メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

大河ドラマ『西郷どん』第31~35回

2018-09-21 11:45:53 | ドラマ
大河ドラマ『西郷どん』


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第31回「龍馬との約束」
勝安房守が西郷に会いに来るが、いたのは龍馬 勝は江戸で謹慎中
龍馬:買うてくれんか、このわしを



半年ぶりの西郷の帰郷を待つ糸ら 船で来るのかあ

雪篷:
胡蝶丸は日本随一の蒸気船じゃ 荒海にも負けん
薩摩では「島津雨」といって、雨は吉兆
初代が生まれた時に雨が降っていたため

そこに西郷が龍馬を連れて帰る
雨漏りだらけの家に驚く
周りが雨漏りしてるのに、自分の家だけ立派にするのは申し訳ないからという理由を聞いて

龍馬:(涙を浮かべ)気に入った! しばらく世話になります

屋根に藁を詰めて修復する西郷ら
土佐のほうが身分の差や差別が激しいと話す

西郷:
わしは日本の雨漏りを直したか
いつ戦争が始まるか分からんちゅうて食べ物の値も上がっちょる

倒幕の案に笑う龍馬

龍馬:
わしは、こんな日本から早く抜け出して、異国で商売がしたい
世界中の食いもん、銃、大砲、軍艦を手に入れる(武器は要らないよ

西郷:薩摩に坂本さんの力を貸してくれ


【京 二条城】
一橋慶喜:ついに上様が上洛する
二度目の長州征伐を成功させるべく圧力をかける

島津久光に、幕府に従わないのが得策と言う西郷
久光:薩摩は兵を出さん わしらは幕府を見限ることにした

大久保:
薩摩が幕府にとって代わる
今こそ国父さまが斉彬さまを超える時

久光:わしはわしじゃ もう腹はくくった

久光にも龍馬を会わせるとざわつく

西郷:勝のもとで軍艦を巧みに操る男 新たに海軍を立て直すことが出来ます

龍馬:
船を1隻貸してもらえたら、長崎から異国へ行き、銃や大砲をどんどん買うてきますき
わしは薩摩でも土佐の者でもない 商人です

大久保に長州と組むしかないと説得する西郷 耳を傾けている龍馬

龍馬:
打つ手はあるぜよ 海軍操練所には土佐、薩摩、紀州、長州いろんな者がおった
わしが薩摩と長州の手を結ばせちゃる 早く戦が終わって欲しい

西郷は頼む

善は急げと、夜が明けないうちに家を出る龍馬をひとり見送る糸
龍馬:薩摩の宝はサツマイモ、桜島、西郷吉之助だ


【京 岩倉村】
1ヵ月後 大久保は長州征伐を止めるべく具視に会う
近衛、九条らへの文を渡す具視

具視:
まろがちょっと力を出したら、公家集はなんぼでも動きよる
中川には気をつけろ 曲者や

中川宮:恐ろしいことが書いてある まろも出来るかぎりのお力添えはさせて頂きます




【下関 白石邸】
薩長同盟のカギを握るのは桂小五郎(長州藩主)
逃亡生活をしていたが、藩から呼び戻された

龍馬は桂にも銃や大砲を売る話をする

龍馬:
薩摩の船を借りて、長州にも流す
つまらん意地を張っていたら、本当に幕府に滅ぼされる
西郷さんまで憎んだらつまらんぜよ




糸:
あまり家を修復する姿を見て、もう帰らないのではと心配でならない
どうかご無事でお戻りやんせ
もったいないくらい幸せで、その分心配でたまらなくなってしまって








夜分に中岡慎太郎(元土佐藩士)が龍馬の文を持って来る
すぐに長州に来たら、桂に引き合わせるとのこと

大久保からも文が来る
「公方さまが上洛 諸藩を集めて、明日にでも長州征伐の命が下されるかもしれん 京に来て、力を貸してほしい」

西郷は鶴丸城へ行き、有村らに文を渡し、代わりに龍馬らと話をしてきてくれと頼み、有村が行くと言う


【京 二条城】



慶喜:長州征伐は日本国の重大事 軽々しくしてはならぬとのこと 改めて話し合えとのこと

