いやぁ、日記、滞ってます。これ作ってから一ヶ月以上経つのかぁ。最初は、ライヴとか映画とか、思いつくままに書いてたけど、日常いろいろあることから、何をどう書くか考えさせられます。でも気合入れすぎると、容易に書けなくなっちゃうし。かといって適当すぎると、自分で収拾がつかなくなっちゃうし。まぁ、タイトルのように、雲をつかむような行為なのかな。そういうわけで、この日記も雲のように色々と移り変わっていくことかと思いますが、これからもよろしくお付き合いしていただけたのなら、私はとっても嬉しいです。コメントも、未書き込みの方も既書き込みの方も、ぜひ(笑)。
で、今回は、最近私が出会った洋楽アーティストの中で、どうも気になっちゃったってのをいくつか紹介したいと思います。
Starsailor (イギリス)
声も曲も素晴らしい。ジェイムズ・ウォルシュの歌声は、単純に魂が込められているだけではない。魂を込めるなんていうのは、言ってみれば当たり前で、しかし、その魂を聴き手にもちゃんと響かせるってのは難しいことだ。が、このジェイムス・ウォルシュは、魂を込め響かせるのはもちろんのこと、その魂を、グルグル巻きにしてこんがらからせたり、それをピーンと張らせたり、ギュ~ッと凝縮させて固まらせたかと思えば、一気に溶解させて放射させたり、要は、歌声に魂を封じ込めるだけでなく、その魂をいじくり回すことによってグルーヴを生み出すこともできる天性のヴォーカリストなのだ。よくリチャード・アシュクロフト(元ヴァーヴ)が引き合いに出されているみたいだが、私は、キャストのジョン・パワー(元ラーズ)を思い出した。また、コールドプレイ等と並び評されているようだが、私は、コールドプレイより好きかも。自己鍛錬というか自虐的にも聴こえるほどの、魂のいじくり回し度(洗練度とも言う)にコチラの心ももつれ、揺さぶられ、結果的には物凄い爽快な気分にさせられてしまう。少々荒々しいが、やった後はスッキリ爽快な魂のマッサージみたいな感じ? 貴方の手が届かないあんなところやこんなところまで揉みほぐしてくれます。ぜひ一度お試しあれ!
ちなみに、2ndアルバム『サイレンス・イズ・イージー』で2曲、フィル・スペクターがプロデュースしてます(逮捕される直前)。フィルからの要望だったらしい。もう少し早く出会えていれば、来日公演行けたのになぁ。次こそはっ!
The Vines (オーストラリア)
「ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズ」と言われているらしい。「ライド」という曲を聴いたのがキッカケ。繊細でピリピリしていて何かの拍子にキレてしまいそうなスリリングな感覚と、粗雑なようで短い曲でもガッチリ掴んでしまうだけのポップ性の偶然のような同居。混沌とした感情が渦巻いていながら、新鮮で澄み切った空気を吸っているような感覚にさせられる。私は行けなかったけれど、来日公演は荒れ荒れ模様だったらしい。フジロックもキャンセルになっちゃったし。何となくデリケートな感じするものなぁ。そこが良いんだけど。作品に内包されている、デリケートさと粗雑さと澄み切った空気が奇跡的なバランスで同居しつつ、かつ、それが強力にポップという彼らの音世界がライヴでうまいこと表現されたら、絶対良いと思うんだけどなぁ。次はどうなるのか分からないけど、来るならやっぱり行きたい。
British Sea Power (イギリス)
このひん曲がったというか、引きつった感覚はどこから来るんだろう。この感覚こそブリティッシュ? ヴォーカルもギターもどこか引きつってる。その引きつけに引きつけられてしまう……な~んて下らないギャグ言ってる場合じゃないか。ガレージのように騒がしいのものもあれば、壮大なテーマを感じさせる曲もある。どこまでが本気でどこまでが冗談なのか分からないとこがあり、大ゲサ!とかヘン!とか、簡単には突っ込めない雰囲気もある。奇天烈。でも、楽曲は真っ当な気もする。いずれにしても、ライヴで確かめてみたい。セットとか、かなり変わってる(凝ってる)らしいし。老舗レーベルの「ラフ・トレード」の社長であるジェフ・トラヴィスが、彼らのライヴを観て一目惚れして契約したらしい。
The Rapture (アメリカ)
ニューヨークのバンド。踊れる感じとパンクな感じ、打ち込みと生音、陽気なのか陰気なのか、笑っているのか泣いているのか等々、色んなモンの絶妙な混ざり具合が良い。スカスカな空間~音の響きも良い(ドラムの響きとか)。やさぐれた気分に効く! プロデュースは、レーベルも経営するチーム「DFA(Death From Above)」のジェイムズ・マーフィーとティム・ゴールドワージー。DFAは、N.E.R.Dの「シー・ウォンツ・トゥ・ムーヴ」のリミックスも手がけてた。それ聴くと、このラプチャーにおいても、DFAの貢献は非常に大きいんだなってのがよく分かった。
