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大河ドラマ『西郷どん』第41~45回

2018-12-05 20:44:35 | ドラマ
大河ドラマ『西郷どん』


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第41回「新しき国へ」
花火を初めて観る糸ら あげさせたのは島津久光

薩摩中から久光に届いた願いがたくさん届く
久光は短髪もスーツも面白くない

久光:わしはまだまだ終わらんぞー!




廃藩置県後も薩摩と長州の権力は変わらず
江藤(旧佐賀藩士)、後藤(旧土佐藩士)ら
維新に尽力した旧藩出身者の不満は募る

「岩倉使節団」
欧米に使節団を送り、新日本を世界にしらしめ
不平等条約を各国に改めさせるのが狙い
メンバーは岩倉、木戸、大久保、伊藤ら




西郷:今行かねばならないのか?
伊藤:欧米の強さを見ることは急務だと思う
大久保:若者に異国を見せるためにはまず、日本を異国に認めさせなければならん

大隈:奴らが日本にいない時こそ、わしらの好機

西郷:
窮状を天子様にじかに見ていただこうと思う 「行幸」
日本の隅々まで行けば、民も喜ぶ


西郷から菊次郎に異国に行かないかと文が来る
使節団には女性、子どもも連れて行く
糸:行くか行かんかは自分で決めなさい


中村半次郎は桐野利秋と名を変え、陸軍軍人に昇進(だから何度も名を変えないでおくれ
村田新八は、天子様の手伝い「侍従」は畏れ多くて出来ないと断る

西郷:お前は島流しを経験してる みんなそれぞれの場所で新しい国造りを手伝ってくれ


西郷は明治天皇に「行幸」のことを話す
西郷:明治天皇にも相撲をとってもらい、民の願いを聞いて欲しい

周りは大反対するが
明治天皇:もっともじゃ 朕に力を貸してくれ 早速頼む


岩倉使節団に欧米渡航の許可がおりる




西郷は大蔵省の任務もしている
岩倉:くれぐれも用心せえよ まろが帰るまで何もしたらあかん 人事も動かすな

岩倉使節団はサンフランシスコに行くと
ほかの藩士がすぐに反抗する

あちこちで一揆や、打ち壊しが起こり、「徳川の世のほうが安泰だった」とこぼす人々


半次郎は山県有朋(陸軍大輔)に刀を向ける
陸軍の金65万(今の100億円)を貸し付け、見返りをもらって遊んでいた

(政治屋はいつでも金と権力に弱いのは今始まったことじゃない
 ちょっと叩けば、誰からもホコリが出る

後藤象二郎らを集めて会議を開く
西郷は山県に陸軍大輔の役目をおりてもらう

有村俊斎が久光の使いとして来る
「廃藩置県」により薩摩の不満が募っていると書いてある

西郷:
国父さまを「県令」にすれば、各地からも同じ声が上がる
もう後戻りは出来ん 天子様に行幸いただくしかない
おいもお供する その折りには国父さまとも会う

実家にも知らせが来る




【明治5年5月】
明治天皇は、長崎、山口、熊本などの西国を巡行(なぜ西ばっかり?
初めて天皇を見た久光らは、洋装・短髪に驚く




久光:1つだけ聞く これがお前がわが兄と造りたかった新しか国か?

西郷:
我らには思い描いた国がありました
それを実現するため国父さまに背くこともありました
だが今は亡き殿と目指したこととはかけ離れている

久光:
このやっせんぼ! 最後までやり抜くんじゃ
やってやって そいでも倒れた時は、この薩摩に帰って来い
あとは若いもんに任せればよか
新しい国は、これからの若いもんのためにある


菊次郎:
お願いがありもす わいも異国で学びとうございます
今日、天子様のお姿を拝して心が決まりました キラキラして心が震えました

糸:
アイカナさんの気持ちが分かりました
子を手放すことがどれほど辛いか

(家から山が見えるっていいね


幕末から明治にかけて横浜は大きく様変わりした
小さな漁村だったが、開港して外国との交易場となった

「吉田橋」
外国人居留地への関門があった
明治に関門は廃止されて大勢が往来するようになった






「台場」
神奈川台場は西洋式で勝海舟が設計
今は埋めたてられ、一部が残っている










岩倉使節団と残された者とに大きな溝が生まれることとなる





第42回「両雄激突」
菊次郎は渡米を決め、父とともに東京に来る
(なぜ嫡男じゃなく菊次郎に決断させたんだろう?