長州征伐はすんでで食い止められる

慶喜:お前らの動きは筒抜けじゃ 徳川の世をこれ以上汚すな

大久保に中川への文を投げつける
中川は慶喜から金をもらっていた


西郷らが鍵屋に戻ると龍馬が待っていた 有村は文を渡さなかった

龍馬:
桂さんがどんな気持ちで西郷さんと会うと決めたか
おまんは信用も、義理も、人情も失ったぜよ

西郷:オレは天に甘えちょった

大久保:
吉之助さんはどんなことがあっても一度決めたらやり遂げる
天が味方せん時は、おいが味方する チェストオオオオオオオ!




鹿児島市
「海軍操練所」が閉鎖され、行き場を失った坂本は慶応元年、薩摩に来た
西郷家は上之園に移り住んでいた(引越しはしたのか?



小松帯刀原良別邸などに滞在して交流を深めた

小松帯刀原良別邸跡(素晴らしい庭園



その後、西郷は長崎へ
長崎には外国人居留地が置かれ、スコットランドの貿易商人グラバーなど
諸外国の商人が拠点を置き、盛んに交易が行われていた
(日本人女性と浮気して子どもまで作って捨てていったのよね





長崎(1997.11.23-25)平和公園、グラバー邸、オランダ坂、ハウステンボス

龍馬は薩摩藩の支援を受けて、今の総合商社「亀山社中」を設立
薩摩と長州を結びつけることに奔走し、日本の運命を左右することとなる







第32回「薩長同盟」

【慶応元年8月】
幕府は諸外国の圧力を受け続けていた
慶喜はフランス公使ロッシュを招く
慶喜:軍艦で兵庫に乗り入れて頂きたい その後は私にお任せください



イギリス、オランダ、フランスの連合艦隊が兵庫に現れ
京は「殺される」と逃げる人々で大混乱となる



大久保:明日、公方さまが来る 幕府は長州征伐の命を引き出すつもりじゃ
西郷:また戦が起きる

慶喜は天子に長州征伐を再度頼む
でないと政から一切手を引くと脅し、詔が下ってしまい岩倉は激怒



大久保は突然倒れる
岩倉:胃痛や 愛しいお妾さんのところに連れていったれ

屋敷から出てきたのはおゆう(いつのまにっ!?





大久保:ここは藩の者も知らん 密談にはもってこいじゃ この他に打つ手はない

文に書かれていたのは、「非議の勅命は勅命に有らず」
いくら天子さまでも、納得がいかなければ従わなくても良い

さすがに反対する西郷

西郷:日本中から狙われる!

大久保:
おいたちは間違えてはいない
命を落としても構わん やらんといかん おいは一人でもやる

西郷は連名にする

この文は諸藩、公家にも広まる
中村半次郎:2度目の長州征伐に大義などなか!

桂もそれを読むが、信じないと頑な

て、何してるの、ハマケン!! ついに大河進出!! 伊藤俊輔(長州藩士)だって
伊藤博文のことか! 大役過ぎ!! もう夢が叶っちゃったね



いつかNHKのスタパで「大河に出たい」と言ったのが功を奏したか?
次の朝ドラにも出るっぽいし/驚

浜野謙太@スタジオパークからこんにちは

調べたら、ちょっとハマケン似の画像があった



有村らは猛反対する

どうにか桂と再会しなきゃならないと
西郷は坂本と会い、謝り、商いの話を持ちかける

西郷:
薩摩の名で軍艦を長州に流すことを国父さまより許された
代わりに長州から薩摩に米を売ることを坂本に取り持つよう


「シェイクハンドだ」と手を出す坂本




坂本はこれまでの銃と最新の銃を比べて見せる その破壊力に驚く桂ら
坂本:威力のヒミツはこの弾にあるがよ
(日本にアメリカの銃文化は要らないのに







坂本:まことフェアな商い これが最後の最後ぜよ
桂:長州の者はみなすでに死を覚悟している 余計なことはするな 長州の次は薩摩だ

坂本:おまんのせいで日本が滅んでしまうぜよ!
桂:商人に侍の意地が分かるか!

