メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

大河ドラマ『西郷どん』 第11~15回

2018-04-27 11:46:11 | ドラマ
【ブログ内関連記事】
第1~5回
第6~10回

大河ドラマ『西郷どん』


また前回までのあらすじが薄らぼんやりだけれども、なんとかついていきます

第11回「斉彬暗殺」
13代将軍・徳川家定と会う斉彬 篤姫との結婚の話をしてもカラスと話している



井伊(そういえば冬彦さんも出てたんだった!):分家の娘を御台所にして公方さまに近づく腹づもりであろう
次の将軍を決める対立関係の井伊とナリ



井伊は正当な筋である紀州藩主・一橋慶福推す「南紀派」
ナリは一橋慶喜推しの「一橋派」で幕府を根底から変えようとしている





ナリ:天命を待つのみ
命が狙われるぞと脅す井伊

ナリ嫡男・虎寿丸は西郷と相撲の途中で倒れて亡くなる これで5人目って/驚



それでも時間を惜しんで外国の武器の準備に奔走するナリ
またお由羅の呪いかと話していると怪しい人影

高輪 薩摩下屋敷で隠居暮らししている島津斉興と由羅の耳にも孫の死の話が入る
薩摩にも知らせが届き、仇を討つ時と焦る仲間に
大久保利通:今は待つ時


【鶴丸城記録所】(今の図書館か?
ナリの弟・周防(?)が外国と戦った最初の記録文書を探しに来る



周防:今後異国との戦になるかもしれん
利通:あなたさまならこの騒動を鎮められると思う と言うと名を聞かれ、文書を渡す


【江戸 芝・薩摩藩邸】
ナリは諸侯と密談する 福井藩主・松平慶永、徳川斉昭、一橋慶喜、橋本左内、西郷も呼ばれる
ナリの内心を読んでる斉昭





慶喜:公方さまは大うつけで世継ぎは作れん

ナリ:
篤姫を輿入れさせるのは、慶喜さまが跡継ぎになるよう推挙してもらうため
異国から見たらこの国は赤子のようなもの

斉昭は嫡男の出世に大喜びで協力すると言い、祝おうとするが反対する慶喜
慶喜:私は異国と互角に渡り合うなど出来ぬ 幼子が死んだというのに祝って、まともな父親はいないようだな

また遊郭に行く慶喜
彦根藩士・長野主膳が影から見ている

ナリが急に倒れて周囲に動揺が走る
西郷は滝行やら火をたいて、ナリは九死に一生を得る
また由羅の呪いと言う仲間



ナリはすぐに働き、西郷は毒が盛られたかもしれないから食事に気をつけるよう進言する
食事のおかずを1つ懐に入れ、蘭方医の左内におかずを調べてほしいと頼む それを聞く慶喜

左内:
砒素が入っていた 無味無臭 日々の食事に少しずつ盛られていた
子どもならなおさら命取りになる
(じゃあ、息子が5人も死んだのも!?怖

慶喜:オレも毒を盛られるところだった だから政など物好きな者に任せればいいのだ!

また仮面の男が入り、薩摩言葉 追うが逃げられる

斉興・由羅と会う西郷(狆さん暴れてるw



斉興:
和菓子を食べろ 毒など入っていないぞ
たしかにわしは今でもナリを憎んでいるが、あいつを憎む者はいくらでもいる
これ以上疑えば、ナリもただではすまない とここでも脅される

機関車の実験に成功するナリ 父と会ったことに激怒する



ナリ:
つまらん! 時がないのが分からんのか? 時にかえてもやらねばならんことがあるのだ
わしがお前を側に置くのは、わしもお前と同じ大馬鹿者だから
民のために命を捨てられる 民のための強い国を作りたい


長野は井伊に慶喜は将軍になる気がないことを告げる 仮面男は井伊の者か


吉之助に由来のある瀧泉寺は、目黒御殿と言われるほど華麗を極め大勢が訪れた





「独鈷の滝」
古くから水ごりの道場として利用された
嘉永7年 ナリのために西郷が水をかけた逸話がある
吉之助は明治に入っても信仰し、祈願に訪れた

(ああ、水かけ不動明王に私も水をかけたことある!→here








第12回「運の強き姫君」
ナリはようやくお由羅騒動の際、島流しなどにされた人々に特赦を与え、利通の父も帰る

輿入れが遅いと幾島は怒ってナリに問う もう2年が経った

幾島:
井伊さまも御台所に別の女を用意している 大奥の力を借りては?
まずは誰より世継ぎを望んでいる公方の母(本寿院)にお近づきになられたほうがよいかと

大奥は一筋縄ではないから西郷にも外からの働きかけを命じる幾島
書状とともに千両・万両使ってもよいと大金を渡される西郷


篤姫:公方さまが望んでおられぬのでは?
西郷:篤姫さまはどげなことがあっても御台所になりたいですか?
篤姫:父のためになりたい そなたの力を貸してくれ


【磯田屋】
幾島は内情を探るために西郷の知人と偽り、まるで別人!
なるほど、他藩士が通うから女衆に聞くのが一番か 目が点の西郷が可笑しいw
それを真似て、酒を振舞い、裸踊りまで披露して輿入れのことを頼む西郷






