんて、そんなことが問われることはないし。
 これが、「ノルマ」や「義務」に追われないところで、自分のペースでお勉強できるところが自分の「楽しさ」です。



 学士時代には第二外国語は中国語を選択して、相当、気合を入れてお勉強してました。
 CDが擦り切れるかも~と思うほど、聴き倒して、発音の練習もしました。
 ピンインも、有気音・無気音、nとngの発音とかとか、必死で練習しました。
 それでも不十分。
 でも。

 おかげさんで、第二外国語って、単位をとるためにあるような感じがありますが、私が気合いを入れてお勉強をしていたので、先生にとてもかわいがってもらいました。

 しかーし。
 中国語は、英語よりもさらにさらに、使う機会がなく…。


 今では簡単な自己紹介しかできなくなってしまいました…。
 きっと、発音も最悪になっているだろうに。







 しかーし、しかーし、英語は。


 よくよく考えてみれば、身の回りに英語はごろごろ転がっている。
 
 病名や病態、治療などの単語も、ちょっとずつ覚えていくと、仕事をしながらトレーニングになるのがとても嬉しい。





 目標は、論文を素早く読めることだけど、それプラスっ、TOEICのスコアを以前のレベルに戻すことかなぁ。



 ぼちぼち、いきま~す。

 


 

 
 

お気遣い、ありがとう☆

2013-11-12 19:44:32 | 患者さん

 今日も近藤さん(仮名)は眠れません。
 
 近藤さんは93歳、90年以上も生きてこられた、とても立派なお方です。

 
 さて。ご高齢であるにあたり、近藤さんの不眠に対しては普通通りには参りません。
 睡眠薬を使用すると、翌日に残って日中に眠ってしまう。そして、嚥下も悪くなり、面会に来られたご家族ともお話ができない…。
 ご家族からは、自分たちが面会に来たら、話ができるようにしてもらいたい、とのご希望もありました。

 そんなこんながありまして、睡眠薬はほんのちょっとだけ使うことにして、後はご本人に生活リズムに合わせて様子をみてみよう、ということになっています。

 
 近藤さんの睡眠のリズムは本当によくわかりません。
 同じ量の睡眠薬を使っても、ちっとも眠らない時もあれば、何だか眠っているような時もあったり、いつまで起きておくんだろう?と不思議に思うくらい、何日か覚醒し続けるときがあります。
 ふと、かまとばあちゃんみたいに、何か、睡眠と覚醒に近藤さん自身のリズムがあるのかしらん?と思いましたが、そのようなお決まりのリズムというものはなさそうです。




 ある夜勤の夜。
 近藤さんは眠れないので、ナースコールの嵐(=特に用事はないけど、ナースコールを押しまくること)に「なりそう」でした。
 
 あ、そうそう。近藤さん、せん妄もありまして。
 せん妄に対しては薬剤も使用しているし、せん妄自体がおつきあい可能な範囲ですので、様子をみるしかありません。
 この夜は、混乱はそんなにひどくないな、と感じました。



 だけど、眠れない…。
 
 お部屋に行くたびに、目が「らんらんらんらん

 
 ナースコールの嵐を察知したポンは、これは何とかせなあかん!と思いまして、コールが鳴る前に、ちょこちょこと近藤さんのお部屋に向かいました。

 
 ポン:「眠れへんの~~~?」
 近藤さん:「(こっくりとうなずく)足が重いねん」




 ああ、そうか、お布団が重たいのか。
 そうか、そうか…、お布団を軽めにしよ~っと。

 お布団ね…と手に取ってみたけれど…。




 ふと気が付きました。
 ああ、病院のお布団って、なんて重たいんだと。
 

 
 病院の布団は高級な羽布団のように素敵なものではありませんから、
 この93歳の小さな体の近藤さんにとっては、病院のお布団の重さ自体が耐えられない苦痛になっていたんだろうね…と思いました。
 筋力だって、体力だって、ぜんぜーん十分じゃありませんからー。