(ダメだ 頭の中がまだ江戸時代 そのまま第二次世界大戦まで引きずったようなもの

坂本はハマケン(伊藤俊輔)にグラバーから預かったイギリスにいる留学生の文を渡す
坂本:おまんもエゲレスにおったがじゃろう



藩士:
この銃があれば死なずに済む だが、薩賊の手を借りなきゃならん
わしらのみで戦うんじゃ! みなで討ち死にじゃ!


【慶応2年1月】
桂はお忍びで鍵屋に来て、薩摩に長州とともに戦うという申し出を迫る

桂:長州は薩摩のために朝敵の汚名を着せられた 日本中から敵と見られた
大久保:まさか、最初から薩摩と手を組む気などないのでは?
西郷:みな桂どんの言う通り 明日、ご返事させていただきたい

西郷:これは桂どのが歯を食いしばって書いたもの 我らも腹をくくりましょう
小松帯刀(家老):明日、長州から頭を下げるまでこちらから何も申してはなりません

夜中に伊藤が西郷を訪ね、留学生の写真を見せる
西郷:これを明日の話し合いの場にもってきてくれませんか? 薩摩と長州は必ず手を結びます




翌日、通称「御花畑」と呼ばれる小松帯刀の屋敷に一堂が会する
相手が頭を下げるまでは何も言ってはならぬと、ひと言も発しないまま時間が過ぎる

有村らが激怒して押しかける



有村:
そいつらは朝敵じゃ 薩摩まで朝敵にするつもりか!
そいつらはわれらを薩賊と呼び、草履で踏みつけておったんじゃ

(2つの藩が同じことゆって延々と・・・これがいつまでも終わらない戦争の根因だ

大声で叱る西郷

西郷:
いがみ合うのが幕府の思うツボだとまだ分からんのか?
長州と組むのはニッポンを守るためじゃ
朝敵、薩賊がなんじゃ それが分からんもんが朝敵じゃ

大山格之助:長州は「禁門の変」の時、おいたちの仲間を何人も殺した
桂:まだ我らが手を取り合う日はまだ遠いようじゃ
西郷:おいたちにも出来もす

伊藤に写真を出させる
薩摩の中山らと長州藩士がともに写っている

伊藤:
始めは互いに反目していたが、遠い異国の暮らしの中で打ち解け、ニッポンの行く末について話しあった
中山ちゅう男が金が尽きて困っていると、薩摩の留学生が1ポンド貸してくれた
だが、その中山はその後、肺炎で亡くなった

西郷:
この若者たちはとっくに助けあってる
おいたちは長州人でも薩摩人でもなか ニッポンの民

(これと同じ話が現代にある
 宇宙ステーションから地球を見て、はじめは「あすこがアメリカだ」「ロシアだ」「日本だ」と言っていた飛行士が
 時が経つにつれて、国境などないと悟ったという

坂本:
薩摩も長州も異国と戦って恐ろしさをよう知ってる
今のままではあっという間に異国に飲み込まれる
手を取り合うのがニッポンを救う道ぜよ

西郷は桂に頭を下げる
大久保:我らも潔く腹を決めもうそう 薩摩藩士はみな頭を下げる

桂:我らの負けじゃな
坂本:やっぱり侍は面倒じゃの

桂:西郷くん、よろしゅう頼む
西郷:こちらこそ






【慶応2年1月21日 「薩長同盟」が締結】
「薩長両藩は共に力を合わせ、ニッポンのために真心をもって尽くしていこう」という一条を追加する

(もっと部屋を分けて、何時間もかかったように描かれたこともあったよね?
 演出や歴史分析の違いで、与える印象もガラリと変わるなあ これも時代の変化か?