【重富 島津家】
利通は周防に書物を運び、忠義を尽くすと文を書く


【江戸城】
は藩士に賄賂を握らせて大奥へ入り、本寿院(家定の生母)に会う
御台所を次々と亡くし、大奥最大の権力者
乳母・歌橋は猫背椿さん! ついに大河デビュー!?
献上品をたくさん用意して篤姫の件で後押しが欲しいと頼む幾島





本寿院:
薩摩は外様 心よく思ってない者も多い
私は母として最も望むことはわが子を一人にしてほしくない
あの子を置いて先立つことだけは

幾島:篤姫さまの最も秀でているのは体が丈夫なこと その上、恐ろしく運が強い

本寿院:その運とやらに乗ってみようか

この中から選べって渡した見合い写真ならぬ、美人画/驚 分からない!
どれを選んでも篤姫になる算段では?



家定:
アヒルがまた死んだ みんな余を残して死んでしまう
余は死なない御台所が欲しい 死なない姫はどこじゃ?

本寿院:死なない命はありませぬ されど、体が強くて、運の強い姫はこの方です
家定:では、コレにする



井伊は反対するが、本寿院は何様のつもりかと怒る 運が強い姫だと実感

その年の12月に輿入れが決まる



篤姫:
公方さまはこの世の誰とも比べようがないたった一人のお方
どのような方などと許されぬことでございます
父上の残された年月、惜しむことなく努めて参りたいと思いまする

西郷にも礼を言うが、篤姫が何も知らないまま輿入れするのはあまりにも気の毒だと泣く西郷
いずれ話すというナリ それを聞く幾島 世継ぎが出来ないことを知りショックを受ける
その日からさらに槍の練習を厳しく指導し、やりすぎだと止める西郷に



幾島:
倒れとうなかったら強くなりなさい
これからはお一人で闘わねばならない 誰も救ってはくれない
大奥に入れぬお前が、なにも出来ないくせにおいたわしいと口にするのはやめなはれ


10月
ナリは篤姫に茶を淹れ、事情を話す



ナリ:
公方さまは病弱で、おそらく子は授からんであろう 夫婦のことも叶わぬ
そなたの本当の役目は、次の将軍を一橋慶喜さまに決めるよう公方さまの心を動かすこと

篤姫:
お父上のためなら 篤は喜んで不幸になります
薩摩の姫になった時から覚悟は出来ておりました
お父上の娘になれただけで幸せでございました

(こういう昔の女性の無限の犠牲話が、男性の時代劇好きの根底にあるのではないかと、いつも思う

夜に大地震が起きる
崩れる屋敷 ナリは無事 篤姫のもとへ行き、崩れる柱を止める



篤姫:一緒に逃げておくれ 公方さまも父上もいない国に!
西郷:逃げもうそ どこまででもお守りしてお供つかますりもす
篤姫:そん言葉が聞きたかった もうよかとじゃ 改めて礼を申す 御台所となる体をよう守ってくれました


「安政の大地震」



江戸城は石垣が崩れ、大名屋敷も甚大な被害が出た
島津家の被害の模様が描かれた絵巻が残っている
(なんだかみんなほがらか 助かって喜んでるのか?w 屋敷は全壊





かつて水戸藩の屋敷があった小石川後楽園はとくに被害が大きかった



幕末の志士らに大きな影響を与えた水戸学の大家・藤田東湖も地震で亡くなった
「尊皇攘夷」という言葉を初めて使った人物とされる



天変地異が相次いだ安政の中で西郷らは新たな時代を模索する
(日本は本当に地震国だなあ・・・



第13回「変わらない友」
地震で婚礼道具はなにもかもメチャメチャになり輿入れはまた延期
1年で改めて整えるようナリに命じられ奔走する西郷

安政3年 11月11日
西郷は約束通り、婚礼道具をすべて整え、篤姫は江戸城へ発つ
ナリは薩摩のお守り(キツネ?)を渡す
次に2人が会ったのはずっと先で劇的な再会だった






【江戸城 大奥】
屋敷の中まで輿を入れるのか/驚 急に戸を開ける家定
いきなり「丈夫か? 死なぬか?」てw
篤姫:はい滅多なことでは 薩摩のおなごですゆえ





ナリに屋敷に上がって祝えと言われる西郷
彼も信長みたいに洋物が好きなのか グラスに酒をつぐ 涙ながらに飲む西郷



ナリ:
切子ガラス これは金のなる木だ このグラスが薩摩 国を豊かにする
紡績、ガス、エレキテル、印刷、焼酎も!