The Stills (カナダ)
キラキラしていて気だるいギター・ポップ。切なくて優しくて冷たくて……現実と夢を行ったり来たりしては、傷ついて、傷つけて。そんな日々の中で見過ごされがちな傷や妄想を掬い上げてくれるような音楽。きらめきと憂鬱を同時に鳴らすメランコリック・ギターと歌のメロディ・ラインに心のひだをなでられ、それに無機的なドラムが絡んでいくのが心地良い。無愛想で無表情なベース・ラインのほのかな泣きやグルーヴも良い。
Maroon5 (アメリカ)
ロサンゼルスのバンド。初めてPVを見たとき、私とは関わりのないバンドだなぁって思ったのに。何故そう思ったかって、だーって、オシャレでスマートでセクスゥィーって感じなんですもの。そんなの、私に似合うわけないじゃないですかぁ!(泣笑) ……って、そんな卑屈なこと言ってるからダメなんですよね。素敵かも☆☆って反応しちゃったんだから、そんなチマチマしたこと言ってないで、素直にこの音に酔わせてもらえば良いっての。自分が思うほど自分は自分じゃないってことですよね。って何言ってるかワケ分からないですよね。ま、とにかく、あとは、自分がこの音楽に見合うだけの人間になれるよう努力を……って、だーかーらー、そんな卑屈なこと言ってるからダメなんだってば? あはは。音的には、だから、自分が今までよく聴いてきた傾倒というか文脈とは少し違うような気がするので説明が難しいですけど、レッチリが好きな人も、ジャミロクワイが好きな人も、レニー・クラヴィッツが好きな人も、もしかしたらバックストリート・ボーイズが好きな人も、好きになれる音楽かも知れません!(注:勝手な思いつきで言ってます) でも、真面目な話、そんな風に、音楽の趣味が異なる人ともこれは共通して好きとか、そういう存在になれる音楽なんじゃないかな。だから、私も「不似合い」な壁を越えて引っかかったんだし。って、「不似合い」の壁を勝手に作ってるのは他ならぬ自分なんだけど(笑)。“良質なポップ”ってこういうのを言うのかも知れないなぁ。どっぷり深みにハマるという感じにはならないかも知れないけど、それはそれでまた良し、そういうのも有り、か。あ、来日するそうですが、ソールドアウトでした。さすが…。
というわけで、6バンド紹介いたしました。ちょっとでも引っかかってくれたのなら、嬉しいです。CD屋とかCS放送などで名前を見かけたのなら、ちょっとでも気にしてもらえると嬉しいです。って私は回し者?(笑) まぁ私も、最近気になり出したわけで、今後どうなるかは分かりません(笑)。皆さんも何かオススメがあったら教えて下さい!
で、今回は、最近私が出会った洋楽アーティストの中で、どうも気になっちゃったってのをいくつか紹介したいと思います。
Starsailor (イギリス)
声も曲も素晴らしい。ジェイムズ・ウォルシュの歌声は、単純に魂が込められているだけではない。魂を込めるなんていうのは、言ってみれば当たり前で、しかし、その魂を聴き手にもちゃんと響かせるってのは難しいことだ。が、このジェイムス・ウォルシュは、魂を込め響かせるのはもちろんのこと、その魂を、グルグル巻きにしてこんがらからせたり、それをピーンと張らせたり、ギュ~ッと凝縮させて固まらせたかと思えば、一気に溶解させて放射させたり、要は、歌声に魂を封じ込めるだけでなく、その魂をいじくり回すことによってグルーヴを生み出すこともできる天性のヴォーカリストなのだ。よくリチャード・アシュクロフト(元ヴァーヴ)が引き合いに出されているみたいだが、私は、キャストのジョン・パワー(元ラーズ)を思い出した。また、コールドプレイ等と並び評されているようだが、私は、コールドプレイより好きかも。自己鍛錬というか自虐的にも聴こえるほどの、魂のいじくり回し度(洗練度とも言う)にコチラの心ももつれ、揺さぶられ、結果的には物凄い爽快な気分にさせられてしまう。少々荒々しいが、やった後はスッキリ爽快な魂のマッサージみたいな感じ? 貴方の手が届かないあんなところやこんなところまで揉みほぐしてくれます。ぜひ一度お試しあれ!
ちなみに、2ndアルバム『サイレンス・イズ・イージー』で2曲、フィル・スペクターがプロデュースしてます(逮捕される直前)。フィルからの要望だったらしい。もう少し早く出会えていれば、来日公演行けたのになぁ。次こそはっ!