山口県萩市
桂小五郎はこの地で藩医の息子として生まれた





桂家の養子になるが、相次いで養父母を亡くし、この実家に戻る
文武に長けた優秀な少年だった

桂の通った「明倫館」
吉田松陰に兵学を学び、その才能を認められる





長州藩の権威回復に尽力し頭角をあらわす
第二次長州戦争が迫る中、龍馬の手引きで「薩長同盟」を締結





会談は、小松帯刀が暮らした御花畑屋敷で行われたと言われる
この選択がニッポンの夜明けを導くことになる





第33回「糸の誓い」

【薩長同盟の2日後 「寺田屋事件」
寺田屋でお龍は風呂に入っていたが、「外に役人が大勢やって来ている!」と酔って寝ている坂本を起こす 
坂本は短銃でかわす お龍は西郷に取り次いでくれと走る







怪我をした坂本は、薩摩屋敷にかくまわれる
薩摩に行ってほしいと頼む西郷と大久保
「藩の船に女は乗せられない」と言われ、命を助けてくれたのはお龍のお蔭だからと言う坂本

西郷がお龍と実家に戻りみな驚くw
坂本:お龍がいなかったら、捕まって殴り殺されていた

また心配になる糸を気遣う満寿(おゆうのことは知ってるの?
糸は旦那さまのそばで守れるお龍が羨ましいと話す

お龍:京に来はる諸藩の方々は、みんなおなごの1人や2人は囲っておられます
西郷:おいにはおらん のひと言でピンとくる満寿さん、さすが



夜 龍馬と話す西郷

西郷:
薩摩にイギリス公使ハリー・パークスを迎えることになった
今、幕府にはフランスが近寄ってる
(公使を招いたのは西郷

龍馬:
イギリスとフランスは、どっちが日本を食い物に出来るか競い合ってる
そのイギリスを薩摩のために動かすのは一筋縄ではいかんぜよ

西郷:
薩摩はかつてイギリスと戦をした イギリスも薩摩の力を認め、興味を持ち始めた
パークスをもてなす知恵を貸してくれ

「長州再征伐」のために諸藩に出兵命令が出され、大久保は大坂に呼び出される
薩摩は断ると言うと、老中・板倉勝静は幕命に背くことと批判
大久保:この戦には大義がない

14代将軍・家茂が病で倒れたことを幕府は必死に隠していた(将軍のことすっかり忘れてたよ



10万の幕府軍は長州に進軍



坂本はシャンパン、ビール、シェリー酒(パークスの好物)を取り寄せる
温泉旅行で手の傷も治り、女人禁制の高千穂に男装して登ってきたというお龍

お龍は糸が3番目の妻と知り、ほかの2人はどうしたと聞き、答えられない糸


夜中に小松が来て幕府が動いたと告げる
小松:幕府軍は烏合の衆 敵ではない
坂本が長州の様子を見に行くと言う また見送る糸 お龍のことを頼むと言い残す

教えてくれと迫るお龍

お龍:
うちはあの人と死ぬまで一緒にいるって決めてるんや
うちの命は好きなように使わせてもらいます

長州に行ったと教える
お龍:お互い、難儀な男に惚れたもんやな 切ないけど、うちは覚悟決めてます
(お龍役に水川あさみさんは適役 激しい気性、薄幸な感じとかの役が多い




【幕府軍の長州への攻撃が開始】
海と陸から攻められたが、長州軍はわずか1000人で追い返した

礼砲を鳴らしてイギリスのハリー・パークスが来る

(イギリスは昔から征服が好きだねえ また新種のウイルスも持ち込んだのでは?
 それに最初から先進国の傲慢さ丸出し 同じ小さな島国なのに

いきなりナマコを出すって・・・ 日本で古くから食べられている珍味なのか





みな万事順調と思っていたが、Pは激怒して薩摩を発つという
西郷がイギリスの船に捕まったと噂が実家に伝わる


【英国軍艦 プリンセスロイヤル】
交渉決裂を防ぐため、西郷は単身、英国軍艦に乗り込んだ

藩主としか話さないと言うP
西郷:藩主はあなた方の女王のようなもの ここに女王が来ますか?