琴の息子・市来宗介と英語を学ぶ菊次郎(11)
アメリカで農業、牛、馬のことを学んでこいという西郷

西郷:農業は国の土台じゃ みんなが腹いっぱい飯を食えれば、自然と国はまとまる

洋服にシルクハット、トランクを持って横浜から渡米

大久保から写真と手紙が届く



10ヶ月の予定だったが日本を出て1年経つ

「アメリカからイギリスにいる
 アメリカでは相手にもされず、今の日本は欧米と対等に接するのはムリ


西郷は東京城で民のための政治を背負う
今度は、井上馨が私腹を肥やしていると責められる 「また長州じゃ」

江藤は、井上が秋田の銅山を不正に差し押さえ、
巨万の富を得ようとしている証拠を見せる
弁明出来ない井上にも解雇を言い渡す西郷

西郷:
もう使節団を待ってられん 我らは一枚岩となって政を推し進める
やらねばならんことは山積みだ

西郷は、後藤象二郎、江藤新平を新たに参議に加え、
土佐・肥前をなだめて「留守政府」を立ち上げた

「血税」を「血を抜かれる」と誤解する民
「徴兵制度」(国民から兵士を募る)のことだと説明する西郷(同じことだ

その他、学校教育制度、地租改正、鉄道、製糸場、太陽暦、裁判所の設置もした
(「留守政府」が今の世の中の仕組みの基礎を作ったのか

三条実美が夜中に来て、岩倉がいない間にこんなことしていいのかと心配する


【明治6年5月5日未明】
宮中が火事で消失 天皇は避難した
消火活動をしていた西郷は過労で倒れて寝込む
(46歳 父が亡くなった歳と同じって早く亡くなったんだな

大久保だけ先に帰国 予定より8ヶ月遅れて、何も成果もなく肩身が狭く、江藤らはそれを責める


西郷を見舞う大久保は、人事交代を責める
石炭と鉄で動く汽車の話を熱弁する大久保
「吹き出る煙で空も見えない」ってものすごい公害だ










大久保:
それを自国で造るだけでなく、異国に売る 差を思い知らされた
今からみんな辞めさせ、岩倉さまが戻ったらオレたちの手でやり直す
ドイツのビスマルクは議論もせず、力で300もの小国を1つにまとめ上げた
欧米に追いつくには前進するのみ 逆らう者は取り除けばよか

(議論もなくって大虐殺か?
 全部、欧米の猿真似をしたいのか 変なヒゲも象徴的

ついに仲間割れする2人


朝鮮から文が届く
「日本は無法 厳罰に処す 西洋の真似事ばかりしている禽獣 交易はおろか、国に入ることも許さない」

明治政府樹立以来、国交は途絶えたまま棚上げにしてきた

板垣:すぐ軍艦を向けて詫びさせるのもやむをえん

西郷:
大事なのは、今、朝鮮に居留している2000人もの日本人じゃ
戦になれば一番に捕えられるのは居留民 捕縛され、殺されるかもしれない
交渉で関係をおさめることだ

2ヶ月議論し、西郷が朝鮮に一人で行くことになった


大久保邸に来る西郷 おゆうから「体調が悪くて会えない」と言われる
西郷:謝りに来たが仕方ない 政府には一蔵どんが必要とお伝えください


「岩倉使節団帰国」
使命を果たせずと明治天皇に謝る(岩倉まで短髪
明治天皇:民は失意しておる

伊藤博文は岩倉を遊びに連れて行くと木戸、井上、山県までいる
伊藤:取り決めを破った西郷こそ責めるべきでは?

