メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

傑作ダンギ アンリ・ルソー@日曜美術館

2018-12-01 11:22:29 | アート&イベント
ルソーはいいなあ 可愛くて、癒される 思わずにっこりしてしまう

最初に観たのは「へび使いの女」
新聞に載っていて、画家の名前を気にせず切り抜き、スクラップブックに貼っていた

画家の名を知って、ほかの絵を観た時、「へび使いの女」のミステリアスさとまた違った
ほかに観たことのない描き方に魅了された

番組内で「ピカソが絶賛した」とあるけれども、ピカソも相当変わってる
でも、そこに至るには、まず「美しいけれども、つまらない絵」から脱却する苦悩があっただろうが
ルソーは、描いたらこの絵になった それが素晴らしい

子どもの絵が唯一無二で、素晴らしいのといっしょ

画壇がなんだ 批評家がなんだ
太郎さんが言うように「下手でも、まず描いてみればいい」

そう言われて描く人は少ないし、ましてや周りに批判されても
信念をもって描き続けられる人は稀有だ

そんな難しいことを言い並べなくても、
ルソーはただ観て、その世界に浸って楽しめばいい

でも、今回、彼が愛する家族を大勢亡くしていることを知って
また別の側面から観ることが出来た



【内容抜粋メモ】






去年フランスから伝えられたニュースに世界中が沸きました
ラヴァルという町の美術館に送られた一枚の絵

実は不思議な作風で後の美術館館長が「これはアンリ・ルソーの絵だ」とすぐに思いました
後の芸術家たちに影響を与えたアンリ・ルソーの作品ではないかと言うのです


「釣り人のいる風景」




ルソーの故郷にもかかわらず、作品が1枚もないことを嘆いた人が寄付をしたのです
寄贈者:生誕地にルソーの作品が少なくて落胆

290点しかないというルソーの作品
その希少価値から今も熱い関心を集めています




ルソーの絵は謎めいた魅力にあふれています
遠近法など全く気にせず、独自の手法で描かれた肖像画、風景画

働きながら描く、いわゆる「日曜画家」としての独学から生まれたものでした
その純真無垢な作風を前衛芸術の巨匠ピカソは絶賛しました




ルソーは日本でも根強い人気があります
現存する作品のうち30点以上が日本にあるのです(驚

中にはルソー作品をコレクションの中心に据える美術館もあります
今日はルソーを語り尽くそうと、つわものたちがスタジオに集結



グローバー:ミュージシャン 東京大学で美術史を専攻
鶴田真由:女優 西洋美術を専攻していた
世田谷美術館学芸員 遠藤望:ルソーを30年以上研究している


世田谷美術館にもルソーが4点ほどある

遠藤:
調べれば調べるほど謎が謎を呼び、だんだん分からなくなってくる
美術的に上手いところは最後まで上手いし、
下手なところは最初から最後まで下手っていうか
ちょっと技術的にはどうなのかと思う すごく不思議な作家ですね