P:パーティばかりで重要な話をしない 我々に一体何を求めている?
西郷:薩摩はイギリスとの協力を求めている

P:なぜ天子と将軍2人のリーダーがいる?
西郷:幕府は天子のもとに政をしてきたが腐りきっていて、誰も言うことを聞かない

P:誰となら交渉できる?

西郷:
薩摩がこの国をまとめてみせます この西郷がやります
民をないがしろにする幕府では立ち行かない あなたの国でも同じでは?
この誤りは西郷が正します

P:君を信じよう もう1つ ナマコにはガマンならない
西郷は自ら握手を求める




夜 心配しすぎて怒る糸に事情を話す

糸:愛加那さんはどげんお方でしたか? お子を2人も産んだ人のことをただ知りたか
西郷:おいは一度死んだ人間じゃ 愛加那はおいを再び生かしてくれた

糸:嫉妬してたが聞く勇気がなかった 子どもの頃から好きだった 精一杯気張りもす
泣いて喜ぶ西郷


秋にまた京へ行く西郷
子どもが出来たという糸 また泣いて喜ぶ西郷
糸:この子とともに待っちょります チェスト 気張れ!




鹿児島県霧島市は豊かな温泉地
坂本は西郷らのすすめで、お龍とこの地を訪ねた



(「貫一・お宮の像」同様、女性が隷属的なイメージを刷り込む像だな

2人がもっとも長く滞在した塩漬温泉
この一帯には龍馬の足跡が多く残っている
(随分ちんまりした露天風呂だね









2人は高千穂峰の登頂にも挑んだ
江戸時代、女人禁制だったこの山にお龍は男装で頂上を目指した
「山頂にある天の逆鉾を引き抜いた」と姉に宛てた手紙に書いている







下山した2人は、霧島神宮を参拝 樹齢800年の御神木がまだある(巨樹!





新婚旅行のさきがけの霧島旅行を終えた龍馬は、再び激動の日々に戻る



第34回「将軍慶喜」

【慶応2年 第二次長州征伐
幕府軍10万に対して、長州はわずか3500だったが
薩摩から調達した最新鋭の武器で奇襲を仕掛け、次々と勝利する
戦争の最中、家茂が亡くなり、幕府は朝廷に頼み休戦となる


【京 岩倉村】



勝:徳川の世ももうおしまいだ

長州軍陣営に一人で乗り込んだ勝
桂に公方さまが亡くなったと告げる

勝:徳川はいち大名に戻ってもいいと思っている 戦を始める力もない 頼む
桂:日本国の行く末について話し合いましょう

勝:慶喜は徳川は継いでも将軍にはなりたくない
西郷:わしは慶喜が勝負になると思う

慶喜は御前と会うと「将軍になって朕のそばにいてほしい」と手を取りせがまれ
慶喜はついに15代将軍となり、幕府の全権を握り、フランスと手を組む


【慶応2年12月25日 天皇崩御
西郷:新しい子はまだ幼く、まだ慶喜の息がかかっていない
大久保:朝廷と幕府を引き離す好機

西郷は久光に再び上洛を求める

西郷:
諸藩が結託して「兵庫開港」に待ったをかける
久光さまには諸藩の総代として会議を取り仕切ってほしい

久光:西郷 土佐、宇和島に行け 今度こそ政を幕府から奪い取るのじゃ


【土佐 散田屋敷】
山内容堂(前土佐藩主)に幕府を戒めてほしいと頼むと快諾するが、
その背後にはすでに慶喜からの文がある

【越前 松平春嶽邸】
大久保が頼むとこちらも快諾


【京 二条城】
薩摩、土佐、越前、宇和島の諸藩が集まり、久光がはじめようとすると
慶喜がみなのフォトグラフを撮るという 兵庫港の話はみなの合意を得ている
慶喜:世は征夷大将軍だ