岩倉らを交えて閣議が始まる 大久保も加わる
早速、朝鮮行きの話を出すと、大久保は考え直すべきと反対
その目は友の目ではなかった


中央区 日本橋
西郷は、払い下げられた大名屋敷に暮らしたが
余りに土地が広いため、敷地内の長屋にいたそう






目黒区
将軍家のお狩り場だった場所には多くの野鳥やウサギが生息していた




体調を崩した西郷は、時々ここを訪れ、ウサギ狩りをした
上野の像は愛犬とうさぎ狩りに向かう姿なのか



第43回「さらば、東京」
会議前、大久保は岩倉に話をつけていた
大久保:西郷に勝ち、今の政府をぶっ壊したい そのためにまず朝鮮派遣を覆します

(政治屋はなぜいつの世も、どの国でも、戦争づくり、散財、覇権争いしかしないのか
 仲間割れにばかり時間を食って、何も先に進まない

大久保:異国を知らない者が異国を語るのは笑止
西郷:心を尽くせば・・・

大久保:
なによりまず「富国強兵」こそが肝要(もう戦争の準備か・・・
欧米のように鉄を作り、あらゆる工場、武器を作る
欧米列強と並ぶ力をつければ、朝鮮のほうから使節を送ってくる

西郷:朝鮮と清と組めば、欧米に対する強い壁も作れる
大久保:西郷参議には何も見えていない

西郷:おはんにも見えてないものがある 居留民はずっと待っている 見殺しにするのか?!
江藤:岩倉と大久保の罷免を求めます
岩倉:朝鮮国行ってこい!

大久保も岩倉も辞職すると言うと三条が倒れる


朝鮮は危ないから短銃を持っていけと頼む新八
西郷:おいは話し合いに行くだけだ と返す


閣議に岩倉と大久保は来ない

西郷が三条を見舞いに行くと、泣いて謝る

三条:
岩倉はんが帰るまでの政府は良かった ほんまの扇みたいにつながって
大久保が恐ろしいことを企んでる

岩倉は明治天皇に会いに行き、太政大臣代理となる 提案したのは大久保
大久保:天子様に言ってください 西郷が朝鮮で戦をするつもり 命を落とすかもしれないと

「朝鮮国使節派遣」の件はなくなる(この罵倒やもみ合い、今の国会にソックリ

西郷:居留民の命が危うくなったらすぐに助け出してください あとはお任せいたします

西郷は閣議から去り、その後、政府に辞表を出す
江藤、後藤、板垣も政府を去る

大久保が新しい人事を岩倉に見せる
天皇→三条・岩倉→大久保(内務卿) その下に木戸らがいる 大きな権力を握る




岩倉は木戸を酒の席に呼ぶが難しい顔

木戸:
西郷が去ったせいで薩摩が暴れだすかも
もしくは、西郷が政府に向けて兵をおこすとでも考えてるんですか?

岩倉:その頭脳と長州の力が必要だ
木戸:西郷はそんな男じゃない! 体調が優れないので と下がる


西郷は家で子どもらに勉強を教えていると木戸が来る

木戸:東京を去るのは本当か?
西郷:まさか木戸さんまで政府を去るのでは?

木戸:長州の者は汚職にまみれた その責任をとらないと

西郷:
山県さんも井上さんもこのまま埋もれさせるには惜しいお方
人は皆過ちをおかすもの それを認め、どう明日へ向かうかでその人の器量が分かる
よろしう頼む!

木戸が近所の子どもらの教育の面倒をみると言ってくれる




大久保が帰宅すると、西郷が息子タツクマと遊んでいる

西郷:
薩摩に帰る前に挨拶に来た
おいは岩倉さんにしてやられた あれはおはんの仕業か?
おはんは子どもの頃から頭が良かったが、どうしてここまでずる賢いやり方をする

