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sky is blue

言わなければよかったのに日記

AYU meets L⇔R

2006-08-11 12:52:05 | AYU
私は今まで、「リミックス」というものにまったくと言って良いほど無関心だった。いわゆる「クラブ・ミュージック」と言われているような音楽にも疎いし、自分の好きなアーティストの作品にリミックスがあっても、それに感動した経験がほとんどないからだ。

しかし私も、「浜崎あゆみ」を好きになったわけで、彼女の作品にたくさんのリミックスが存在していることも知っている。そして、『fairyland』収録の「STEP you "DJ TAKI-SHIT More Step Up Remix"」や『Bold & Delicious / Pride』収録の「Will "Wall5 Remix"」などのリミックス作品が思いのほか良かったので、ちょっくら聴いてみようかなと。

浜崎あゆみのリミックス作品なんて、『ayu-mi-x』のようなリミックス・アルバムだけでなく、シングルにも多数収録されているわけで(その他、アナログ盤とか海外盤とか色々あるみたい…)、とてもじゃないけど、まだまだ全部を聴いたわけではないので、多くを語ることは出来ないんだけど、いやいや、なかなかどうして、これが面白い!

とりあえず今回は、私が持っている範囲で、気になったリミキサーや参加メンバーを列挙してみたい。

■国内

HAL、DJ HASEBE、福富幸宏、LaB LIFe、曽我部恵一、田中知之(Fantastic Plastic Machine)、長田定男(COSA NOSTRA)、宮崎"D・M・X"泉、エマーソン北村、上原キコウ、CMJK、POP、渡辺未来、Huge、RAM RIDER、SUGIURUMN、DJ TAKI-SHIT、Heigo Tani(Co-Fusion)、HOW(後述参照)、DJ FUMIYA(リップ・スライム)、Su and Pes(リップ・スライム)、ケツメイシ……

■海外

Mad Professor、Orb、Junkie XL、EBOMAN……

あくまでもこれは、クラブ・ミュージック関連に疎い私が引っかかった名前のみ(しかも私は、全部持ってるわけではない)。それでも結構すごいメンバーなのではないだろうか?

CMJKは、砂原良徳が加入する前の「電気グルーヴ」の元メンバーで、あゆの作品では最早お馴染みの存在。Hugeは、友達が教えてくれた人なのだが(ありがとう!)、彼のリミックスは確かに面白いし刺激的。リップ・スライムやケツメイシまで、あゆの作品に参加していたなんて(ケツメイシの参加はふらわんさんが教えてくれました!)。二組とも99年に参加してるんだけど、リップもケツメイシもまだメジャー・デビュー前だ。

マッド・プロフェッサーって、ダブのすごい人でしょ? オーブって、あのオーブ?

いやぁ、あゆの元にこれだけの人達が集まったっていうか、やっぱり、これだけの人達を呼び寄せるだけのものが「浜崎あゆみ」にはあるんだなぁって思った。そりゃ、集めるだけだったら、レコード会社や事務所の力があれば出来るのかも知れない。けど、例えば、これは、「安室奈美恵」には出来ないことだったんじゃないかなぁ。いや、どっちが良い悪いじゃなくね。あゆの場合、どっか一つの方向に収束していくんじゃなくて、どんなものも「開かれたポップ・ミュージック」にしてしまうというか。

これだけの色々なジャンルのクリエイター達を受け止める器とそれに見合うだけの開かれた志向性と、その中でも核となるオリジナルな部分を失わない強さと、そして、それらをポップにしてしまう力と……そういうものがなければ出来ないことなんじゃないかなぁって。

これだけ個性の強い人達が集まれば、「名前負け」しちゃったりとか、あるいは、妙に「仕事」っぽくなっちゃったりとか、そういうのがあると思うんだよね。けど、ギリギリのところでそうならない。クリエイター達の多種多様な個性を、「浜崎あゆみ」というアーティストはしっかりと飲み込んでるんだよね。だからこそ、リミキサーが好き勝手に色々やってたり、新しい才能がそこで芽を出してたり、色々なことが起こっていながらも、つまり、ちゃんと「化学反応」が起こっていながらも、「浜崎あゆみ」になってるんだよなぁ。あゆと○○って、ええ?どうなの?みたいなことも、飲み込んでいくっていうか。

それと、あゆに関わる前は、アンダーグラウンドな存在だったり、一般人だったりした人が(実際、HugeやYuta Nakanoはリミックス一般公募から選ばれた)、その後、活躍してたりするのも見逃せない。リップやケツメイシだって、そういうことになるもんね。

いやぁ、他のクリエイターとの化学反応が楽しめたり、楽曲の他の解釈に触れて新たな発見があったりして、「リミックス」って面白いんだね! リミックスのネーミングも色々面白かったりするし。いやはや、「リミックス」に興味がなかった私の扉を、またしてもあゆは開けてくれちゃいました。それってすごいことだと思う。音楽の楽しみ方や世界を広げてくれてるってことなんだから。そしてそれは、あゆのリミックス作品がカッコ良かったから出来たことなんだし。あゆには、どんどん扉を開かされてます。

他にも、「別ヴァージョン」とか「アコースティック・オーケストラ・ヴァージョン」とか「クラシック・ヴァージョン」とか「トランス」とか「ユーロビート」とか色々あるんだけど、その話はまたいつか、書けるときがきたら。「リミックス」についても、まだまだ色々あるだろうし。

あ~~~、「浜崎あゆみ」って奥が深い!

最後に、もっとも私を驚かせた名前について書いておきたいと思います。

それは、「immature "CLUB BAHIA MIX"」。リミキサーのところに「MINT meets HOW」って書いてある。ん? 「HOW」ってあの「HOW」? いやいや、まさかそんな…。だって、HOWって、あの元L⇔Rの黒沢秀樹が、L⇔R活動休止後にひっそりと結成したバンドだよ? おそらく、知る人ぞ知るバンドだよ? 活動歴約4年、3枚のミニ・アルバム(2003年に解散したらしい)。私だって、ひっそり過ぎて追うのが大変で断念しちゃったくらいなんだから(笑)。そんなバンドが、あゆの作品に参加してるっていうんですか? おそるおそる(?)クレジットを見てみると、「Acoustic Guitar: Hideki Kurosawa」って書いてあるじゃないですかー! 他にも、笠鳥高生、関美彦と、まさしく私が言っている「HOW」のメンバーじゃないですかっ!

……参りました。

私が音楽にハマっていくキッカケとなった、言わば“原点”とも言える「L⇔R」。それと繋がっちゃっちゃ、もう、離れるわけにいかないじゃないですか。

「MINT meets HOW」で「AYU meets L⇔R」。

あゆ(とL⇔R)にトドメをさされました。


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