ルソーは40代から本格的に創作活動に入ったと言われている
どんな人生を歩んだのか その道のりから見ていきましょう


「眠るジプシー女」



恐ろしいのに可愛らしい
おとぎ話に紛れ込んだような 不思議な世界観で知られるルソー
その初期はどんな絵を描いていたのか


フランス北部の町 ラヴァル






1844年 不動産業を営む家に生まれたルソー
子どもの頃から画家になる夢を持っていました

しかし、親の事業が失敗
借金取りに追い立てられるなど、絵を学ぶ余裕はなかったと言います

その後、24歳でパリに出て結婚 生計を立てるため、パリ市の税関に勤めます
仕事はパリへと運ばれる物資を監視する番人 出世する気などさらさらありませんでした




ルソーの夢は画家になること

40歳の頃、知り合いの画家を介してルーブル美術館で模写をする許可を得ます
仕事が休みの時や空いた時間を使って、日曜画家として独学で絵を描き始めるのです




「カーニバルの晩」




42歳のルソーが描いた初期の風景画です
(技法なんてどうでもいい その人独自のほうが全然オモシロイ




月夜の晩、深い森の前に佇むのはまるでスポットライトに照らされたような男女
よく見れば、森のその先は赤く染まる夕焼け
それなのに空は満月が輝く夜空

夕暮れと月夜が同居する摩訶不思議な風景画
美術教育を受けなかったルソーならではの独自の作風が伺えます

初期のルソーの風景画は現存するものが少ないため貴重です
そんなルソーの風景画が見られる美術館が長野県の諏訪湖のほとりにあります(驚


「ハーモ美術館」






ルソー作品を9点 日本で最も多く持っている美術館です
行ってきたのはグローバーさん

30年前に開館して以来、この美術館は、
独学で絵を描いた画家の作品を主に収集し、展示してきました
その代表格がアンリ・ルソーです

風景画を中心としたコレクション9点が常設展示されています


「釣り人のいる風景」




「カーニバルの晩」と同じ時期に描かれた作品です
この絵にも独特な作風が垣間見れます

池に小舟を浮かべ釣り糸を垂れる男
その周りには強い存在感を放つ木々

よく見ると、ルソーは左から当たる光の影を木の幹には描いています
ところが木自体の影は地面に描いていません
そして、道行く人々の影もありません

グ:
影がないのに違和感がないのが不思議です
屋外の絵なんだけれども包まれた世界っていう感じがあります


「果樹園」




こちらはルソーの風景画の中でも傑作と言われる
パリ郊外の秋の風景を描いたこの絵にも不思議がたくさん隠れています

一つは「果樹園」という題をつけながらどこにも果物が描かれていないこと
また、絵の背景の雲と山なみは、いつのまにか繋がって一体化しています

ルソーはこの作品で、画面を大きく三つに分けて描いています
画面下には、黒く影のような木
中ほどには、秋の紅葉と建物
上には、空と雲と山なみ

平面的な三つの画面が合わさることで不思議な遠近感を出しているのです

グ:
この人、リズム感がすごいんじゃないかと思いますね
子どもっぽいなーって思うタッチでもリズムがシャープです


独学で培ったルソーの不思議な作風をこよなく愛したのがピカソ
ルソーの死後、「果樹園」の作品が売られた時、
ピカソはわざわざ本物だとサインまでしています




「ポーラ美術館」@箱根
ここにもルソーの不思議な風景画があります




「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」




ルソーはパリの万国博覧会のために建てられたばかりのエッフェル塔を中心に描いています
一見普通に見えるこの風景画にも、実はフシギが隠されています

空を見ると夕焼けを描いているように見えますが
太陽らしきものはまだ高い位置に描かれています

グローバーさん一押しの作品です

グ:
家に飾るならどれかなと考えるんです
どれか1枚ゲットできるかなという時に、まずサイズが大きすぎない
玄関で帰ってきた時にも観たい

ルソーの絵はプリントで見るとすっきりした感じがするんですけど、生で見るとあったかい
熱がすごくあって、絵の中に入って行った時に絵の中が暖かい
真ん中に人がいてくれる
入りやすい感じのグラフィックがゆるいから これは俺だって入れちゃう

影が嫌いなのかなと思っていましたけれども、時制が嫌いなのかもしれないですね
朝でも夕方でもどっちでもっていうか 影があると時間がある程度決まるじゃないですか

鶴田:
この人って自分があまり興味のないものは見えてこないのかな
嫌なことも受け入れないから、ずっと下手なところは下手なまま

遠藤:
なぜ影がないのか これは色々解釈ができる 問題ですよね
その当時、ものに影をつけない描き方っていうのが
非常に新しい描き方として出てきたことも事実なんですね

当時「浮世絵」とかが流行るんですけれども
浮世絵はあまり写実的ではなく、装飾的で、影がないじゃないですか

そういうものを前衛的な画家が観て、あえて影をつけない人物画を描いたりとかいうことがあるので
これは推定に過ぎませんが、ルソーも意識していたかもということはあります