大久保:邪魔する者は排除する おはんは甘い

西郷:
政府から追い出したかったら、どうしてそう言ってくれなかった?
おいとお前のケンカなら腹を割って話せば済む

大久保:憎め すべて覚悟の上だ

西郷:
おはんを嫌いになどなれるはずなか おはんに何度も助けられた それをどう憎めちゅうとじゃ
おいの負けじゃ あとはおはんのやり方でやれ
オレは大久保の仕事を見ながら、鹿児島で畑を耕す
一蔵どんが日本中に鉄道を走らせたら、鹿児島などあっちゅうまじゃ 待っちょるでな

大久保も情に泣く

翌朝、西郷は熊吉と鹿児島に旅立つ
これが2人で会うのが最後になるとは知らなかった

信吾:オレが兄さの分まで食らいつく おやっとさんでございました




(このヒゲはほんとにインチキ臭い






明治になると大久保は「三年坂」付近に居を構える






後に洋館が建てられ、外国人との接待の場としても利用された




港区 高輪に建てた別邸は純和風
3万坪の広大な敷地には欧米から持ち帰った果物などを植え、殖産興業の実験の場としても使った
激務の合間に過ごす憩いの場だった





(全部「血税」を使ってね なぜ公金を自由に私用に使えるんだろう?



第44回「士族たちの動乱」
西郷は実家に戻り、畑仕事をしたり、犬と狩りをしたりして静かに過ごした
(ウサギをどう食べるの? 鹿児島の料理はなんだか肉々しい・・・

書には政に振り回されて、この松風の音を3年も聞けなかったという詩を書いた




半次郎、篠原国幹(陸軍少将)、辺見十郎太(陸軍士官)らが家に来る



半次郎:
おいたちもお役目を捨てて、薩摩に戻って参りました ほかにも続々と慕って来ています
冠も要らず、名も要らず これが薩摩隼人の心意気でごわす
今の政府のために働くことは出来もはん
おいたちは先生にこそ政府に戻って欲しい
大久保は騙まし討ちにした その下で働けと言うんですか?

西郷:帰ってくれ 二度とここには来るな

警察官まで含めて300人も西郷を追って鹿児島に帰ってきて
鹿児島県令・大山網良、有村俊斎も頭を抱える 全部あわせると600人!



大山:その精鋭らが政府への不満を暴発させたらどげなこつになるか


西郷家を訪ねてもいないと言われる
半次郎:逃げないでくれと先生にお伝えください



糸:
勝手なことを言わんでくれやい みなさんを見てると腹が立つ
旦那さんは脇目もふらず走ってきた
今度はあなたたちが自分でやる番じゃなかとですか!


東京 洋行帰りの村田新八と川路利良は、新たに設立された内務省を見て
薩摩の人間がいなくて驚く



信吾:せっかく欧米で学んだことムダにしないでくりゃんせ

参議兼内務卿・大久保は、巨大な権力を握り、内務省の頂点に君臨
大久保:2人にはおいの手助けをして欲しい 陸軍の建て直しは長州がやってる

新八:吉之助さんはなぜ政府を去ったのですか?
大久保:自分の役目は終わったと言って帰った

川路:
今おいがここにおるのも西郷先生のお蔭です
しかし国家安寧のためには、あくまで警察に献身します


岩倉が赤坂の帰り道、刺客に襲われた
3日後、土佐藩士が犯人と分かる

木戸:警戒すべきは鹿児島じゃないのか? 西郷くんでも押さえ込むのは困難では?
大久保:西郷が立つことは断じてない


西郷は熊吉と温泉に入りつつ、どうしようか考えている
西郷:おいの望みは1人の百姓として終わること 一蔵どんの作る日本を早く見たか




大久保を恨む者らは、満寿の家に「奸臣(国を傾けた臣下)大久保」「国家大敵」
と書いた紙で包んだ石を投げ込む

(第二次世界大戦中の「非国民」と同じ ヒトは学ばないものだな

マスは前から夫に東京に来いと言われていたため、子とともに東京へ発つ


【明治7年2月15日】
江藤ら率いる佐賀軍が「佐賀の乱」を起こす

夜中、西郷の家に江藤らが傷だらけで来る



江藤:西郷さんが立てば、後藤さん、板垣さんも立つ
西郷:おいは政府を潰したいとは思わない 戦など言語道断 それは私情だ
江藤:西郷には失望した と去る

この後、江藤は大久保により処刑された
裁判も行われず、斬首、晒し首って、それも欧米式? それとも侍式?