 そういえばねぇ、冬になったら、自分ちの布団や毛布を持ち込まれる方の人数って、多いわよねぇ
 お布団が重たいっておっしゃる患者さんも多いわよねぇ…。




 今、入院されている小谷さん(仮名)(←別の患者さん)、小谷さんのお部屋には、デパートで購入したとっても素敵な羽布団が届いていました。
 すてきな羽布団が届いた日にお部屋に行ってみると、布団があまりにもふんわりと、もりもりっと、まるーく、ベッド柵よりも背の高い、小高い山になっていたので、一瞬、

 「きょ、きょ、巨大な亀がおるわ…」とポンは思ってしまいました。


 お布団にもぐりこむと巨大な亀に見えてしまう小谷さんは、夜になると薄手のダウンを着て(どんだけ厚着やねん)羽布団にもぐりこんでおられますが、とっても快適そうです。

 


 毛布だって、病院の毛布は重たいよねー。

 ポンだって、おうちであんなに重たい毛布はかぶってないもの…。



 不眠への対策、ひと~つ☆
 「お布団を軽くすること」→はいっ、申し送り~~~~っ。

 これは、ご家族にご協力願うしかないのですがね…。


  
 この夜、なんぼか、近藤さんとお話をちょこちょこしながら、一緒に過ごしました。

 近藤さん、おむつ交換が終わったあと、ポンにねぎらいの言葉をかけてくれました。
 (近藤さんは優しいっ)






 「ありがとう。あんたは(おむつを)変えんでええんか?」





 

 わ、わ、私って…。
 近藤さんには、どんな看護師さんにみえてるんやろ…いや、看護師さんにみえてなかったんやろうか…。


 
 ポン:大丈夫っ、私、自分でトイレにいけるからっ。ありがとっ。
 



んぎゃおっ

2013-11-06 18:28:16 | 触れ合ってくださる人々

 なんともへんちくりんなタイトルです。

 ほんまに、こう言ってしまうくらい、偶然にも嬉しい出来事がありました。


 

 寅本さん(仮名)のご面会に来ていた親族さんに声をかけたところ、な、なんと、私が好きなブロガーさんのお隣さんで、そのブロガーさんと仲良しさんということが判明しました。


 すごい偶然。
 
 すごい貴重な出会いっ。
 


 そのブロガーさんにお礼の気持ちを込めて、何かできないかしら…と思いましたが、そのお方が帰ってしまうのは出会った翌日。
 しかも、出会った日は結構、遅くまで仕事をしていたのでどこにも出歩くこともできず…。



 結局、コンビニでチョコを買って、それを親族さんに託しました。




 そんでもって、そのブロガーさんが記事にこのエピソードを載せてくださっていました。


 なんともいえん嬉しさがこみ上げてきました。



 とおーい地に住んでいるお方と、たまたまの出会い。
 
 何よりも、楽しくて素敵なブログをありがとうという気持ちを伝えられて、本当によかった。
 


 いろんなご縁に感謝です。
 





 このご縁に、寅本さんもとても喜んでくださっていました。


 何しろ、患者さんのイブニングケアのために、お部屋にお邪魔しているときに、
 「きゃーーーーーっ」って声を上げて喜んでしまったもんで、寅本さん、思わず、



 「あたしゃ、うがいしとんねんけどなぁ。」と、
 ぼそっとおっしゃっていました。


 患者さんに尻を向けて、患者さんそっちのけでございました。


 あはは。


 


 何よりも、寅本さんのおかげかな。
 
 

11月ですね

2013-11-01 21:38:06 | 日々

 ああ。

 11月が来ましたね。


 早いですね、一年が過ぎていくのは。



 とりあえず。
 あ。
 とりあえずなんて言っちゃいけないですね。
 





 ここに来てくださったあなた。



 ありがとうございます。
 感謝です。