では、この丸いものは何なのかしら?という疑問があって
陽なのか、月の反射なのかわからない

ルソーはエッフェル塔の形とかの見え方とかはとても実写的に描いてると思います
だからあの丸いものは一体何なのか、というところが私にとっては謎

鶴田:
ルソーは好きなものは全部絵の中に入れたいのではないかという感じがします
現実的なことはどうでもよくて、印象に残ってることとか、意識にあることは絵の中に入れたい

グ:
子どもっぽいって言えば子どもっぽいけれども
子どもの絵って何でも入れ込むけど、不思議と調和してる そういう世界ですかね

ルソーが描いた不思議な風景画は、当時の画壇から「稚拙で子どもの描いたような絵だ」と酷評されます
それでもルソーはめげません さらに新しいジャンルに挑戦します

(子どもの描く絵こそ素晴らしい 子どもを下に見ているから理解できないのでは?
 私は子どもが描く自由な絵が大好きだからルソーも好きなのかもしれないな


「子供の肖像」



(どれも可愛いなあ 何持ってるんだろう? 面白すぎる

ここにもルソーならではの不思議な世界が広がっています
子どもの表情に愛らしさや、あどけなさはありません
どこか達観した 大人の表情にも見えます

抱えた人形も可愛らしさとはかけ離れたもの
さらに、椅子に座っているわけではないのに膝を曲げ、足先は草の中に埋もれています

ルソーには5人の子どもがいましたが、
そのうち4人を病気などで早いうちに亡くしています

この肖像画は、子どもたちへの追悼だったという説もありますが、真意は謎のままです

(そんな悲しい歴史があったのか


「フリュマンス・ヴィッシュの肖像」




この肖像画も不思議さに溢れています
人物は広大な景色を背景に、まるで浮遊するように描かれています


「私自身、肖像=風景」




そして同じような構図で描かれたのが、ルソーの肖像画の代表作である自画像です

これは遠藤さんイチオシの作品
この絵からルソーの心の内が覗けるからからだと言います

ルソーはこの絵を死ぬまで手元に置き、事あるごとに描き加えました
それが分かるのが手元のパレット




この絵を描き始める2年前に結核で失った最初の妻 クレマンスの名
そしてその横には、再婚するもやはり早くに亡くなった
2番目の妻 ジョゼフィーヌの名前が書き加えられています

(そんなに何人も亡くしているんだ/驚

襟元につけられた丸い勲章は、街の人々に絵を教える教授に任命された際に貰ったもの
ルソーはそれが誇らしくて描き加えました

背景に描かれているのは、セーヌ川のほとりの船着場
税関に勤め、パリに入ってくる物資の監視をしていたルソーの職場です

船には万国旗が飾られ、その向こうにはルソーが造形に心を奪われたというエッフェル塔が描かれています
そして、空に浮かぶ雲 この形何かに似ていませんか?
ルソー自身を描いたこの作品には、彼の様々な思いがこもっているのです


遠藤:
ルソーの人物画というのは、まずは中止にある人物を描く
その人物に関係のある説明するものを周りに描き込むという方式なんですね
まずこの作品で重要なのは、ルソーは自分自身が画家であるということを表明している

この時代は展覧会に出しても、皆さんから非難轟々で笑い者だったわけですけれども
ルソーのことを「ヘタウマ」という言葉が今日も出ましたけれども
ルソー自身は、やっぱりこの絵で自分自身は画家であるということを高らかに言っている

グ:なんか不思議だなと思うのは、ルソーがでかすぎないですか?

遠藤:
風景の中の自画像と呼ばれた時期もあるんですけれども、これは逆なんですね
まず自画像があって、それの背景として「書き割り」的に
自分に関わりのあるものを描き込んだ
あの雲は何に見えますか?

