緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

明日がやってくるのが早い

2012-02-24 21:47:40 | 日々

明日がやってくるのが、
「あっっっ」という間の毎日でございまする…。

明日の朝、起きれるかなぁ。
いつもよりも早く起きなきゃなんない。





朝がとっても弱い私…。
携帯のアラーム+スヌーズで、30分鳴りっぱなしの毎日だから、
起きたい時間の30分~1時間前からアラームはセットしております。
とことん、朝が弱い。



このところの生活の窮屈加減で、なんとか、6時くらいには目覚めることができるようになった私…。
(通勤時間が短いので、心身共に甘えてます)
これでもがんばっているつもり…。




朝に強いってのは、憧れますぅ。







明日は、ざちょ、がんばってきます。


小さな行為の大きな意味

2012-02-17 23:12:33 | 言葉

「小さな行為の大きな意味」
*柳田邦男*


 柳田邦男さんの講演は2回ほど、聴かせていただいたことがあります。

 
 ざっと講演の感想を述べると(2回しか聴いていないのに、失礼なことですが)、内容が、似ているなぁ、ですかね。

 けれど、講演が終わった後、自分が書いたメモを眺め、考えてみると、それは内容が似ているといった単純なものではなく、柳田邦男さんの貫かれたメッセージではないかと思えてくる。


 

 一度目の講演を聴いたあと、鎌田實氏が書いた「雪とパイナップル」を読みました。
 (ぜひ、読んでみてください)

 小さな行為の大きな意味、の、「意味」がよくわかります。




 私は、小さな行為の喜び、感動をたくさん経験しています。

 先日も、そんなことを経験しました。
 その患者さんは、腹膜播種でイレウスになり、サンドスタチンで何とか持ちこたえている患者さんでした。イレウスにならないように食べ物を選んで食べていたのですが、いよいよ倦怠感が極まって、食べたいものを食べた方がいい時期になりました。
 何が食べたい?って尋ねたら、お刺身とおっしゃります。

 病院食を工夫するにも、生ものは難しい。


 ポンは思いました。
 今、食べないときっと、もう食べることができない、と。
 これは、数日後には鎮静になるだろうな、と。



 そこで、夜勤者に電話をして、出勤前に、すまんけど、刺身を買ってきておくれ、とお願いしました。
 夜勤者は快諾してくれました。



 その夜、患者さんは刺身を食べて、入院して以来、初めての心からの笑顔を見せたそうです(ご家族がそうおっしゃっていました。)
 ちなみに、喜びを演出してくれたのは、盛り合わせの中の、「トロ!!!」。





 小さな行為の大きな意味には、今を逃すまい、今しかないという医療者の感覚が込められていると、私は思います。
 私自身は、勝手にいいように考える(部分的にね)ところがありまして、自分が後悔したくないという思いと一致していると思ってしまいます。


 要は、自分が「今しかない」と思った時にはその感覚は間違いないと信じて、行動してしまうタイプだということです。



 仮に、そのタイミングではなかったとしたら、適当にあしらえばいいや…と思っておりまして。


 


 ここんとこ。
 柳田邦男氏がおっしゃるところに通ずるところがあるのではないでしょうか。
 ああ。言い過ぎでしょうか。





 人間に興味を持つこと。




 私は人に説法できるほど、人間に興味を持つことができているとは言い切れませんが、その時に感じる「今しかない」という気持ちにあらがうことができません。
 自尊心は人一倍低いですが、その時だけは自分の感覚を信じて行動してしまいます。
 少し、自分を持ち上げるなら、「自分を信じて行動できます。」

 時に、今の職場のスタッフには奇異に映るかもしれません。



 何たって、それが緩和ケアの醍醐味ではないかと私は、思います。



 2回目の柳田邦男氏の講演を聴いて、私は涙を流しました。

 

 本当に、大切なことですね。
 心から伝えたいことですね…。



 こんな思いで体中がいっぱいになりました。


 
 今、自分が置かれている環境で、私は伝えることを諦めないでやり続けようと思っています。
 
 

超・ぼやき

2012-02-09 23:21:33 | 

緩和ケアを。

人と人のかかわりとしての自分たちの在りようを。

相手の気持ちを感じることを。

自分の置かれている立場と何をすべきかを苦しいながらも考え続けることを。

今という時間が大切なことを。

できないじゃなくて、どうすればできるか、何ができないのかをちゃんと考えることを。

関心をもつということの大切さを。

自分たちの限界を知るということを。



ピーマンのようなケアは緩和ケアじゃないということを。




伝えたいけど。

声をあげても声が消えていく。
声をあげると自分の声が枯れていく。

声をあげると口をふさがれる。


もう、どうしたらいいんだろ。



そんな毎日。



節分

2012-02-04 13:14:57 | 緩和ケア病棟

昨日は、病棟で豆まきをしました。

鬼は、もちろん、ドクターです
うちのスタッフも鬼になってくれまして。

みんなで楽しく、「鬼はぁ~~そとっ」って豆まきができました。



入院したばかりの患者さんとご家族は、鬼を含め、スタッフがお部屋に豆まきにうかがったものですから、
びっくりされていました。

そら、そうや。
「この人ら、なにやってんの?」って思っていらっしゃったと思います。


入院前や入院時には緩和ケア病棟ってこんなところって説明させていただいてますが、今日のイベントで、「こんな感じの病棟」とわかってもらえたかと…。

う~~ん。
いい機会だったかも。




それにしても、
豆まきのあとの片付けが大変だわ。

鬼の後から、ほうきと塵取りをもったスタッフが豆まき部隊を追いかけてくれていました。

スタッフのみなさま。

ご苦労さまでしたー。



ああ。
イベントって、楽しいなぁ。