大久保がマスと子のために建てた新居では、おゆうと女のバトル?!



おゆう:
いろいろマスさんと取り決めて、これから旦那さまがウチに来る日は、1と6のつく日になりました


畑を耕す西郷に、江藤が刺し首になった新聞を見せる雪篷



雪篷:これを読んだ連中は震え上がるぞ
西郷:暴れだす者も出る

銃を鳴らしまくる薩摩藩士(そんなに戦争をして死にたいか?


西郷は大山に金を借りに来る

西郷:
暴発を止めるために、薩摩に士族の学校を作る
年長が若い者に兵学、漢学、洋学、あらゆる学問を教える
その中から留学し、商いを始めてもよか

新八:
おいも政府を辞めて帰ってきた
おいはイギリス、アメリカを見てきた でも皆、暗い顔でネズミのように暮らしていた
そんな国を目指しているならその手伝いは出来ん
おいもその学校を手伝いたか

昔のアコーディオン?! ちっちゃくて可愛い!
フランス語で歌う 「おいはオペラを聴いていた」




半次郎ら:
おいたちは一生懸命考えて、先生の力で世直しをする
先生なしでは日本国は滅びます
政府に戻らないつもりですか?

西郷:前を向いて進め
泣いて帰る半次郎ら

「私学校」が建ち、新八らが学問、兵学を教える




菊次郎が帰国する(すっかり大きくなって! でも、タイミングは最悪では?
菊次郎も「私学校」に通うことになる


「西郷先生は腰抜けじゃ」という藩士にキレる半次郎
私学校に来て、銃も真っ二つに斬る

半次郎:
銃や大砲には弾が要る 弾が切れれば剣で戦うしかなか
戦場で最後まで生き残るには剣の強い者じゃ!
先生、お世話になります!

密偵のしらせを大久保に知らせる川路
大久保:密偵の数を増やせ さすが吉之助さんじゃ


佐賀県佐賀市
江戸時代、長崎警備を勤めていた佐賀藩
いち早く西洋の技術を取り入れ、鉄製の大砲の製造を成功させるなど
日本の近代化をリードした(「近代化」って軍備の意味なの?








下級武士の家に生まれた江藤新平は、初代司法卿を勤め、
司法権の独立、民法の基礎作りなどに尽力
しかし、西郷とともに政府を去り、佐賀に戻る

不平士族の暴発を抑えられず、「佐賀の乱」が勃発
佐賀城には銃弾跡が残っている






政府軍に敗れた江藤は、船で鹿児島に向かい西郷を頼った
四国で捕縛され、公平な裁判も敵わず、無念の最期を遂げる

本行寺にある江藤の墓には、今も多くの参拝者が訪れている







第45回「西郷立つ」
明治8年 私学校を建ててから1年後
生徒数は2000人を超えてなお増え続け、他県からも来る

東京 内務省
政府への不満と、西郷の挙動に注目と煽る新聞
(こういうのも国立図書館とかに残っているのかな?



私学校の中に密偵・中原尚雄(元薩摩藩士)を忍び込ませる大久保と川路利良


西郷は私学校は若い者に任せて、菊次郎をともない、開墾できる土地を探し歩いていた

菊草(菊次郎の妹)も引き取られる




【明治9年3月 「廃刀令」
刀を腰にさしてはならぬという国の命令に怒る私学校生徒
大山(県令):この私学校は国から目をつけられている

半次郎:刀は侍の魂 だが、そのせいで私学校にケチをつけられてたまるか
と最初に差し出し、ほかの生徒も出す




政府は続けて氏族の給金を廃止
追い詰められた士族は次々反乱を起こした
政府は軍の力で押さえこんでいった




私学校生徒の怒りは募る一方 「敵討ちだ!」と騒ぐが止める半次郎を「腑抜け」と罵倒

西郷:みんなで畑を耕し、薩摩をよくする約束はどうした

私学校に密偵がいることを告げる 熊本も密偵に潰された 他藩の仲間を疑う

西郷:このやっせんぼどもが 密偵がいて困ることがあるか?