新しい技術を身につけた職人たちが育ち稼ぐようになる
便利な農具を使い百姓たちは多くを実らせ、商人たちはそれを貿易で広げていく
暮らしが豊かになれば、国は自然とまとまる 夢じゃない、もうそこまで来てる



【磯田屋】
薩摩に帰ることになった仲間は名残惜しい
西郷は目黒不動で「不犯の誓い」(女性関係を絶つ)をたてた
薩摩の未来のため、ナリに男児が生まれるよう祈願した




【京 近衛家】
薩摩に帰る道中、ナリは古くから親交のある京都の公家・近衛家に寄り、
近衛忠煕(ただひろ)と住職・月照に会う





ナリ:一橋慶喜さまを次の公方さまにとの天子様の詔を頂戴した


利通は父からときわの次女を嫁にもらえと言われ、すぐ引き受ける
囲碁を習いに来ていて、 賢い女だと知っていた



5月
西郷は3年4ヶ月ぶりに実家に帰る
祖母、妹と旦那らとも再会





父の残した借金と、西郷を江戸に出した借金でこの家も売ることになっていた
和傘を作る内職を増やしたり、また金を借りたと聞いて反省していると利通と再会

仲間と夜は酒盛り いろんな手柄話が伝わっていて、殿はどんな人か矢継ぎ早に聞かれるが
公務のことだから軽々しく言えないと怒って席を立つ
利通は嫁をもらうと報告 祝いで飲みなおす


【吉祥院】
仲間と利通の嫁を見に行く 上役の娘で満寿(ミムラさん!
西郷は利通は天下国家のために働く男になると伝える


【鶴丸城】
西郷の誓いが効いたのか、ナリに息子・哲丸が生まれる

西郷:フォトグラフは魂が吸い取られる
ナリ:異国では誰でも撮る ずっと動いてはいけない 息はしていい(w





時計が鳴り、久光が来る
ナリ:メリケンが再び来て脅しをかけてくる フランスから軍艦も買う
久光:兄上は異国と戦って勝てると?

西郷:大事なことは勝つことではなく、異国と対応に付き合うこと
ナリ:お前(久光)も変わらねばならん


【利通の祝言の日】
殿が呼んでるから登城しろと西郷に使いが来る
江戸から急な阿部正弘の訃報が届いた まだ若いのにあっけない/驚
計画が潰れるというナリだが、篤姫さまがいると言う西郷
西郷に再び江戸勤めを命じる

夜に戻ると利通が待っている(実家と城は歩いて行ける距離なのか?
利通も必ず役に立つからと殿に言ったから一緒に江戸に行こうと誘うが
そんなこと頼んでないと怒る



利通:
お前は変わった 上から見下ろしてる!
江戸でエレキテルだとかで金を湯水のように使ってる間、家族は貧乏に負けずに懸命に生きとった
オレは自分の力で江戸に行く

西郷:今はこの国を変える時じゃ!
利通:顔も見たくなか

一部始終を聞いていた満寿
ケンカ別れのまま江戸に行く西郷

満寿はまだ追いつけるから行ってくれと荷物を用意する
父:満寿はお前の未来まで見てる 今行かないと、道は開けん

西郷を追う利通 西郷もなぜか走って戻る途中
西郷:忘れものした おはんじゃ 大久保正助を忘れてきた
正助は謝り、生まれて初めて薩摩を出る




京都は江戸時代、政治の表舞台から遠ざかっていたが
天皇がいる京都に屋敷を構える大名が多かった





京都御所の周りには約200もの公家の家が並んでいた
近衛家は筆頭の家柄で、島津家とは姻戚関係
篤姫も近衛忠煕の養女となり、将軍家定に嫁いだ(身分を合わせたのか?









