緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

お薬の味見

2013-03-23 00:12:24 | ケアの感覚

 お薬はおいしくないものってのは当たり前?なのかもしれませんが、どんなに「まずい」かを自分も(可能なら)身を以て知っておけるものなら、それはそれでいいのではないかな、と思っております。


 患者さんが「こーんなにまずいんだよー」と言われている表現は、興味深いものがあります。
 どうしてもまずーい薬を飲まなければならない患者さんのご苦労を思うと、心が痛みます。


 で。
 今回はモニラックシロップ(ラクツロース)を飲んでみた。
 これ、うちの緩和ケア病棟では便秘の患者さんに結構用いられております(以前の緩和ケア病棟ではあまり使っていなかった)。
 モニラックが苦手だーという人は、これを20ml飲むのに500mlくらい水を飲まないと飲めない…というくらい、飲みづらいと聞いたから飲んでみました。

 なるほど、糖尿病の患者さんは慎重投与とあって、むっちゃくちゃ甘いっ。
 ガムシロップを飲んでいるのか?(飲んだことありません)と思うくらい。
 こりゃ、つらいわ…。
 それがポンの感想でした。

 
 ああ。
 これで一つ、患者さんの気持ちに近づけたかな…。
 (まだまだ甘いかなぁ…。)


 もう一つ。
 ブスコパン(ブチルスコポラミン)の舌下は拷問であると主張したポン。
 ひっどい苦さだからね。
 今でも、口に入れた途端、瞬時に広がるあの苦さ、忘れられません。

 で、アンプルにちょっぴり残ったブスコパンをドクターに味見してもらった。

 その反応は、であったー。
 ほれほれ、患者さんの気持ち、わかったでしょ??と、どや顔のポン…

 ちなみに、ハイスコ(スコポラミン)は苦くなかった。
 同じスコポラミン系でも違うのね。
 注射製剤は口に入れると苦く感じられるものじゃないか?と思っていましたが、そうでもないものがあるのだ…、とお勉強しました。
 ドルミカム(ミダゾラム)も苦いと聞いたことがあるけど…。
 今度、舐めてみるかな。

 

 

もうすぐ桜の時期

2013-03-21 14:25:34 | 緩和ケア病棟

 今年の桜の開花は例年よりも早いみたい…。
 いままで、あまり開花予想なんてみたことがなかったけど…。
 今年はそうはいきません、なんと、緩和ケア病棟のお花見のイベントの係になっちゃいました。

 4月に入ってからやろうか?なんていろいろ話しておりましたが、開花が早いそうで、3月の下旬に開催することにいたしやしたー。


 うちの緩和ケア病棟はこういうイベントは気合が入っているもんで、ちゃんとやらなきゃ~~って緊張しちゃいますね。
 
 病院の庭の桜に気にはもう桜のお花がお目見え。
 昨日、雨だったけど患者さんと一緒に見てきました。


 当日、晴れるといいんだけど…。


 

3月が来ちゃいました

2013-03-10 23:20:16 | 緩和ケア病棟

 「3月が来ちゃいました」なんて言っても、今日は3月10日。
 それにしても、月日が過ぎるのは早いですね…。


 今の職場にやってきて、3ヵ月が経ちました。



 自分は、看護師ではありますが、いろんな立場から、「病院」というところで仕事をしたり、実習ということで病棟のみなさまに触れ合う体験をさせていいただいた数というのは、結構、多い方だと思います。
 だからー…(??)
 履歴書を書くのが大変になってきておりまして…。
 あ。
 履歴書。
 学校の講師として赴くときの履歴書と、転職をしようとしている時の履歴書ってのは、自分の「歴史」を感じる度合いは随分と違いますなぁ。
 それにしても、履歴書というものを書くのに相当、時間を要するようになっているポンであります…。



 春というのは、必然的に?出会いと別れの季節ですね。
 職場にとってはそんな季節ですね。


 わが病棟でも医師・看護師を含め、5人のスタッフとのお別れがあります。
 (出会いはよく把握しておりません)


 この職場に来て間もないし、職場のことをよくわかっていないとはいえ、お別れというのは切ない気持ちになるものです。
 例え、わずかな間のかかわりにしても、そのスタッフと一緒に仕事をさせていただいた限りは、普段から一緒に仕事ができる時間は普通に過ぎていくであろうと思っている自分にとっては、異動になると聞いたときにはちょっぴり、衝撃ではあります。



 
 スタッフが入れ替わるということは、職場の雰囲気は少なからずとも変わるということで…。

 
 ポンとしては、異動の切なさも感じつつ、この病棟に属している人間として、この病棟が何を目指すべきなのかを考え、そこんとこを少しでも見つめることができるように、病棟に対して自分を取り巻く環境はいかほど、変化するのだろう?という予測を含めた見方をしております。

 

 ああああ。
 お別れがつらい…。
 そうとばかりはいっていられないものを今の環境で感じております。



 ちょっと冷めた見方ですが…。
 仕方ないですね。こればかりは。



 

 


 現状は、単なるスタッフとして働いているポンなのでありますが、病棟や病院のこれからを考えると、いろんなことを考えざるを得ない「緩和オタク」(この病院ではとてもそう感じる)的になってしまいかねないポンでありました。

 緩和オタクって感じが、いい意味で捉えてもらえる環境を作りたいわぁ。


 

 一言。





 前途多難。
 どこの職場にもあることだ

 4月からがチャンスになればいいのだけど。