グ:僕は日本の本州に見えましたけど

遠藤:
その当時「ジャポニズム」(19世紀後半ヨーロッパで流行した日本趣味)
日本がすごく人気だったわけですね

万博で日本のものが大評判になりましたし、浮世絵もたくさんの画家たちに人気を集めて
ゴッホが浮世絵を写したりとかしている時代

たぶんルソーもそれを意識して、日本の地図をお日様と一緒に描いたという可能性は
前から指摘されています

グ:万国旗にも日の丸がありますね


「子供の肖像」について

グ:
なんだか笑ってしまったんです おじさんみたいで
ほうれい線はあるし 口の周りは青くて髭剃り跡みたいで

鶴田:年齢も子どもじゃないですよね

グ:
でも、今40になって子どもが2歳と4歳がいるんですけれども
特に2歳のイヤイヤ期になると、こういう感じなんですよ
とてもじゃないがこの子に勝てない 圧倒される時がある 2歳のパワーに
その時にそっくり ルソーさんはイクメンだったのではないかと思う

鶴田:
気になる絵 一度見たら脳に残る
全然別の惑星から来たようなデッサンの捉え方に驚いた
ルーブル美術館でも模写してたんですよね?

アナ:
前衛的な絵画の先取りではないですけれども、今の目で見るとそう感じたりするんですか?

遠藤:
ルソー自身は前衛や絵画の革命を起こそうとは全く考えていない
けれども、革命を起こしたいと思ってる人たちがこれを観ると
自分たちがやりたいと思っていたことをやっている人がいる
天然って言うんですかw 図らずも


晩年のルソー




49歳で22年間勤めた税関を早期退職し、本格的に画家で食べていこうとします
そして60代晩年のルソーが、テーマとしたのが「密林(ジャングル)」の作品群
その代表作「へび使いの女」


「へび使いの女」(私の大好きな絵




女の笛の音に誘われたのか、足元には蛇がはいだし、体にもまとわりついています
暗闇の中、目だけが光る「へび使いの女」
密林のシリーズもまた、ルソー独特の世界観に溢れています


東京都美術館で開かれている展覧会に「密林シリーズ」が来日




「馬を襲うジャガー」




最晩年 66歳で描いた作品です
密林の中で白馬がジャガーに襲われる一瞬を描いた1枚
劇的な場面ながら、どこか静かな雰囲気が漂っています

そんなルソーの密林シリーズが大好きだという作家の原田マハさん




作家になる前は学芸員として美術の世界に携わっていました
ルソーへの愛が高じて、彼の晩年をテーマに小説を書き上げました

「楽園のカンヴァス」




密林シリーズには、独学で描き続けてきたルソーの真骨頂があると原田さんは言います

原田:
密林の中にそもそも白馬がいるっていう不思議さと(言われてみれば!
アジの干物のような(w)毛皮だけのジャガーが襲いかかるっていう
ありえないような構図なんだけれども
周囲を囲んでいるジャングルの鬱蒼とした雰囲気と相まって
何とも言えないシュールな画面ができてしまっている


ルソーは生きた豹を見たことがなかったと言います
参考にしたのはヒョウ柄の敷物 それで毛皮を貼り付けたような形になっているのです

ルソーはフランスから外に出たこともありませんでした
当時出来たばかりの植物園で熱帯の植物を熱心に観察し
自分独自の架空の密林を描き出したのです

(だから普通の風景画より全然面白いのか 旅をすればいいってものでもないんだ
 その人が描けば、誰にも似ないものが描ける

こだわったのは緑の色彩
密林の奥深さを出すのに、実に20種類以上の緑を描き分けています

原田:
晩年に近づけば近づくほど、どんどん作品が良くなって進化していく
老年になっても、ものすごいパワーがあって、やる気満々で
どんどん描いちゃうっていうような、
途切れることのないエネルギーとバイタリティというものに心から本当に敬意を感じます

(そもそも税関をやる人じゃなかった
 自分がやりたいことをやり続けることが生きる本質なんだ
 それに気づいて、実際やって、やり続けるのはとても勇気が要る


死の半年前 その集大成と言われる作品を生み出します

「夢」




鶴田さんいち押しの作品です
まさに夢の中を描いたような不思議な光景

密林の中になぜかソファーがあり、そこに横たわる美女
咲き乱れるのはをイメージした花々

象やライオン、鳥や蛇など、様々な動物たちが密林に勢揃いしています
2人の妻に先立たれ、5人の子どものうち、4人を早くに亡くしたルソー
密林シリーズの背景には、そうした死への意識があったのではないかという説もあります


