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sky is blue

言わなければよかったのに日記

カケルくん、勇気をあげる!

2004-10-06 18:13:59 | その他
あった―――! 『青いブリンク』!

1989~1990年に、NHKで放送されていた手塚治虫のアニメ『青いブリンク』のDVDを、近所のレンタル屋で発見。即、レンタル。観たかったんだよね。ストーリーとかよく覚えてないんだけど、物語の中の世界全体が、なんか「好き」だった、その感覚だけはなんとなく覚えていて、印象に残っていて。ブリンクという青い子馬がすごく可愛くて素敵で魅力的だったのをよく覚えていて。

「カケルくん、勇気をあげる!」

ここぞ!という場面で、一歩踏み出せないでいる主人公カケルにブリンクがこう叫んで、両耳からビビビ~ッと光線を出してカケルに浴びせるんです。そしたら、カケルがパワーアップ! そうして、困難を次々に乗り越えて行く。パワーとか頭脳じゃなくて、“勇気”ってところが良いよね~。結局、ブリンクは何もしてないってことでしょ。

ブリンクは、透明になって姿を消せたり(目だけがクリクリッと姿を現わしてるのがコワ可愛い)、電気を食べたりします。パワーがなくなると充電が必要で、丸~くなって真ん丸いフワフワフサフサした青い玉(水色のでっかいマリモと思ってくれれば)のような姿になってパワーを補給するんです。そのときは、カケルが両腕で抱っこしてあげる。

あーーー、私も、ブリンクのような友達(と言えば良いのかな)が欲しーーーい!
↑キララ姫みたいだな(笑)

なんかね、発想、設定、キャラクター、何から何まで、夢や希望、そして愛がつまってるんですよね。それはそのまま、手塚治虫の世界を見る眼差しなのかな。手塚治虫はこんな風に世界を見ていたのかな。そこには、過去も現在も未来もある気がして。やっぱ、面白い。

この作品、手塚治虫の遺作になってしまったみたいです。『火の鳥』のイメージの源になったというソビエトのアニメ『せむしの仔馬』の現代版として企画されたものらしいです。『火の鳥』に出てくる“火の鳥”も、なんだか神秘的で、存在自体にドキドキさせられるって感じだけど、この“青いブリンク”も負けてません。火の鳥ほど厳格ではないけど、グッと身近でフレンドリーで、それに可愛くて、火の鳥の子供版? 火の鳥が地上に降りてきたって感じかな? 『火の鳥』ちゃんと読んでないから分からないけど。そう言えば『火の鳥』、最近またテレビでやってましたよね。その流れでこの『青いブリンク』もやってくれたら良いのになぁ。

まだ10話くらいしか観てませんが(全39話)、このあとも楽しみです。
全部観たら、また書きたいなと思います(多分)。