諸侯会議は西郷らの惨敗に終わる


【大坂城】
慶喜はパークスら含め各国の権力者を招待し、日本の権力者であることを誇示する
フランスは長州征伐に武器・軍艦を提供する代わりに、一部を領地にしたいと持ちかける 名をあげたのは薩摩




通りでおよしと再会する西郷



慶喜が異国の人とばかり話している時に「薩摩」という言葉が聞こえると言うおよし
不安がるおよしを薩摩の屋敷に誘うが、慶喜には恩があると断る


【大坂 薩摩藩邸】
西郷は、パークスの通詞・アーネスト・サトウと会い確かめる



サ:
このままでは考えを改めざるを得ない フランスが薩摩を領地として要求している
事情によってはイギリスも武器を支援してもいい

西郷:
日本のことは日本人で解決するとPにお伝えください
日本はイギリスでも、フランスのものでもない


大久保にも事情を話す
西郷:武力をもって徳川を討つ もう決めた 向こうは捨て身じゃ
大久保:じゃったらまず長州じゃ
大久保に兵をあげるよう頼むとすぐに行くと言う


岩倉に会う西郷

西郷:
倒幕の勅命をたまわりたい 慶喜公を討ちもす
詔をもらってほしい あなたも腹をくくってたもうせ


【長州 山口城】
大久保:今こそ同盟の力を示す時 と毛利敬親(長州藩主)に頼むと承諾する

京の薩摩藩邸には次々武器が運ばれる
半次郎らは意気揚々となる

土佐では坂本も準備するべきだと山内容堂に言うと激怒
後藤象二郎に戦をしないで幕府を取り潰す策を話す坂本

「ええじゃないか」と踊り狂う人々が全国で溢れる



(もうこうなったら、バカになって踊り歌うしかないよね
 いつも戦争を作るのは上で、戦い、苦しむのは下の人々

映画『ええじゃないか』

岩倉はニセの勅書を用意する

岩倉:
幕府を倒したら、これが本物になる 近隣には根回ししてある
明日取りに来い まろの命、お前らに預けたるわ
ええじゃないか ええじゃないか 民草も喜んでるわ


【慶応3年10月13日 大政奉還
京にいる10万石以上の重臣が二条城に急に召集される



慶喜:
世は家康公以来260年続いた政を天子さまに返上する
これより朝廷と諸藩が手を取り合い執り行う


坂本が西郷に会いに来る
土佐に「大政奉還」の建白書を出させたのが坂本だと分かっていた西郷

坂本:これから日本も新しくなる

西郷:
これでは何も変わらん 慶喜は上手く逃げただけ おいたちの拳を下げさせただけ
あの頭の良い人は分かってる すぐに政権が手元に戻る もう武でしか新しい世はこん

坂本:日本全土が火の海になり、異国の思うつぼ
西郷:おいは慶喜を討つ


京都市 世界遺産 元離宮二条城
慶喜は本丸に移り住む







薩摩に討幕の密勅がくだる
西郷らの動きを知った慶喜は政治を朝廷に返すと表明し、260年続いた徳川の時代は終わる
討幕の大義を失い、模索する西郷









第35回「戦の鬼」

慶喜:
大政奉還されて困るのは、のんきな公家たち
いずれ助けを求めに来る そしたらまた徳川がおさまればよい

西郷:おいはあの男をよく知ってる
坂本:おまんとこれからを語り明かそうと思ったが、乗る船が違うようじゃ

これ以降、龍馬は西郷と会わなかった



西郷は薩摩に戻り、茂久に討幕の兵を出して欲しいと願い出て、ニセの勅書を出す
久光:失敗は許されん
西郷:罪は西郷が引き受けます

西郷は実家に戻り、息子・寅太郎を抱く




【慶応3年11月15日 坂本暗殺



京の近江屋で風邪を引いて酒を飲んでいる坂本と朋友・中岡慎太郎
いきなり2人の男に斬られる 男らはすぐ逃げる
額をバッサリ斬られた坂本 「今じゃないぜよ」

坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る@歴史秘話ヒストリア
やっぱりドラマによって脚色がちょっとずつ違うな