近衛家と縁が深い清水寺にある「成就院」の僧が月照
住職をやめた後も近衛家に通じて政治活動にのめりこむ
その頃、志を同じくする西郷と出会い、運命を大きく変えることになる

「月の庭」 素晴らしい日本庭園だな




第14「慶喜の本気」
西郷と利通は熊本に寄って、あれ?利通は江戸に行かずに薩摩に戻るの? 一緒に江戸に行くのかと思った

【安政4年10月21日 江戸城】
アメリカ総領事ハリスが通弁官・ヒュースケンを伴い、日本との提携条約のため、家定への謁見を何度も強く要求する
(ずっと鎖国を続けていたら、日本は今、どんな国になっていたろう?

皆が反対する中、家定はハリスに会う





ハ:
私の切なる願いは両国を永続する友情の絆で結び、
目的を達成するため不断の努力をします

家定:遠国からの書簡を嬉しく思う 幾久しく友好を保ちたいと大統領に申し述べるべし

同じ言葉を繰り返す家定 篤姫と何度も練習したのか



家定:御台が笑うと余も嬉しく思う 御台とも幾久しく友好を保ちたいものだ
1年が経ち、篤姫と家定は心を通わせるようになっていた


【江戸 福井藩邸】
ナリの書状を松平慶永に届ける西郷 江戸のことは任せて、西郷を存分に使えとのこと
水戸は異国との通商などもってのほかと激怒 老中首座・堀田正睦は弱気で抑制出来ない

水戸が家定を毒殺する噂まで立っている 井伊が味方を増やす策略と思われる
松平は、左内と西郷に諸藩を説得して、一橋慶喜に将軍になるよう計らえと命じる


【品川宿】
『一橋言行記』を書いた佐内 諸藩に渡して、どれだけ立派か知ってもらう作戦が本人にバレる
すべて父の作り話だと破る 土下座して頼む西郷

左内:一橋さまは異国の脅威を知っていて逃げておられる その方がこの国を強く出来ると信じております
写しはいくらでもあると見せて意気投合の2人w

ナリは幕府に「建白書」を提出
国難を乗り越えるため、将軍問題を早急に解決せねばならないと書いてあり、水戸は上機嫌

品川宿を出るとまた仮面男に尾けられ、長野が来て、井伊の家に行く西郷
異国と対等にわたりあうには一橋さまが必要と説得する



井伊:
この国には変えてはならないものがある 守るべきは徳川のお家そのもの 何も変えてはならぬ
内情を売ってくれ 家臣に迎えるぞ 家族も江戸に呼んで、貧しい暮らしから救える

西郷:こんな腐った連中では話にならない まったく立場が違っております

井伊:世間の泥水をたっぷり飲むがよい


「建白書」は大奥にも伝わり、
本寿院:水戸は大奥にとって禍のほかならなぬ 次の公方に慶喜をさせてはならぬ! と激怒
歌橋:御台所との縁組には最初からこの企みがあったのでは? 怒りは篤姫にも及ぶ

幾島:御台さまの周りが敵ばかりになってしまう!

篤姫は家定に直接お願いする
篤姫:一橋慶喜を養子に迎え、次の公方さまに据えてはいかがでしょう
家定:一橋は好かん

篤姫:この国を守ってくださいます この国も民も無事息災
家定:姫もずっと息災でいられるということか?(みんな元気っていうのがポイントなのね

そこに本寿院が来て、早速「余の次は一橋にする 決めた」と言う
ほんとに強運 幸運の竜みたい



だが本人はその気なし
左内:あなたは将軍になるべく生まれたのです
(政治家になるなんて、死んでもイヤだよね

仮面の男が一橋の命を狙い、ナリからもらった短刀で男を初めて刺し殺す
西郷:人間の血は熱かものだな

左内と一橋は男を河に流す 手を合わせる西郷を叱ると
西郷:あのお方にも命を賭けた主君がおられる オレは人殺しじゃ!
一橋:だからオレは関わりたくない もっと多くの血が流れる

左内:異国に飲み込まれれば、この国が死んでしまいます
西郷:あなたの命とあの男の命は同じじゃ だがあなたは多くの民を救う力がある


【彦根藩邸】

西郷、左内、一橋が井伊に会う
一橋:オレが生きていて驚いたであろう

井伊:一橋慶福が公方さまになられた暁には、一橋に紀州をあげたい 55万石 水戸に並ぶ御三家

一橋:
お前はいつからそんなに偉くなった 徳川はお前のものではない!
お前の言葉には命がこもっていない 今の幕府で太平が守れると本気で信じているのか?
オレが将軍になろう

