久しぶりの更新なのに、いい内容の記事じゃなくて、ごめんなさい。
先日、患者さんから、唇を震わせるほどの勢いで怒りを頂戴しました。
いきなりでびっくりしました。
おそらく、これまでの私とのちょっとしたやり取りの中に気になることがあって、それがきちんと消化できないまま、月日が流れ、病状が進行してしまい、私とのやりとりがずっと気になったままだったようです。
自分としては、手を抜いたわけでも、どうでもいいやと思ったわけでもなかったのだけど、
「君のやることには心がこもっていない」
といわれてしまいました。
そのほか、怒りの火種が出てくる、出てくる…。
怒りとともに発せられたこれらのお言葉。
とにかく、聴かせていただくしかないと思って、患者さんから「怒りの砲弾」を浴びました。
ここまで怒りをぶつけられたのは久しぶりです。
その患者さんの、私に伝えたいことを聴いていると、「ああ、この患者さんは会社の部下にもこうやって体当たりで、大切だと思うことはこうやってつたえてこられたのだろう」と感じました。
とにかく、ぶつけられることを、「それは誤解です・・・」と言いたかったけど、ぐっとこらえて聴きました。
謝罪もしました。
とにかく、膝を床につけて、真剣に…。
さて。
怒りをぶつけられた自分としては、このことを上司に「こんなことがあった」的なエピソードとしては伝えたのですが、申し送りの際に、このことについてどのように伝えたらよいのだろうかと悩みました。
自分の悩みをそのまま伝えると、この患者さんが「難しい患者さん」になりかねません。
でも、実際はこの患者さんは、難しい患者さんだとは思うのですが…。
私は、この患者さんからのメッセージは、「これこれを、こうしてほしい」といったような、行動を統一してもらいたい、ということよりも、「自分を大切にしてもらいたい」「自分のことをもっと見てほしい」ということではないかと感じました。
忙しさに流されて、患者さんにさみしいを思いをさせてしまったことを申し訳なく思いました。
あの怒りの姿を忘れることができないくらいの怒りを頂戴しました。
日々を、命をかけて過ごしてらっしゃる方の、真剣さは今、わかったわけでもないはずなのに。
それにしても、このところの病棟の忙しさの状況は激しすぎて。
ということは、患者さんには「言い訳」にもなりません。
申し訳なく思いつつ、
心の中でもやもやするものが消えません。
実は、初めてでした、患者さんと真剣にやりとりしたので、おそらく、アドレナリンが「MAX!!!!」で分泌されたのでしょう、そのあと、口が渇きすぎて、食事ができませんでした。
この経験のコメントは…。
これくらいにしておこっと。
とにかく、この患者さんがこの人生を歩まれる限り、自分も出来る限り、精いっぱいお手伝いをするしかありません…。
自分を翻弄することが起こると、精いっぱいには、いつも、いつもはなれないのが人間ではありますが…。
その心は忘れてはならないと思います…。
とほほ。。。。とほほ。。。。とほほ。。。。