西郷は3000の兵を率いて京へ来て、龍馬の死を聞く



お龍:
あんたがうちの人を殺したんやろ
「ケンカしてしもた」と文に書いてある
あんたが殺したんや!
あの人はこの窮屈な世の中を変えて、ただ商いがしたかっただけなんや

西郷:おいは守れんかった すまん おはんの身も危なか
お龍:なにが新しい時代や そんなもん来んでええ

(もし、鎖国を続けていたら・・・という想像話もいろいろあるよね

西郷:
まずは江戸で浪士を集め、市中に火をかけろ
薩摩の仕業だと分からせ、連中を怒らせればよか


大政奉還で村を出るのを許された岩倉は5年ぶりに京に来る
西郷:天子さまに働きかけ、幕府の廃絶を宣言してもらう 慶喜を丸裸にするのです

慶喜のもとに御所が薩摩などの藩に囲まれたと知らせが入る
西郷:我らに向かって弓引く者は容赦なく成敗しろ!!





新たな天子のもとで「王政復古の大号令」が発せられ、徳川の歴史に幕が下りた
その後「小御所会議」が行われたが、「慶喜がいないのはおかしい」と容堂が粘る



「門の前に立つ西郷を撃てば朝廷に立てる」と家臣に言われる慶喜
慶喜:西郷に銃を向ければ朝敵となる 御所に銃を向けるなど出来ん!

容堂が廊下を通り、西郷は大久保に「逆臣は討て」と小刀を渡すのを見せる
その後、容堂はひと言も発せず 形勢逆転 新政府から慶喜を排除することに成功する








西郷に短刀で刺される夢にうなされる慶喜

大久保:慶喜公が京から逃げた
西郷:大坂か 兵を向かわせる すでに手は打ってある

慶喜は大坂城に居を移した
江戸城二ノ丸で火の手が上がり、裏で操ってたのは薩摩だと聞く
慶喜:すべては薩摩の策だ 今兵を出せば、薩摩に大義名分を与えると同じ

江戸の薩摩藩邸が砲撃を受け、大勢が死んだ 旧幕府軍は1万5000
西郷:旧幕府軍は朝敵 慶喜は大逆臣 よって大将の首をとって勝利とする!
旧幕府軍の中に慶喜の姿はない

慶喜:わがほうは数で勝る 必ず勝つ
およし:本当は西郷さまが怖かったのでは?




信吾:あれだけ戦を嫌っておった兄さが喜んでいるように見えます
西郷:慶喜を生かしておったら民が苦しむ

信吾:でも、戦で苦しむのは民だと言っていた

西郷:
もう迷っておられん
江戸を襲わせたのもわしがやらせた あの男を地の果てまで追い詰める

信吾:兄さは戦の鬼じゃ


大阪市は徳川幕府の直轄地 各藩の蔵屋敷が点在していた



町の中心にある大坂城は、西国に睨みを利かせる重要拠点だった





慶喜は二条城を脱して大坂城に入り戦いを避ける道を探るが
旧幕府軍側が薩摩藩邸を襲撃
慶応4年 戦いの火蓋が切られる




こんな記事を見かけた

大河ドラマの脚色はどこまでが許されるのか?

誤解を招くような史実を捻じ曲げるのは、観ているほうは分からないから、いかんな
テレビの影響力の莫大さを意識してほしい




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