ルソー晩年の言葉

「幻想的な主題を描いていたある日
 私は窓を開けなければならなかった
 恐怖に駆られたのである」





小野正嗣:
非常に密度が濃い
あれだけ緑があると、もっと混沌としそうですけれども
非常に調和のとれた画面の構成というか
世界が作り出されているなと感嘆しながら観ていたんですけれども

鶴田:
現実と非現実 3歩ぐらい向こうに入っちゃって描いてるなっていう感じがすごくしていて
描いてるうちに向こうの世界に引っ張られそうになったのかなと今思いました

密林は、目に見えないものたちの気配がすごくするので
そこに魅せられてもいたし、引っ張られてもいたし
自分も興味があるから覗きたくなっていたのかなとか

蓮の花なので、この半年後に亡くなっていることを象徴しているのか
偶然なのかもしれないですけれども

あと、ルソーが描く女の人ってどこかシャーマニックなのはどうしてですか?
へび使いの女の人もそうですし この方も向こう側と対話しているように見える

グ:
僕もそう思っていて そういうの見るとクリエイティブなものが出てくるのって夜
崇高な夜の象徴として見ていたんです、その女性のことを

何か生み出そうと思うと、神聖な夜ありがとうっていう
象徴の女性を見てたんですけれども

光が当たってるじゃないですか
苦悶の夜を乗り越えて、何か抜けて、やったあ!みたいな

バンドで言うと解散ライブみたいな
解散て決めた瞬間、最後にすごいいいライブができたみたいな


遠藤:
パリの近郊を描いていた時は、割と自分が見たように描いていたと思うんですけれども
多分この密林シリーズを描いていくと、だんだん自分もその中に入り込んでしまって
だからやっぱり窓を開けたくなるというか、暑くなってくるんじゃないかなと思います

小野:
生命力に溢れているように見えますが、
夢ってどこかしら眠りとか“死”っていうものと結びつくものじゃないですか
それだと、明るい世界であると同時に3歩先に行くと冥界に繋がっているのかな

鶴田:逆に“目覚め”なのかもしれないですしね

アナ:
晩年の密林シリーズを描いているルソーの心持ちは
どんな風に描いていたと想像されますか?

遠藤:
本当にルソーって諦めない人なんですね
夢をあきらめないというか

若い頃から画家になりたくて、色々非難を浴びるけれども
決して諦めないで作品を出し続ける

晩年は、少しは認められるようになったんですけれども
色々失敗もして、それでもやっぱりめげない
そういう強さは晩年に行くにしたがって強くなっていった感じはあります


<談義まとめ>

鶴田:
想像以上に苦労されて生きてこられた人なんだなって思いました
それがそこまで暗い感じに絵に出ていない
何かを信じて、ずっと前を向いて描き続けてきたっていうところとリンクしているのかなと思いながら

きっと最期は、あの絵の中に入っていくかのように
夢の中ですごく明るいところに引っ張られて
召されていったとしたら嬉しいなって勝手に思いましたけど

遠藤:
やっぱりルソーと言うと「単純」とか「素朴」とかいう言葉で語られるんですけれども
見て行くとそれほど単純ではない

絵の中には、かなりの魂胆というか作戦が込められている そこが魅力的
今でも魅力を失わない画家なんだろうなと
ちょっとそういう人は、なかなかいないと思います

小野:
最後まで諦めないって、とても勇気づけられるというか
こういう人がいて、亡くなった後だけれども
世界中の人に愛されててよかったなと本当に思いました


「プーシキン美術館展 旅するフランス絵画」@東京都美術館
上野じゃなかったら観に行きたかったなあ
国立近代美術館あたりでまた個展やってくれないかなあ



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