The Vines (オーストラリア)
「ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズ」と言われているらしい。「ライド」という曲を聴いたのがキッカケ。繊細でピリピリしていて何かの拍子にキレてしまいそうなスリリングな感覚と、粗雑なようで短い曲でもガッチリ掴んでしまうだけのポップ性の偶然のような同居。混沌とした感情が渦巻いていながら、新鮮で澄み切った空気を吸っているような感覚にさせられる。私は行けなかったけれど、来日公演は荒れ荒れ模様だったらしい。フジロックもキャンセルになっちゃったし。何となくデリケートな感じするものなぁ。そこが良いんだけど。作品に内包されている、デリケートさと粗雑さと澄み切った空気が奇跡的なバランスで同居しつつ、かつ、それが強力にポップという彼らの音世界がライヴでうまいこと表現されたら、絶対良いと思うんだけどなぁ。次はどうなるのか分からないけど、来るならやっぱり行きたい。
British Sea Power (イギリス)
このひん曲がったというか、引きつった感覚はどこから来るんだろう。この感覚こそブリティッシュ? ヴォーカルもギターもどこか引きつってる。その引きつけに引きつけられてしまう……な~んて下らないギャグ言ってる場合じゃないか。ガレージのように騒がしいのものもあれば、壮大なテーマを感じさせる曲もある。どこまでが本気でどこまでが冗談なのか分からないとこがあり、大ゲサ!とかヘン!とか、簡単には突っ込めない雰囲気もある。奇天烈。でも、楽曲は真っ当な気もする。いずれにしても、ライヴで確かめてみたい。セットとか、かなり変わってる(凝ってる)らしいし。老舗レーベルの「ラフ・トレード」の社長であるジェフ・トラヴィスが、彼らのライヴを観て一目惚れして契約したらしい。
The Rapture (アメリカ)
ニューヨークのバンド。踊れる感じとパンクな感じ、打ち込みと生音、陽気なのか陰気なのか、笑っているのか泣いているのか等々、色んなモンの絶妙な混ざり具合が良い。スカスカな空間~音の響きも良い(ドラムの響きとか)。やさぐれた気分に効く! プロデュースは、レーベルも経営するチーム「DFA(Death From Above)」のジェイムズ・マーフィーとティム・ゴールドワージー。DFAは、N.E.R.Dの「シー・ウォンツ・トゥ・ムーヴ」のリミックスも手がけてた。それ聴くと、このラプチャーにおいても、DFAの貢献は非常に大きいんだなってのがよく分かった。
The Stills (カナダ)
キラキラしていて気だるいギター・ポップ。切なくて優しくて冷たくて……現実と夢を行ったり来たりしては、傷ついて、傷つけて。そんな日々の中で見過ごされがちな傷や妄想を掬い上げてくれるような音楽。きらめきと憂鬱を同時に鳴らすメランコリック・ギターと歌のメロディ・ラインに心のひだをなでられ、それに無機的なドラムが絡んでいくのが心地良い。無愛想で無表情なベース・ラインのほのかな泣きやグルーヴも良い。
Maroon5 (アメリカ)
ロサンゼルスのバンド。初めてPVを見たとき、私とは関わりのないバンドだなぁって思ったのに。何故そう思ったかって、だーって、オシャレでスマートでセクスゥィーって感じなんですもの。そんなの、私に似合うわけないじゃないですかぁ!(泣笑) ……って、そんな卑屈なこと言ってるからダメなんですよね。素敵かも☆☆って反応しちゃったんだから、そんなチマチマしたこと言ってないで、素直にこの音に酔わせてもらえば良いっての。自分が思うほど自分は自分じゃないってことですよね。って何言ってるかワケ分からないですよね。ま、とにかく、あとは、自分がこの音楽に見合うだけの人間になれるよう努力を……って、だーかーらー、そんな卑屈なこと言ってるからダメなんだってば? あはは。音的には、だから、自分が今までよく聴いてきた傾倒というか文脈とは少し違うような気がするので説明が難しいですけど、レッチリが好きな人も、ジャミロクワイが好きな人も、レニー・クラヴィッツが好きな人も、もしかしたらバックストリート・ボーイズが好きな人も、好きになれる音楽かも知れません!(注:勝手な思いつきで言ってます) でも、真面目な話、そんな風に、音楽の趣味が異なる人ともこれは共通して好きとか、そういう存在になれる音楽なんじゃないかな。だから、私も「不似合い」な壁を越えて引っかかったんだし。って、「不似合い」の壁を勝手に作ってるのは他ならぬ自分なんだけど(笑)。“良質なポップ”ってこういうのを言うのかも知れないなぁ。どっぷり深みにハマるという感じにはならないかも知れないけど、それはそれでまた良し、そういうのも有り、か。あ、来日するそうですが、ソールドアウトでした。さすが…。
というわけで、6バンド紹介いたしました。ちょっとでも引っかかってくれたのなら、嬉しいです。CD屋とかCS放送などで名前を見かけたのなら、ちょっとでも気にしてもらえると嬉しいです。って私は回し者?(笑) まぁ私も、最近気になり出したわけで、今後どうなるかは分かりません(笑)。皆さんも何かオススメがあったら教えて下さい!