(冬彦さん、ここでも負けちゃった・・・


水戸市
9代藩主・徳川斉昭は、日本最大の藩校「弘道館」を創設
藩主の師弟は15歳で入学が許され、武芸、精神的学問を学んだ
斉昭の7男として産まれた慶喜は、ここで幼少期から英才教育を受けた











兄弟の中でも活発で利発だった慶喜は頭角を現し、将軍候補として期待される
家康の推薦で一橋家の養子となる

一橋家は御三家に次ぐ家柄で、江戸城内に屋敷があった
一ツ橋には城内だったことを偲ばせる石垣が残っている
(♪ほんとにあるのね千代田区に「一ツ橋」~byロス・プリモスw






第15「殿の死」(タイトルでネタばれって・・・

一橋慶喜はついに将軍になる決心をして、天子様から詔をもらう
「年長で人望のある者」とあり、名前はないが、これで朝廷も安泰と喜ぶ月照の数珠が崩れる

【江戸城】
家定と篤姫は穏やかに過ごしていたが、急に倒れる家定
持病の脚気が悪化し危ない状態



井伊が来て遺書に井伊のこと、次の公方のことを耳打ちするが
遺書ではなく、柿の絵を描き「これを御台に食べさせてくれ」
井伊は大老(幕府の最高職)に就任 殿が任せてくれたと言い張る



井伊:
ハリスの要求を受け入れ、戦にならぬ道を第一とする
将軍継嗣に関しては、次の将軍は一橋慶福さまと定める

詔が書き換えられたと嘆く近衛忠煕

井伊は本寿院にも報告 話が違うと篤姫
一橋慶福が殿の見舞いに来て立場は逆転

昼夜走ってナリに報告に行く西郷だが、もうナリの耳に入っている



ナリ:
夢は砕けた 異国からこの美しい国を守る だが天はわしに味方せなんだ
汗にまみれる百姓こそが礎だとある者に教えられた
それこそが異国にも負けぬ強い国を作るのだ
西郷、今日かぎり庭かたの役目を解く

実家にボロボロで帰る西郷に驚く妹ら お役を解かれたと謝る
利通も心配して訪ねてくる

「何の役にも立てなかった 万策尽きた」と泣く西郷に

利通:
やっせんぼうの言い訳じゃ 1つや2つ破れても諦める男じゃなかろう
これまでも皆がムリだと言うことをやってきた 今も出来んはずがなか

西郷家は農民ではないから、普段の食事はサツマイモ?
子どもは学び、相撲をとったり、槍の訓練
(鈴木さんもまた肉体改造して筋肉つけたなあ/驚





江戸では井伊は幕府を自由に動かしていた
家定が亡くなり、篤姫への形見は秋に食べようと言っていた柿の絵



公表は死後1ヶ月後
家定の名でアメリカとの条約締結+次期将軍が慶福と発表された直後
「南紀派」勝利で幕を閉じる

すっかり意気消沈のナリ
西郷は大砲などを見て策を考える





殿に会いたいと城に来る

西郷:
兵をあげてたもうせ 殿が立ち上がりこの国を守ってたもうせ
戦のためでなく、向かうは京 薩摩の兵をもって決意を示す 薩摩の兵は日の本一

ナリ:
詔を改めてもらう 幕府・朝廷ともに手を結べば異国に勝てると
井伊に反対する者は多い 諸藩に協力を求めれば!
よう言うた まさかあのやっせんぼに言われて腹が決まるとは
京の諸藩に伝えろ 京で会おう! 西郷、今からお前はわしになれ!




【京 薩摩藩定宿 鍵屋】





鍵屋の女中・お虎にまた世話になると挨拶 西郷に惚れてる様子
月照に報告 有村俊斎も来る

準備に奔走する薩摩藩士ら





軍の準備を急くナリは倒れ、安政5年に亡くなる
(え? あっけなさすぎるよ、みなさん 興奮して血圧上がった? 砒素も飲み続けてたしね


鹿児島市 天保山の一帯は、洋式砲術・騎兵などの訓練が行われた
3000人の兵をもって上洛しようとしたナリは、
軍事訓練を視察した後、病に倒れて8日後に亡くなった





埋葬された福昌寺は島津家の菩提寺 最盛時には1500人もの僧侶がいたといわれる
明治の廃仏毀釈により寺はなくなったが、歴代の藩士が眠っている







照國神社
ナリは死後、天皇から「照國大明神」という名を与えられ、鹿児島市内の照國神社に祀られている
志半ばで倒れた稀代の名君の想いは西郷へと受け継がれていく









コメント    この記事についてブログを書く
« topics~20代の乳がん ほか | トップ | 「私の趣味は家事じゃない」 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。