スパイ活動も西欧を真似たのか






「薩摩士族密偵探しを始める 内偵難しく、私学校反乱の気配あり」

川路は電信を早速、大久保にしらせる

大久保:いつでも出兵できる体勢を整えろ
信吾:大久保卿は西郷を信じていないのですか? あの兄さが立つわけがなか

大久保:
だが裏を返せば、西郷の心ひとつで日本中の士族を奮い立たせることができる

川路:西郷先生は立たん オレも薩摩を守りたい


「ボウズヲ シサツセヨ」と中原に電信が届く



中原:
私学校の仲間を抑えるために仲間を集める手伝いをしてほしい
近く政府の船が来る 密偵は自分だ 薩摩を守るためだ


半次郎、篠原らが現れて捕える

温泉にいる西郷にしらせが来る
密偵から情報を聞いた半次郎らは、政府軍の武器庫を襲撃

鹿児島の武器・弾薬が奪われたと大久保にしらせが来る
大久保:来るべき事態に備えよ


西郷は、拷問され、縛り吊るされた中原を見る

西郷:
何をしでかしたか 国家に対する反逆ぞ!
もはや国賊として討伐されるかもしれん

半次郎:先生は分かってない これが大久保の本心です
西郷暗殺の電信を見せる

西郷は中原に問うが、血だらけで泣く中原に泣いて許す

半次郎:
おいたちはこの薩摩から新しい国を作るという先生の夢を信じて歯を食いしばって耐えていました
その先生を殺そうとする大久保はあんまりじゃ おいたち士族の居場所はなか!
我が身を捨石として政府の政を正すのみ

西郷:
分かった みんなで東京へ行け 全国の士族たちの思い
新しい世を見ずに散った者たちの思いをもって政を問いただす
ほいでみんなで薩摩に帰ってくっとじゃ

脇差を置き、「敬天愛人」と書をかく西郷




家族に新八らとともに東京に行くと伝える
雪篷:まさか戦をしに行くのか?

菊次郎も行くというと止める糸

菊次郎:
おいが立ち会っていることをすべて見届けたい
自分の道は自分で決める 父から教わったことです



西郷:菊次郎は必ず生きて返す
糸:踏みとどまることは出来んとですか?
西郷:出来ん

糸:
いつかおっしゃいました 新しい国を見せると まだ見せてもらってません
それを叶えるために行くのですか? 答えてくれやい!

答えられない西郷


【明治10年2月17日】



鹿児島は50年ぶりの大雪
熊本、宮崎、大分からも同行したいと言う者がたくさんいるとしらせが来る
琴の息子・市来宗介も一緒

有村:
国父さまから“わしは見送りなどいかん 目通りしたかったら必ず帰ってこい”とことづかった

犬も連れていくの? 戦争に巻き込まれちゃうじゃん!



父を唄で送る菊草






もうこの時点で自決でカタをつけることを覚悟していたのでは?

西郷が立ち上がったとしらせると、ウソだと怒る大久保
大久保:おいが行く! 吉之助さんに話す!
岩倉:お前はニッポンを見捨てるつもりか!? お前は国家の要だと忘れるな


私学校を設立し、人材育成に尽力した西郷
「吉野開墾社」をもうけ、生徒らと農作業に従事し、農業を礎とした国造りを目指した




山形県鶴岡市
その志は庄内にも芽吹いた




「戊辰戦争」で最後まで抵抗した庄内藩
戦後の寛大な処置は西郷のお蔭と知り、交流が始まる






養蚕で国に貢献し、賊軍の汚名を晴らそうと「松ヶ丘開墾事業」を開始
西郷が開墾者らに送った激励の言葉が受け継がれている
将来は絹の産地として発展する






感謝した者らは西郷の言葉をまとめ、本にした




酒田市には西郷を祀る南洲神社がある






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